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019 Tommy Thompson Park ~Toronto No.1 の公園~

今日はTommy Thompson Park(トミートンプソンパーク)に行ってきた。

前回行ったときにいい出会いがあったので、また来たいと思っていた公園だ。
自然を守るため、土日祝しか一般公開していないというところもお気に入りだ。

全然来ない休日のバスを辛抱強く待つ。
やっと来たバスに運賃のトークンを入れようとすると、運転士に止められた。
「機械が壊れているから、今日はフリーだよ。」
ラッキー。
いい1日の予感。

バスで地下鉄の駅まで行き、電車で南へ。地下鉄を乗り換え今度は東へ。そしてまたバスに乗り換えて南へ。
土日で本数が少ない上、この遠さ。
公園に到着したときは午後2時。午後4時半の閉園まで2時間半しかない・・・
前回もそうだったが、もっと早く家をでないともったいない・・・

まずはクモを撮影。
日本にも生息するニワオニグモ (European Garden Spider)。
小指の爪くらいの小さなクモだが、ものすごい模様で見た目は怖い。
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■ ニワオニグモ (European Garden Spider) Araneus diadematus

セイヨウタンポポの花にとまっているナミハナアブを発見。
こちらも日本に生息している種。
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■ ナミハナアブ (Drone Fly) Eristalis tenax

昨日の天気は最悪だったのに、今日の天気は素晴らしい!
バスがタダだったことといい、今日はついてる!
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Lake Ontario (オンタリオ湖)。
四国と同じくらいの大きさ。もちろん反対側は見えない。
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藪でAmerican Tree Sparrow (ムナフヒメドリ)を発見。
警戒心が強くて、なかなか撮影させてくれない!
なんとか撮影したものの、枝が邪魔で少し残念・・・
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■ American Tree Sparrow (ムナフヒメドリ) Spizella arborea

初撮影種だ。
嬉しい。

前回は公園南端の池に着くまでに時間を使いすぎてしまい、あまり南の方を探検できなかったので、今回はさっさと池まで歩いた。
前回同様Hooded Merganser (オウギアイサ)がいる。
あまりに遠すぎて肉眼ではちょっと分からない。
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■ Hooded Merganser (オウギアイサ) Lophodytes cucullatus

池に沿って南へ行き、橋へさしかかる。
前回American Mink (ミンク)に出会った場所。
今日もいて欲しい・・・

American Mink (ミンク)はいなかったが、見たことのない水鳥が群れている。
しかも結構近いぞ!
Long-tailed Duck (コオリガモ) だ。
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■ Long-tailed Duck (コオリガモ) Clangula hyemalis

なんか非常に騒がしいカモで、潜水も大胆にガバーっという感じ。
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■ Long-tailed Duck (コオリガモ) Clangula hyemalis

オスは模様が違う。
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■ Long-tailed Duck (コオリガモ) Clangula hyemalis

英名通り尾が長い。訳すとまさにオナガガモ・・・
オナガガモよりこっちのオナガガモの方が尾が長い。
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■ Long-tailed Duck (コオリガモ) Clangula hyemalis

このあとなぜかRing-billed Gull (クロワカモメ)に追い払われていた。
エサでももらえると思ったのだろうか?
Long-tailed Duck (コオリガモ)の騒ぎっぷりはすごかった。

池を通り過ぎて南へ行く。
ここからは初めての場所だ。
地図を見てもらえば分かるが、この半島は本当に複雑な形をしている。

何かいないかと、道路を外れて水辺に向かった。
019 Tommy Thompson Park ~Toronto No.1 の公園~_c0211532_1252094.jpg

ロープが張ってあって何か書いてある。
Do Not Enter
立ち入り禁止か~・・・
ん?
よくみると4月から9月まで。
なら今はOK!
Sensitive Bird Areaということは、鳥の繁殖地か何かなのだろう。
この徹底した保護っぷりは本当に素晴らしい。
この大都会で、自然を楽しめる場所を作ろうと昔の人が努力して作ったのだろう。
こういうところは本当にカナダのいいところだ。
ガサガサ、パキパキと道なき道を進んで行くと、素晴らしい景色が広がっていた。
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■ Double-crested Cormorant (ミミヒメウ) Phalacrocorax auritus

