宍道湖自然館ゴビウスは島根県出雲市にある小さな水族館。
ここでは島根県が誇る汽水湖宍道湖と中海に生息する水中生物を展示しており、派手な熱帯魚などは展示されていない。
ここがいいところで、逆に展示されていることが珍しい普通種が多くみられる。
淡水の流入河川、宍道湖、中海、境水道、全域でみられるウナギ (Japanese Eel)。
一度その可愛い顔を見てしまうと、食べるのがかわいそうになってくる。
□ ウナギ (Japanese Eel) Anguilla japonica
眼の上と体側の斑点にある青色が美しいマダイ (Red Sea Bream)。
□ マダイ (Red Sea Bream) Pagrus major
マゴチ (Magochi)。
古くからよく知られた魚だが、実はまだ学名がついていない。
砂と見分けがつかないような体色をして、底でじっと獲物を待ち伏せする。
□ マゴチ (Magochi) Platycephalus sp.2
ムラソイ (Murasoi)。
カサゴ (False Kelpfish)によく似ているが、体色が黒くカサゴほど大きくならない。
□ ムラソイ (Murasoi) Sebastes pachycephalus
普段は砂の中に潜ってじっとしているのに、採餌タイムになると驚くほど元気に泳ぎ回っているホタテウミヘビ (Highfin Snake Eel)。
□ ホタテウミヘビ (Highfin Snake Eel) Ophichthus altipennis
いつ見ても石のように動かないオニオコゼ (Oni Okoze)。
□ オニオコゼ (Oni Okoze) Inimicus japonicus
2016年に島根県松江市で初確認されたタウナギ (Swamp Eel)。
中国地方にはもともと生息していないので、人為的な放流が原因だと考えられている。
□ タウナギ (Swamp Eel) Monopterus albus
ヤマメ (Masu Salmon)。
だんだんと大きくなってきた気がする。
□ ヤマメ (Masu Salmon) Oncorhynchus masou
ヒラスズキ (Blackfin Seabass)。
ここではスズキ (Japanese Seabass)と同じ水槽で展示してあるので、両種の違いをじっくりと観察することができる。
□ ヒラスズキ (Blackfin Seabass) Lateolabrax latus
ソウギョ (Grass Carp)。
未だ島根県で見たことがないが、きっとどこかのため池かどこかに生息しているのだろう。
中国からやってきた外来魚だ。
□ ソウギョ (Grass Carp) Ctenopharyngodon idellus
優雅に漂うカムルチー (Northern Snakehead)。
実はこの魚も外来魚。
英名のスネークヘッドの名前が指す様にまるでヘビのような頭をしている。
□ カムルチー (Northern Snakehead) Channa argus
大きなコイ (Common Carp)。
精悍な顔つきだ。
□ コイ (Common Carp) Cyprinus carpio
今日もしっかりと遊ばせてもらった。
一体1年間で何回通う事になるやら・・・
<撮影種一覧> 15種
<魚類>
□ ムラソイ (Murasoi) Sebastes pachycephalus
□ マゴチ (Magochi) Platycephalus sp.2
□ タウナギ (Swamp Eel) Monopterus albus
□ イトヨ (Three-spined Stickleback) Gasterosteus aculeatus
□ ソウギョ (Grass Carp) Ctenopharyngodon idellus
□ ウナギ (Japanese Eel) Anguilla japonica