706 美保関 ~春の小鳥と繁殖期のキジ~

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今日は美保関に行ってきた。

月に一度の鳥撮り撮影がやってきた。
尊敬する先輩フォトグラファーのキーモンさんとやってきたのは美保関。

今日はどんな鳥に出会えるかなぁ。

1枚目の写真はトビ (Black Kite)。
トビはどこでも見られる鳥なので、いつでも撮れるという意識が働き、意外と撮影した写真は少ない。
しかし、撮影するとそのカッコよさにしびれる。
英名Black Kite(ブラックカイト)で黒い凧という意味で、上昇気流に乗ってくるくると上空を旋回している姿はまさに黒い凧。


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■ トビ (Black Kite) Milvus migrans


ハシボソガラス (Carrion Crow)のシルエット。

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■ ハシボソガラス (Carrion Crow) Corvus corone


とてもシャイなイメージのアオジ (Black-faced Bunting)。
地面にある植物の種を一生懸命ついばんでいた。

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■ アオジ (Black-faced Bunting) Emberiza spodocephala

ジョウビタキ (Daurian Redstart)のメス。
ジョウビタキはちょっと高くて見晴しのよい場所がお気に入り。
周りをよく見ていて、地面にいる虫などをみつけるとパッと飛び掛かかる。

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■ ジョウビタキ (Daurian Redstart) Phoenicurus auroreus


かわいらしいホオジロ (Meadow Bunting)。

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■ ホオジロ (Meadow Bunting) Emberiza cioides

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■ ホオジロ (Meadow Bunting) Emberiza cioides


思ったより小鳥が少なかったので移動。

農地にいたマガモ (Mallard)。
もうすっかり北へ帰ったかと思ったが、まだ残っている個体もいるんだ。

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■ マガモ (Mallard) Anas platyrhynchos


カルガモ (Spot-billed Duck)。
多くのカモの仲間は冬の期間だけ山陰地方へやってくるが、カルガモは年中みられる留鳥。
もしかして、作物の種を食べてない?大丈夫?


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■ カルガモ (Spot-billed Duck) Anas poecilorhyncha

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■ カルガモ (Spot-billed Duck) Anas poecilorhyncha


人間の姿を見るや否や、メスを置き去りにしてすたこらサッサと逃げるキジ (Green Pheasant)のオス。

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■ キジ (Green Pheasant) Phasianus versicolor


あっけにとられるメスたち。

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■ キジ (Green Pheasant) Phasianus versicolor


畑でじっとしていたオス。
モテてなさそうな空気が漂っている。


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■ キジ (Green Pheasant) Phasianus versicolor


正面を向いてくれたオス。
メスを守ろうと前に出てかばっている。
最初に見たオスとは大違いだ。


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■ キジ (Green Pheasant) Phasianus versicolor


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■ キジ (Green Pheasant) Phasianus versicolor


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■ キジ (Green Pheasant) Phasianus versicolor


今回も楽しい鳥撮りで大満足。
キーモンさん、また行きましょう!!!


<撮影種一覧> 8種
<鳥類>
■ カルガモ (Spot-billed Duck) Anas poecilorhyncha
■ トビ (Black Kite) Milvus migrans
■ キジ (Green Pheasant) Phasianus versicolor
■ アオジ (Black-faced Bunting) Emberiza spodocephala




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# by takuyamorihisa | 2018-04-14 21:00 | 島根県 | Comments(1)

702 島根町 ~理想のミドリイソギンチャク~

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今日は島根町に行ってきた。

昨日のタイドプール遊びが楽しすぎたので今日も同じ海岸へ。どんな生き物がいるかなぁ・・・
ワクワクしながら行ったものの、あいにくの強風。
水面は波立って見えないし、寒いのが辛い。

風の影に移動してちょっとだけ撮影することにした。

体側の吸着イボに小石や砂をたくさんくっつけたヨロイイソギンチャク (Anthopleura uchidai)。

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■ ヨロイイソギンチャク (Anthopleura uchidai) Anthopleura uchidai


つんつんと刺激すると、驚いて触手を引っ込めた。
吸着イボにくっついた砂や小石がみごとなカモフラージュとなっている。


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■ ヨロイイソギンチャク (Anthopleura uchidai) Anthopleura uchidai


ミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis)。
個体数はヨロイイソギンチャクの5倍くらい。

触手は濃いピンク、体側のイボは濃いライムグリーンの、理想的なミドリイソギンチャクを発見!
なんて美しいのだろうか!!!

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■ ミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis) Anthopleura fuscoviridis


こちらもつんつんと刺激すると触手を引っ込める。
体側のイボに小石などがくっついていないことがよく分かる。

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■ ミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis) Anthopleura fuscoviridis


ちなみに上の写真のようなミドリイソギンチャクは珍しく、ここまで彩度の高い個体はなかなかみられない。
ミドリイソギンチャクはカラーバリエーションが多く、特に触手の色は個体によって様々。
紫外線を当ててなくても、この発色は蛍光色なんだろうなと想像できる。

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■ ミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis) Anthopleura fuscoviridis


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■ ミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis) Anthopleura fuscoviridis


最後に水溜りにうじゃうじゃいたボウフラを撮影。
塩水にも強いトウゴウヤブカかもしれないけれど、同定した訳じゃないので科どまりにしておこう。蚊だけに・・・

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■ カ科の1種 (Mosquito) Culicidae sp.