木の枝にある黒いかたまりは全部鳥の巣。
何の繁殖地だろう?
Toronto Islandからみるとここだけ木が枯れていたから、Double-crested Cormorant (ミミヒメウ)のコロニーでもあるのかなと思っていたが、糞の跡もないし、正直何か分からなかった。
*後でDouble-crested Cormorant (ミミヒメウ)のコロニーだと判明。

写真からも少し伝わると思うが、本当にこの場所の空気は落ち着いている。
心が安らぐ。

自分が今Torontoにいること忘れてしまっていた。

周りが静かすぎるので、鳥が枝にとまる音が聞こえる。

音がする方をみると、おなじみBlack-capped Chickadee (アメリカコガラ)がとまっていた。
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■ Black-capped Chickadee (アメリカコガラ) Parus atricapillus

今度は鮮やかにキツツキが木をつつく音が聞こえる。
ちょっと大きいなと思ったら、やっぱりHairy Woodpecker (セジロアカゲラ)だった。Downy Woodpecker (セジロコゲラ)にそっくり。
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■ Hairy Woodpecker (セジロアカゲラ) Picoides villosus

思い通りの構図で撮影できて満足。
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■ Hairy Woodpecker (セジロアカゲラ) Picoides villosus

この場所なら何時間でもいられそうなくらい、素敵な場所なのだが、閉園まで残り時間が少なくなってしまった。
残念でしょうがないが入口へ向かうことにする。

帰り道でCommon Goldeneye (ホオジロガモ)を撮影。
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■ Common Goldeneye (ホオジロガモ) Bucephala clangula

そして本日最後の撮影。
セグロカモメ (European Herring Gull)の亜種、American Herring Gull (アメリカセグロカモメ)。

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■ American Herring Gull (アメリカセグロカモメ) Larus argentatus smithsonianus

今日は初撮影種が5種。
景色も美しいし、この公園はTorontoでNo.1だ。
これからはHigh Parkと、このTommy Thompson Parkの2つが撮影の本拠地になりそうだ。

ありがとうTommy Thompson Park!


>>Tommy Thompson Park


<撮影種一覧> 13種
<クモ類>
■ ニワオニグモ (European Garden Spider) Araneus diadematus
<昆虫類>
■ Red-legged Grasshopper (レッドレッグドグラスホッパー) Melanoplus femurrumbrum femurrumbrum
■ ナミハナアブ (Drone Fly) Eristalis tenax
■ Isabella Tiger Moth (イザベラタイガーモス) Pyrrharctia isabella
<鳥類>
Double-crested Cormorant (ミミヒメウ) Phalacrocorax auritus
■ Lesser Scaup (コスズガモ) Aythya affinis
Long-tailed Duck (コオリガモ) Clangula hyemalis
■ Common Goldeneye (ホオジロガモ) Bucephala clangula
■ Hooded Merganser (オウギアイサ) Lophodytes cucullatus
■ ウミアイサ (Red-breasted Merganser) Mergus serrator
Ring-billed Gull (クロワカモメ) Larus delawarensis
American Herring Gull (アメリカセグロカモメ) Larus argentatus smithsonianus
■ Black-capped Chickadee (アメリカコガラ) Parus atricapillus
American Tree Sparrow (ムナフヒメドリ) Spizella arborea

# by takuyamorihisa | 2009-11-22 21:00 | Canada

018 G Ross Lord Park ~もう行かない~

今日はG Ross Lord Park(G ロスロードパーク)に行ってきた。

今日は近場でゆっくりのんびり撮影しようと、家から近いG Ross Lord Park(G ロスロードパーク)を選んだ。

この公園には春に一度行ったことがある。
Canada Goose (カナダガン)のヒナや、Baltimore Oriole (ボルチモアムクドリモドキ)、Eastern Kingbird (オウサマタイランチョウ)などをみて感動した思い出の場所だ。

今日も天気がものすごく悪い。
ついてない。
これが快晴だと、気持ちよく歩けるのだが・・・

殺風景な道路をひたすら歩く。
生き物の気配がないから本当につまらない。
やっと1匹ハサミムシのような昆虫を発見し、撮影できた。
調べてみると、ハネカクシの仲間だった。
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■ Tasgius属の1種 (Large Rove Beetle) Tasgius sp.

