今日は島根町に行ってきた。
我が家の2歳児が海にハマっている。
小さなカニやフナムシを捕まえる楽しさに目覚めたようで、今日も海へ行きたいという。
自分も撮影ができるので自然で遊ぶのは一石二鳥だ。
ちょうど刺し網で漁獲した魚をはずしているお年寄りがいたので、あいさつすると魚を触らせてもらえることに。
図鑑でしか見たことがないサメ(恐らくトラザメ)を触る事ができて大喜び。
上機嫌で海岸へ行くと、たくさんのアメフラシ (Kuroda's Sea Hare)が。
■ アメフラシ (Kuroda's Sea Hare) Aplysia kurodai
アメフラシもとりあえず触ってみる。
柔らかい不思議な感触に興味津々のようだ。
■ アメフラシ (Kuroda's Sea Hare) Aplysia kurodai
クロヘリアメフラシ (Little Sea Hare)も多い。
■ クロヘリアメフラシ (Little Sea Hare) Aplysia parvula
続いてタイドプールへ。
水面に浮いていたクモ。
イソハエトリ (Hakka himeshimensis)だ。
ハエトリグモの仲間だが、海の磯に生息している。
■ イソハエトリ (Hakka himeshimensis) Hakka himeshimensis
ベリルイソギンチャク (Anthopleura sp.)たち。
口の周りが赤く色づいていること、体側の吸着イボに砂粒などがあまり吸い寄せられない事からヨロイイソギンチャク (Anthopleura uchidai)と見分けができる。
ここでたくさんみられるミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis)は体側が鮮やかな蛍光グリーンなので、パッとみただけで違うと判断できるだろう。
■ ベリルイソギンチャク (Anthopleura sp.) Anthopleura sp.
■ ベリルイソギンチャク (Anthopleura sp.) Anthopleura sp.
■ ベリルイソギンチャク (Anthopleura sp.) Anthopleura sp.
汽水域でもみられるウミウシの仲間、ブドウガイ (Japanese Bubble Snail)。
■ ブドウガイ (Japanese Bubble Snail) Haminoea japonica
オレンジ色のかわいらしいウミウシ?
捕まえて白バックで撮影すると、何か違和感がある。
あれ?
これはウミウシじゃないぞ~。
アラムシロ (Nassarius festivus)という小さな巻貝の殻の上に何かが赤いつぶつぶがくっついている!!!
■ ヒドロ虫綱の1種B (Hydrozoa) Hydrozoa sp.
この変わったアラムシロは1個体だけでなく、合計3個体みつけることができた。ヒドロ虫綱というのはイソギンチャクやクラゲなどと同じ刺胞動物の仲間。
■ ヒドロ虫綱の1種B (Hydrozoa) Hydrozoa sp.
今まで気が付かなかっただけかもしれないが、こんなのは初めて。
近所の海でも、まだまだ知らない事だらけで本当おもしろいっ!
<撮影種一覧> 6種
<刺胞動物>
■ ベリルイソギンチャク (Anthopleura sp.) Anthopleura sp.
■ ヒドロ虫綱の1種B (Hydrozoa) Hydrozoa sp.
<貝類>
■ ブドウガイ (Japanese Bubble Snail) Haminoea japonica
■ アメフラシ (Kuroda's Sea Hare) Aplysia kurodai
■ クロヘリアメフラシ (Little Sea Hare) Aplysia parvula
<クモ類>
■ イソハエトリ (Hakka himeshimensis) Hakka himeshimensis