次の週末こそは風がやんで欲しい!


<撮影種一覧> 3種
<刺胞動物>
■ ヨロイイソギンチャク (Anthopleura uchidai) Anthopleura uchidai
<昆虫類>
■ カ科の1種 (Mosquito) Culicidae sp.



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# by takuyamorihisa | 2018-04-01 21:00 | 島根県 | Comments(0)

701 島根町 ~タイドプールの生き物~

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今日は島根町に行ってきた。

暖かくなってきたので今日は海へ行くことにした。
水は驚くほど澄んでいて、海藻の森もよく見える。

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日本海は不思議なことに干満による潮位の差がほとんどない。
例えば今日3月31日の満潮の水位は24cm、干潮4cm。干満の差が20cm。
これが同じ日の東京湾だと満潮199cm、干潮43cmで、干満の差は156cm。

そのため、日本海沿岸には干潟もなければ「潮干狩り」の概念もない。
磯のタイドプールもほぼないと言っていいのだが、
波による浸食で、岩が水面ギリギリで削られているような場所、こういう場所ではタイドプールになっていることがある。

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最初に発見した生物はコチラ。
オレンジ色の大きなナス大の生き物。水の流れでゆらゆら揺れている。

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捕まえるとグニュっと軟らかい感触。
臭っ!
激臭っ!
なんやこれ!

なんと腐ったアメフラシ (Kuroda's Sea Hare)の死体だった・・・
うぇ~・・・

石をめくると現れたヒザラガイの仲間のケハダヒザラガイ (Acanthochitona defilippii)。

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■ ケハダヒザラガイ (Acanthochitona defilippii) Acanthochitona defilippii


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■ ケハダヒザラガイ (Acanthochitona defilippii) Acanthochitona defilippii

白い二枚貝。
形態はサビシラトリのようだけど、こんな岩礁帯にいるイメージがないのでちょっと自信がない。

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■ ニッコウガイ科の1種 (TellinidaeTellinidae sp.

石の下でよく見られるヒメアカイソガニ (Acmaeopleura parvula)。
つぶらな瞳がかわいい。

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■ ヒメアカイソガニ (Acmaeopleura parvulaAcmaeopleura parvula


レイシガイ (Thais bronni)の貝殻を背負ったケブカヒメヨコバサミ (Paguristes ortmanni)。
初撮影種なので嬉しい。

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■ ケブカヒメヨコバサミ (Paguristes ortmanni) Paguristes ortmanni


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■ ケブカヒメヨコバサミ (Paguristes ortmanni) Paguristes ortmanni


石をめくるとわんさか出てくるキタフナムシ (Ligia cinerascens)。


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■ キタフナムシ (Ligia cinerascens) Ligia cinerascens


等脚目の1種。
等脚目というのはダンゴムシの仲間や上記のフナムシの仲間、深海生物で近年有名になったダイオウグソクムシなどが属するグループ。
これはコツブムシの仲間ではあると思うが、種までは分からず・・・


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■ 等脚目の1種 (Isopoda) Isopoda sp.


交尾前ガードなのか、しっかりとメスを抱きかかえていた。

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■ 等脚目の1種 (Isopoda) Isopoda sp.

島根の磯ではたくさんみられるヘビギンポ (Enneapterygius etheostomus)。
撮影前に死んでしまって残念。

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■ ヘビギンポ (Enneapterygius etheostomus) Enneapterygius etheostomus


石の裏でみつけたウロコムシ科の1種 (Polynoidea)。
こう見えてもゴカイなどと同じ多毛類の仲間。
ウロコムシという名前が表すとおり、背鱗で覆われている。

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■ ウロコムシ科の1種 (Polynoidea) Polynoidea sp.


ベリルイソギンチャク (Anthopleura sp.)。

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■ ベリルイソギンチャク (Anthopleura sp.) Anthopleura sp.


美しいミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis)。
体側にある吸着イボが緑色なのが特徴。

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■ ミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis) Anthopleura fuscoviridis


ミドリイソギンチャクの白バック。

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」■ ミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis) Anthopleura fuscoviridis


黒バック。

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■ ミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis) Anthopleura fuscoviridis


UV撮影。
なんと美しい蛍光だろうか。

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■ ミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis) Anthopleura fuscoviridis

緑色の炎のよう。

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■ ミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis) Anthopleura fuscoviridis


別の個体をUV撮影。
こちらはとても派手な色。

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■ ミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis) Anthopleura fuscoviridis


イシダタミ (Monodonta confusa)をUV撮影。
殻表は赤く、蓋は青白く蛍光する。

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■ イシダタミ (Monodonta confusa) Monodonta confusa


ワレカラの仲間をUV撮影。
こちらも体表が真っ赤に。

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■ ワレカラ科の1種 (Caprellidae) Caprellidae sp.