40分間歩き続け、やっと目的の公園に到着した。
やばい。この時点で結構疲れてしまったぞ~

この公園にはダムがあり、前に行ったE.T. Seton ParkやSunnybrook Parkの川の上流に位置する。
見たことのない水鳥がたくさんいたらどうしよう。
わくわくして水辺に向かった。
018 G Ross Lord Park ~もう行かない~_c0211532_1391086.jpg

しーん。
マガモ1匹すらいない。
なんだここは!?
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水位がかなり下がっているようだ。
それにしてもこれほど広い水辺なのに生き物がいないのにはがっかりだ。
地図で見ると結構大きな公園のようで、今自分が立っている場所からダム湖をはさんで反対側に大きく広がっているみたいなのでそちらへ行ってみることにした。

立ち入り禁止のような雰囲気の道を抜け奥へ。
フェンスの穴から向こう側にいけそうだ。
どきどきしながら進んでいく。
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なにか地面に石が埋めてあって、歩きにくいなと思っていたら、なんと墓地だった。
よかった踏まなくて・・・
墓地を通り抜けものすごい大回りをしてやっと公園の反対側に到着した。
どうやらこっちが本番みたいだ。
休日なので、散歩をしている人が多い。
しかも聴こえてくる言葉はフランス語ばかり!
なんだここは!ケベックか?
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公園としての雰囲気はものすごくいいのだが、肝心の生き物の姿が見えない。
もう冬だからか・・・
20分くらい歩くとこの道も終わり、市街地に出てしまった。

大通りを家に向かって歩いていくと、またG Ross Lord Park(G ロスロードパーク)の看板を発見した。
でかい公園だな~。
しかも「ここはコヨーテの生息しているエリアなので、犬などのペットは必ずひもにつなぐこと。」と看板に書いてある。

おお!
コヨーテ!
みたい!

第3ラウンドの開始だ。

Fall Cankerworm Moth (フォールキャンカーワームモス)が道の脇の木にいっぱいとまっている。
今の時期にたくさん舞うガらしい。
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■ Fall Cankerworm Moth (フォールキャンカーワームモス) Alsophila pometaria

ものすごいごっつい木。
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そして川沿いの獣道でやっと鳥を発見。
Northern Cardinal (ショウジョウコウカンチョウ)のメスだ。
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■ Northern Cardinal (ショウジョウコウカンチョウ) Cardinalis cardinalis

Downy Woodpecker (セジロコゲラ)も発見。
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■ Downy Woodpecker (セジロコゲラ) Picoides pubescens

ものすごいことになっている木。
まるで武器。
もちろん犯人はビーバー。
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川にビーバーがいないかと探したが、マガモ (Mallard) が泳いでいるだけだった。
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■ マガモ (Mallard) Anas platyrhynchos

そろそろ日も暮れて来たので帰ることにした。
家をでてから4時間。ずっと歩きっぱなしだったで、疲れた。
帰りはバスで帰ろう。
大きな交差点でバスを待つ。
家に帰るには南行きのバスに乗って、今度は東行きのバスに乗り換えないといけない。
バス停にはたくさんの人が疲れた表情でバスを待っている。
待つこと30分。
全く来る気配なし。
このまま待つか、歩いて帰るか。どうしよう。
トロントのバスはこれだから嫌いだ。
来たと思ったら3台連なってくることもあるし・・・
よく来るおばさんに言わせれば休日は1時間に1本くらいのようなので、歩いて帰ることにした。
歩くこと20分、東行きのバスに乗り換えるバス停に着いた。
よっしゃバスに乗らなくてよかった。
と思ったらシャー。
まるでコントのように完璧なタイミングでバスが来た。
一緒にバスを待っていた人達がおりてきた。
あほらしくなってそのあとも40分かけて家まで歩いてやった。

