今日は実家で写真を撮った。
島根県の魚介類は一通り撮影できているが、瀬戸内の魚介類はまだあまり撮れていない。
という訳で今日は瀬戸内の魚を探しに海沿いの鮮魚店へ行ってみた。
気軽にタメ口で話しかけてくれる店の人たち。
これが広島のいいところなんだよなぁと思いながら、いろいろと見させてもらう。
まずびっくりしたのが化け物クラスのアカニシ (Veined Rapa Whelk)。
こんなの見たことがない!
■ アカニシ (Veined Rapa Whelk) Rapana venosa
これほど大きいアカニシなら、殻も標本としてとっておきたいと思ったが、目方があるので1,200円。高くて買えない・・・
まあ、びっくりするくらい美味しい訳でもないし、写真は持っているのでやめておこう。
おススメされたのがサザエ (Turbo sazae)。
サザエが面白いのは採集地域によって殻の形状が全然違うこと。
波の穏やかな瀬戸内は一般的に棘がないと言われている。
このツルツルサザエはなかなか島根ではお目にかかれないぞ~。
と1個400円でお買い上げ。でかいのはでかいけど結構するなぁ・・・
■ サザエ (Turbo sazae) Turbo sazae 殻長11.1cm
それにしても11.1cmはデカい!!!
■ サザエ (Turbo sazae) Turbo sazae 殻長9.7cm
高すぎて手がでないけど、最大級の見事なガザミ (Japanese Blue Crab)。
岬ガザミというブランドガニで一杯5,900円也。
■ ガザミ (Japanese Blue Crab) Portunus trituberculatus
結局このお店ではサザエだけ購入して次のお店へ。
ちょっと素人が入るのには勇気が要りそうな気合いの入った鮮魚店。
店の人に話しかけていたら、店の奥の床に大きな魚が置いてあってピクピクしていた。
ま、まさか、これはマナガツオ (Pampus punctatissimus)では???
■ マナガツオ (Pampus punctatissimus) Pampus punctatissimus
店員さんに聞いてみる。
私「これってもしかしてマナガツオ?」
店「ほぉよ。」
私「いくらですか?」
店「これは高いよ~ええとね~。これ一匹7,000円じゃね。」
うう。
思ったより高い。
しかし高級魚なのでそんなものか。というか、活きたマナガツオなんてこの先一生手に入らないかもしれんぞ!
「OK!一匹もらうわ~」
実家に帰って早速写真撮影。
鱗が剥がれてしまっているが、この魚は鱗が非常に剥がれやすいため、これでも良い方。
さっきまで生きていたマナガツオ。
■ マナガツオ (Pampus punctatissimus) Pampus punctatissimus 全長49.2cm 湿重量2.4kg
頭部はイボダイ亜科らしく、つるんとした愛らしい顔。
■ マナガツオ (Pampus punctatissimus) Pampus punctatissimus 全長49.2cm 湿重量2.4kg
マナガツオの刺身。
真っ白な身で見た目からして上品。
味はとてもあっさりとしている。
■ マナガツオ (Pampus punctatissimus) Pampus punctatissimus
切り身の塩焼。
美味い!
とにかく上品な魚だ。
■ マナガツオ (Pampus punctatissimus) Pampus punctatissimus
こういった上品な味の魚は活かすも殺すも料理人の腕次第だと思う。
特に変わった調理ではなく、そのままいただくのがベストの食材であれば、質のよいものを仕入れるだけで済む。
料理人の腕によってとんでもなく美味しい料理に化けるような食材こそが高級料亭などで喜ばれるものなんだろうと思う。
何が言いたかったかというと、絶対もっと美味しいはずなのに、料理人が悪すぎて素材を活かせなかったということ。涙
<撮影種一覧> 4種
<貝類>
■ サザエ (Turbo sazae) Turbo sazae
■ アカニシ (Veined Rapa Whelk) Rapana venosa
<甲殻類>
<魚類>
■ マナガツオ (Pampus punctatissimus) Pampus punctatissimus