2時間程度の探索だったが、たくさんの生き物がみられて楽しいっ!!!
明日もまた来よう!


<撮影種一覧> 13種
<刺胞動物>
■ ベリルイソギンチャク (Anthopleura sp.) Anthopleura sp.
<多毛類>
■ ウロコムシ科の1種 (Polynoidea) Polynoidea sp.
<貝類>
■ ケハダヒザラガイ (Acanthochitona defilippii) Acanthochitona defilippii
■ イシダタミ (Monodonta confusa) Monodonta confusa
■ アメフラシ (Kuroda's Sea Hare) Aplysia kurodai
■ ニッコウガイ科の1種 (Tellinidae) Tellinidae sp.
<甲殻類>
■ 等脚目の1種 (Isopoda) Isopoda sp.
<魚類>
■ ヘビギンポ (Enneapterygius etheostomus) Enneapterygius etheostomus



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# by takuyamorihisa | 2018-03-31 21:00 | 島根県 | Comments(0)

700 松江市 ~つくしのUV撮影に挑戦!~

今日はスギナの写真を撮った。

スギナ (Common Horsetail)と言ってもあまりピンとくる人は少ないかもしれないが、「つくし」というと誰もが知っていると思う。
あの不思議な植物はスギナという植物の胞子体のこと。
胞子をばらまくためだけに地面から伸び、役目を終えると枯れてしまう。

春の訪れを教えてくれる「つくし」、今日はそれをUV撮影してみた。

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■ スギナ (Common Horsetail) Equisetum arvense *UV撮影


柄の部分はブラックライトから出る紫の可視光線をそのまま反射している様に見えるが、柄の端は黄色く蛍光している。
穂全体はぼおっと青白く蛍光していて美しい。

通常光だとこんな感じに見える。
こうして見ると全然色が違うのがよく分かる。


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■ スギナ (Common Horsetail) Equisetum arvense


こちらが2枚の写真をつなげて作った動画。





だんだんとUV撮影の幅を広げていきたいと思う。


<撮影種一覧> 1種
<植物>
■ スギナ (Common Horsetail) Equisetum arvense



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# by takuyamorihisa | 2018-03-27 21:00 | 島根県 | Comments(0)

699 八雲立つ風土記の丘 ~春までもう少し~

今日は八雲立つ風土記の丘に行ってきた。

暖かくなってきたので、そろそろ生き物が出てくるかなぁと散歩がてら風土記の丘へ。

最初に見つけた生き物は木の幹に空いた穴でじっとしているニホンアマガエル (Japanese Tree Frog)。
「まだまだ寒いので外に出たくないよ~」とでも言ってそう。

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■ ニホンアマガエル (Japanese Tree Frog) Hyla japonica


ヨシの藪の中でエナガ (Long-tailed Tit)が遊んでいた。
カメラを出すととたんに警戒するのはなぜ???

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■ エナガ (Long-tailed Tit) Aegithalos caudatus


行く前の予想ではナナホシテントウがいたり、チョウが飛んでいたり、たくさんの生き物にあふれていたのだが、まだ少し早かったようだ。
確かに先週は最高気温が1桁。

水辺でカエルやサンショウウオを探してみようと思って移動したが、何も気配がない。
水の中の石を裏返すとヨコエビの仲間とカゲロウの幼虫がいたので標本写真を撮影してみた。

第7腹節上の葉状鰓が細長いのでクロタニガワカゲロウ (Ecdyonurus tobiironis )と同定。

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■ クロタニガワカゲロウ (Ecdyonurus tobiironis ) Ecdyonurus tobiironis


ヨコエビの仲間。

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■ 端脚目の1種 (Amphipoda) Amphipoda sp.


ライムグリーンのとても美しい虫、ツマグロオオヨコバイ (Bothrogonia ferruginea)。
死んでしまうとライムグリーンからオレンジ色に色が変わってしまう。

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■ ツマグロオオヨコバイ (Bothrogonia ferrugineaBothrogonia ferruginea

腹面。

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■ ツマグロオオヨコバイ (Bothrogonia ferrugineaBothrogonia ferruginea


今日は鳥に両生類、昆虫にヨコエビと多ジャンルの生き物を撮影!


<撮影種一覧> 5種
<甲殻類>
■ 端脚目の1種 (Amphipoda) Amphipoda sp.
<両生類>
■ クロタニガワカゲロウ (Ecdyonurus tobiironis ) Ecdyonurus tobiironis
■ ツマグロオオヨコバイ (Bothrogonia ferruginea) Bothrogonia ferruginea
<両生類>
<鳥類>
■ エナガ (Long-tailed Tit) Aegithalos caudatus



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# by takuyamorihisa | 2018-03-25 21:00 | 島根県 | Comments(0)