帰って思ったこと。

もう行かない。

くたくたになって夜の8時に寝てしまい、午前2時に目が覚めた。


<撮影種一覧> 6種
<植物>
■ セイタカアワダチソウ (Canada Goldenrod) Solidago canadensis
<昆虫類>
■ Tasgius属の1種 (Large Rove Beetle) Tasgius sp.
■ Fall Cankerworm Moth(フォールキャンカーワームモス) Alsophila pometaria
<鳥類>
マガモ (Mallard) Anas platyrhynchos
■ Downy Woodpecker (セジロコゲラ) Picoides pubescens
Northern Cardinal (ショウジョウコウカンチョウ) Cardinalis cardinalis

# by takuyamorihisa | 2009-11-21 21:00 | Canada

017 High Park ~もう少し早く来れば・・・~

今日はHigh Park(ハイパーク)に行ってきた。

今日は11日ぶりの休日だ。うれしい。
11日ぶりの休日なので疲れをとるためにゆっくりするか、11日ぶりの休日なので撮影にでかけないともったいないか。
もちろん後者が勝ってHigh Parkへ行くことにする。
最低でも2週間に1回は通っていたHigh Parkだが、今日は10/8以来1ヶ月ぶりとなる。
High Parkの紅葉をまだ見ていないので楽しみだ。まだ葉が落ちていないといいが。

日曜なのでバス、地下鉄ともなかなか来ない。
いつもの1.5倍の時間がかかってやっと到着した。

しかし平日はあんなに毎日快晴だったのに今日の天気は何だろう!
業界用語でガスっているというのだろうか、空は全部雲に覆われ、地上もやや視界が悪い。
アンラッキーだ・・・

そしてHigh Parkの門をくぐって目に飛び込んできた景色がこれだ。
017 High Park ~もう少し早く来れば・・・~_c0211532_13295293.jpg

遅かった・・・
悲しい。
あんなに通っていたのに楽しみにしていた紅葉を見逃してしまった。

しょうがない。

気をとりなおしていつもの道を歩く。
サササ・・・
サササ・・・
Eastern Gray Squirrel (トウブハイイロリス)が落ち葉のじゅうたんの上を歩く音だ。
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■ Eastern Gray Squirrel (トウブハイイロリス) Sciurus carolinensis

よくみるとものすごい数。
20匹はいる。
みんな冬に備えて一生懸命エサを探している。
体がぽっちゃりしてきたようだ。かわいい。

獣道を進んで行くとBlack-capped Chickadee (アメリカコガラ)に遭遇した。
この鳥は人を恐れないので撮影しやすい。
すばしっこいので大変は大変だが。
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■ Black-capped Chickadee (アメリカコガラ) Parus atricapillus

Hairy Woodpecker (セジロアカゲラ)だと思い撮影したら違っていた、かなり大きいDowny Woodpecker (セジロコゲラ)。
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■ Downy Woodpecker (セジロコゲラ) Picoides pubescens

獣道での出会いはそれくらいで、公園中央の池に到着した。
Wood Duck (アメリカオシ)を期待して池をのぞき込む。
しかしマガモ (Mallard)、Canada Goose (カナダガン)がいるだけでWood Duck (アメリカオシ)の姿は見えない。
そういえば先月来たときもいなかったぞ。
どうやら9月いっぱいまでしかみられないようだ。次見られるのは春だろうか。
かわりにCanada Goose (カナダガン)を撮影した。
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■ Canada Goose (カナダガン) Branta canadensis

そして池の先の藪で小さな黒い鳥の群れを発見。
ジュンコさん?
カメラで確認する。
やっぱりそうだ。Dark-eyed Junco (ユキヒメドリ)。
しかし警戒心が強くてなかなか近寄れない。
そうこうしているうちに別の鳥を発見。Mourning Dove (ナゲキバト)だ。
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■ Mourning Dove (ナゲキバト) Zenaida macroura

