今日はマイワシの写真を撮った。
今日はご近所さんから新鮮な境港産のマイワシ (Japanese Pilchard)をいただいた。
そういえば、こんなにメジャーな魚なのに、実際に食べるのはいつぶりだろうか。
どうやら今年はマイワシがたくさん獲れているらしい。
確かにTwitterでもマイワシを食べている人の写真を目にする機会が増えたような気がする。
全長はなんと25.4cm!こんなに大きいマイワシは初めてかも!
そして鮮度がいいのが嬉しい!
■ マイワシ (Japanese Pilchard) Sardinops melanostictus 全長25.4cm
眼は脂瞼に覆われている。
■ マイワシ (Japanese Pilchard) Sardinops melanostictus 全長25.4cm
鱗がすぐに剥がれてしまうので、家庭に届くころにはほぼ100%ツルッパゲになってしまっている。
■ マイワシ (Japanese Pilchard) Sardinops melanostictus 全長25.4cm
別の個体。
■ マイワシ (Japanese Pilchard) Sardinops melanostictus 全長22.8cm
体側の黒い斑点が特徴だ。
■ マイワシ (Japanese Pilchard) Sardinops melanostictus 全長22.8cm
いわしが獲れなくなったと聞いて久しいような気がするが、実際はどうなのだろうか。
気になって農林水産省の統計データを調べてみた。
いわしはウルメイワシやカタクチイワシなどと一緒にされているのかなぁと思っていたが、意外にもマイワシ1種としてしっかりとデータがとられていた。
遡れたのは1993年まで。
1993年はなんと170万トンもの漁獲量があったものの、約3年間で激減し、直近で一番少なかったのが2005年の2.7万トン。
2005年の漁獲量は1993年の1/63しかない。
一番新しいデータの2016年は約38万トンとなっていて、グラフをみると2005年あたりの最低の時期からは脱しかけているようだ。
マイワシの漁獲量には数十年周期の大きな波があるとされているが、また増えるフェーズに入ったのだろうか。
おっと脱線脱線。
さっそくマイワシを刺身でいただいた。
あとで他の人の写真を見て気が付いたのだが、マイワシは銀色のスキンを残して刺身にするんだった。ひかりものの代表なのになんてことだ。
自分が伝えたかったのはこの脂。
濡らしていないのに脂による肉の艶がすごい。
■ マイワシ (Japanese Pilchard) Sardinops melanostictus
刺身醤油におろし生姜をたっぷりと入れ、刺身に絡ませる。
口の中に運ぶと、生姜醤油と刺身のハーモニーが素晴らしい。
小骨があっても全然気にならない。
刺身の他には梅干しと一緒に煮たマイワシの梅干し煮。
これも美味い・・・
鮮度がいいので全くクセがない。
■ マイワシ (Japanese Pilchard) Sardinops melanostictus
もう10年以上もマイワシを食べていなかったが、口に入れると記憶が目覚めるようで懐かしさを感じた。
やっぱり味覚は脳に与える刺激が強くて、よく記憶してくれているんだろうなぁ。
ご近所さん、素晴らしいお魚をありがとうございました~!
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■ マイワシ (Japanese Pilchard) Sardinops melanostictus