Dark-eyed Junco (ユキヒメドリ)もかろうじて撮影できた。天気がよければもっと楽なのに・・・
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■ Dark-eyed Junco (ユキヒメドリ) Junco hyemalis

真っ赤なNorthern Cardinal (ショウジョウコウカンチョウ)のオス。いいぞ。だんだん調子が出てきた。
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■ Northern Cardinal (ショウジョウコウカンチョウ) Cardinalis cardinalis

High Parkにはヤマセミまでいる。いい公園だ。
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■ Belted Kingfisher (アメリカヤマセミ) Megaceryle alcyon

公園の南端まで来た。
今日はなぎなので水面が鏡のよう。
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ここからオンタリオ湖までは道路2つ横切るだけなので、ついでに行ってみる。
砂浜にRing-billed Gull (クロワカモメ)の群れ。
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■ Ring-billed Gull (クロワカモメ) Larus delawarensis

木にナミテントウ (Multicolored Asian Lady Beetle)。
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■ ナミテントウ (Multicolored Asian Lady Beetle) Harmonia axyridis

他にオカヨシガモ (Gadwall)、コブハクチョウ (Mute Swan)を撮影し、再びHigh Parkへ。

枯れたセイタカアワダチソウ (Canada Goldenrod)に変なコブを発見。
Goldenrod Gall Fly (ゴールデンロッドゴールフライ)というミバエの仲間がつくったコブらしい。
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■ Goldenrod Gall Fly (ゴールデンロッドゴールフライ) Eurosta solidaginis

公園西側の池にはたくさんの水鳥がやってきていた。
まずはマガモ (Mallard)のオス。
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■ マガモ (Mallard) Anas platyrhynchos

マガモ (Mallard)にそっくりなAmerican Black Duck (アメリカガモ)。上がオスで下がメス。
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■ American Black Duck (アメリカガモ) Anas rubripes
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■ American Black Duck (アメリカガモ) Anas rubripes

そしてその雑種、American Black Duck × Mallard (アメリカガモ × マガモ)。
この雑種はこの公園でしょっちゅう見られる。来た当初は何の鳥か全く分からず、雑種だと知るまで苦労した。
頭の半分から上だけ緑。本当に両種の中間の形質が出ている。
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American Black Duck × Mallard (アメリカガモ × マガモ) Anas rubripes × Anas platyrhynchos

スズガモ (Greater Scaup)だと思われるカモ。Lesser Scaup (コスズガモ)との見分けが難しい。
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■ スズガモ (Greater Scaup) Aythya marila

ハシビロガモ (Northern Shoveler)。北米にいるとは知らなかったので、最初違うカモかと思った。
オスメス仲良く食事。
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■ ハシビロガモ (Northern Shoveler) Anas clypeata

初撮影のBufflehead (ヒメハジロ)。
本当に白くてきれい。
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■ Bufflehead (ヒメハジロ) Bucephala albeola

最初はどうなることかと思ったが、かなりの種類の鳥に出会うことができた。
最後は落ち葉のじゅうたんを通って帰った。
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やっぱりHigh Parkはすごいと改めて認識した。
ありがとうHigh Park!


<撮影種一覧> 21種
<昆虫類>
■ ナミテントウ (Multicolored Asian Lady Beetle) Harmonia axyridis
■ Fall Cankerworm Moth (フォールキャンカーモス) Alsophila pometaria
■ Goldenrod Gall Fly (ゴールデンロッドゴールフライ) Eurosta solidaginis
<哺乳類>
Eastern Gray Squirrel (トウブハイイロリス) Sciurus carolinensis
□ Fallow Deer (ダマジカ) Dama dama
□ Yak (ヤク) Bos grunniens
<鳥類>
■ ハシビロガモ (Northern Shoveler) Anas clypeata
■ オカヨシガモ (Gadwall) Anas strepera
American Black Duck (アメリカガモ) Anas rubripes
マガモ (Mallard) Anas platyrhynchos
■ スズガモ (Greater Scaup) Aythya marila
Canada Goose (カナダガン) Branta canadensis
コブハクチョウ (Mute Swan) Cygnus olor
■ Bufflehead (ヒメハジロ) Bucephala albeola
Belted Kingfishere (アメリカヤマセミ) Megaceryle alcyon
■ Downy Woodpecker (セジロコゲラ) Picoides pubescens
Ring-billed Gull (クロワカモメ) Larus delawarensis
■ Mourning Dove (ナゲキバト) Zenaida macroura
■ Black-capped Chickadee (アメリカコガラ) Parus atricapillus
■ Dark-eyed Junco (ユキヒメドリ) Junco hyemalis
Northern Cardinal (ショウジョウコウカンチョウ) Cardinalis cardinalis
□・・・飼育個体

# by takuyamorihisa | 2009-11-15 23:11 | Canada

016 York University ~冬到来~

今日はYork University(ヨーク大学)に行ってきた。

York University(ヨーク大学)にPond Rd.という道があり、その道沿いに池がある。
家から徒歩15分と近いので、ちょっとした時間があるときによく通うスポットだ。
夕方までの暇つぶしに行ってみることにした。

カナダの家の中は暖かい。
窓ガラスは二重で、ドアもパッキンがあるので隙間風がなく、暖房は家ごと暖めるのでTシャツでも問題ないくらいだ。
だから窓から日光が入ってくると、ものすごい暖かい天気だと錯覚してしまう。
今日もドアを開けて初めて寒いことに気づいた。

今日の冷え込みはひどい。
いつの間にか葉は全部落ちて、寂しい感じ。
いよいよ冬到来だ。
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ハチを探してセイヨウタンポポの花をのぞきながら移動したが、ハエ1匹すら見ることはなかった。
そして池に到着。
さっそく土手ででっかいキノコを発見。
うまそうだ。
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■ キノコ類の1種 (Mushroom) Fungi sp.

池を見ると、今日もCanada Goose (カナダガン)とRing-billed Gull (クロワカモメ)がたくさんいる。
この池は彼らのお気に入りの場所のようだ。
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しかしこの2種は本当に普通種で、すでにかなりの枚数の写真を撮っている。
残念だがあまり撮影意欲が湧かない・・・
向こう岸にHooded Merganser (オウギアイサ)が2匹いるが、遠すぎていい写真が撮れない。
しかたがなくCanada Goose (カナダガン)の写真を撮ることにした。
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■ Canada Goose (カナダガン) Branta canadensis

頭上は雲が覆って天気が悪いが、奥の空は青空がみえ良い天気のようだ。
水面に青空が映って私のお気に入りのパターン。
ベストの構図を探すために、そっと近づく。
近づいた分奥へ逃げていき、数匹は首を高くあげて威嚇している。
High ParkのCanada Goose (カナダガン)は全く警戒心がないのに、ここのCanada Goose (カナダガン)は慎重のようだ。
そして突然わーわー鳴きながら群れごと飛び去ってしまった。
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■ Canada Goose (カナダガン) Branta canadensis

いつの間にかRing-billed Gull (クロワカモメ)もどこかへ行き、遠くにHooded Merganser (オウギアイサ)が2匹だけになってしまった。
諦めて別の場所へ行こうとしたとき、

ぽつぽつぽつ・・・

ぱらぱらぱら~

雨が降り始めた。
Canada Goose (カナダガン)はこれを読んでいたのか~。
魔女の宅急便を思い出す。(たしか登場するガンはCanada Goose)

向こうは晴れているので通り雨のはずだが、なかなかあがらない。
傘をささないとまずいくらい強くなってきた。

やたらよく見える雨だなと思いよくみるとみぞれだった。

もうだめだと思い帰ることにする。
20分程度の滞在だった。残念。
くやしいので傘をさしながらナベナ属の1種を撮影し、帰宅した。
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■ ナベナ属の1種 (Dipsacus) Dipsacus sp.

そして家に着いたころ、頭上はすっかり青空になっていた。
もう少し待てばよかった・・・

<撮影種一覧> 5種
<菌類>
■ キノコ類の1種 (Mushroom) Fungi sp.
<植物>
■ ナベナ属の1種 (Dipsacus) Dipsacus sp.
<鳥類>
Canada Goose (カナダガン) Branta canadensis
■ Hooded Merganser (オウギアイサ) Lophodytes cucullatus
Red-tailed Hawk (アカオノスリ) Buteo jamaicensis

# by takuyamorihisa | 2009-11-04 13:11 | Canada

015 Niagara Falls ~紅葉とチョウ~

今日はNiagara Falls(ナイアガラの滝)に行ってきた。

初めて行ったのが9月下旬だから、約1ヶ月の間に3回も来た事になる。これほど頻繁にナイアガラの滝に遊びに来るとは思ってもみなかった。

滝の前に、まずワイナリーに行く。お目当てはアイスワインだ。
アイスワインは日本ではあまり知られていない、超高級ワイン。
秋、収穫の時期を迎えたぶどうの果実をそのまま木につけておいて、冬まで待ち、凍った果実を収穫する。
そして凍ったままの果実を絞る。
そうしてできたワインがアイスワインだ。

チュウチュウをご存知だろうか?
冷凍庫に入れて、まだ凍りきっていないチュウチュウを食べると、ものすごく濃くて甘い液が最初にきて、最後に味のない氷が残る。
その原理で、水以外の濃縮された果汁が絞れるという訳だ。
Niagara地方はこのアイスワイン生産が盛んな地域。
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一番最初に目についた20Beesというワイナリーに寄る。
スタッフに試飲を頼むとこころよく飲ませてくれた。
アイスワイン初体験。
まずはものすごく強い香りに驚く。人口の香料とは全く違う、透き通った、フルーティーで甘酸っぱい香り。
そして味。
甘い。とても甘いのにすごくさわやかで、すうーっと身体に溶けていく感じ。
後味がいつまでも心地いい。
エクセレントに表現できない、自分の語彙のなさを悔やむくらいおいしい。
こんな飲み物今までに飲んだことがない。
ワインではなく、まったく別のお酒だ。99%の女性が好きな味だと思う。
これは絶対に買って帰らねば!

数種類のアイスワインを試飲して、一番好きなボトルを買うことにした。

お値段$60(日本円で5500円)。

そしてその量は375ml。

つまりコーラの缶1本5500円。

ワイングラス5杯分くらいなので、1杯1000円以上。

高すぎる!

これをヨメへのおみやげにする。なんて優しいダンナだ。

そして自分用にお手ごろのアイスワインを買う。
2本で$30のお買い得ボトルをゲット。

アルコールの力で気が大きくなっていたことは事実だが、高級なアイスワインを1ボトル分は試飲したのでよしとする。
*ちなみに日本で同じボトルを買えば倍以上。

そしてNiagara Fallsに到着。
紅葉が素晴らしい。紅葉指数100%の最高のタイミングだ。
残念ながら2日前にフェリーが終了していたので、上から滝を見ることにした。

夢を壊して申し訳ないが、これが街の中にある実際のナイアガラの滝だ。
中央左の水しぶきがあがっているところが滝。
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そしていたるところにRing-billed Gull (クロワカモメ)。
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■ Ring-billed Gull (クロワカモメ) Larus delawarensis

こっちのBirder(バーダー)に聞いた話では、冬になるとNiagara Fallsは世界で一番多くの種のカモメが見られる場所になるのだそう。
この日のカモメはRing-billed Gull (クロワカモメ)の他にGreat Black-backed Gull (オオカモメ)を1羽見ただけだった。まだ時期が早いのだろう。

夜のライトアップまでの待ち時間、川の下流のWhirlpool Aero Carに行く。
ケーブルカーでナイアガラ川を渡り、対岸のアメリカ側まで行って帰ってくるアトラクションだ。
何かと期待はずれが多いナイアガラのアトラクションだが、美しい紅葉を満喫し、満足のいくアトラクションだった。
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ツタだろうか?
建物の壁を覆うツル植物も真っ赤に紅葉していた。
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そして4時。絶対に行きたいと思っていた、Butterfly Conservatoryの閉園時間に間に合った。
ナイアガラとの関係は謎だが、チョウを放し飼いにしているので、撮影しに来たいと思っていた場所だ。
間に合ったものの、閉園まで30分。こいつは気合を入れて撮影しなければいけない。
中は蒸し暑く、ダウンでばっちり防寒のNature Photographerには厳しい環境だったが、脱ぐ間も惜み汗だくでチョウを撮り続けた。
赤いチョウ、黄色いチョウ、青いチョウ。
青いチョウ!
メタリックブルーに光るモルフォチョウ!
少年の頃標本を見て以来、あこがれ続けたたあのモルフォチョウが飛んでいる!
感動。
時間いっぱい、美しいチョウの撮影を楽しんだ。
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□ Isabella's Heliconian (イサベラドクチョウ) Eueides isabella

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□ Red Postman (ベニモンドクチョウ) Heliconius erato

ちょっと気持ち悪いOwl (オウル)。
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□ Owl (オウル) Caligo memmon

Cairns Birdwing (ケアンズバードウィング)の交尾
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□ Cairns Birdwing (ケアンズバードウィング) Ornithoptera euphorion

日本のチョウ、オオゴマダラ (Rice Paper Butterfly)も。
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□ オオゴマダラ (Rice Paper Butterfly) Idea leuconoe

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□ Zebra Longwing (キジマドクチョウ) Heliconius charithonia

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□ タテハチョウ科の1種 (Nymphalidae) Nymphalidae sp.

そしてあこがれのモルフォチョウを撮影したいが、こいつがまた難しい。
ひらひら飛んで、なかなかとまらず、とまれば羽を閉じてしまう。
気がつけばこのチョウを撮影してやろうという意気込みの人4人くらいが集まっていた。
モルフォチョウの動きに一喜一憂し、妙な一体感が生まれていた。
みなの集中力が切れたころ、こっそりベストショットを撮影。
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□ Blue Morpho (ブルーモルフォ) Morpho granadensis


チョウの後は、パンでおびき寄せたRing-billed Gull (クロワカモメ)の撮影で時間をつぶした。
Ring-billed Gull (クロワカモメ)の若鳥。
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■ Ring-billed Gull (クロワカモメ) Larus delawarensis

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■ Ring-billed Gull (クロワカモメ) Larus delawarensis


そして7時半。
締めくくりは名物滝のライトアップ
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水しぶきで光線が見えるのでライト側も絵になる。
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今日もNature Photographerを楽しませてくれる内容だった。
ありがとうNiagara Falls!

次は冬季のカモメツアーだ!


<撮影種一覧> 12種
<昆虫類>
□ Cairns Birdwing (ケアンズバードウィング) Ornithoptera euphorion
□ オオゴマダラ (Rice Paper Butterfly) Idea leuconoe
□ Blue Morpho (ブルーモルフォ) Morpho granadensis
□ Owl (オウル) Caligo memmon
□ Julia Butterfly (チャイロドクチョウ) Dryas iulia
□ Isabella's Heliconian (イサベラドクチョウ) Eueides isabella
□ Zebra Longwing (キジマドクチョウ) Heliconius charithonia
□ Red Postman (ベニモンドクチョウ) Heliconius erato
□ Clipper (トラフタテハ) Parthenos sylvia
□ タテハチョウ科の1種 (Nymphalidae) Nymphalidae sp.
<鳥類>
Ring-billed Gull (クロワカモメ) Larus delawarensis
Great Black-backed Gull (オオカモメ) Larus marinus
□・・・飼育個体

# by takuyamorihisa | 2009-10-27 22:57 | Canada