今日は
壇之浦PA(Dannoura Parking Area)に行ってきた。
今日は島根県松江市から宮崎県宮崎市までの車の旅。
まだ6月だというのに、途中の休憩所では早くもセミの声が聞こえる。
気温は32℃。
真夏だ~!
本州から九州へ。
関門海峡を渡る直前で壇之浦PAに寄った。

すぐ向こうは九州。
もっと離れているのかと思ったけど、意外と本州と九州の距離は短い。
かなり大きなカラスザンショウ (Japanese Prickly-ash)の木。
■ カラスザンショウ (Japanese Prickly-ash) Zanthoxylum ailanthoides
花が咲いている。
■ カラスザンショウ (Japanese Prickly-ash) Zanthoxylum ailanthoides
街頭の根元をよくみると一匹の蛾がとまっていた。
シルエットがドクガっぽい。
と思ったら大当たり。
ゴマフリドクガ (Gomafuri Dokuga)という種。
■ ゴマフリドクガ (Gomafuri Dokuga) Somena pulverea
ドクガの仲間の毛には毒があり、皮膚に刺さるとかぶれてとてもかゆいらしい。
触らなくてよかった・・・
そして車は熊本県へ。
山江SAで降りて休憩しているとき、おもしろいものを見つけた。
「落とし文」

葉っぱで丁寧に作られたこのかわいらしい小包、実は虫が作ったもの。
オトシブミ科の虫がこの中に卵を産み付けている。
「落とし文」の中でふ化した幼虫は葉っぱ小包に守られ、かつそれ自体を餌にして大きくなる。
素晴らしい繁殖方法をとっている。
少し古くなった「落とし文」があったので開いてみた。
■ オトシブミ科の1種 (Leaf Rolling Weevils) Attelabidae sp.
いた!
ごめん!
お母さんのようには上手く作れないが、また「落とし文」を作り直してそっとしておいた。
もうどれくらい運転してきたのだろうか。
ついに宮崎市もあと少しというところまで来た。
ここで筆者と同僚が山の異変に気付く。
なにか煙っている感じ。
とりあえずよく見たいから、その霧島PAで降りよう。
と車を停めて山をみた。
新燃岳
「あ!たしか宮崎で火山が噴火していたはず!」
思い出した。
新燃岳。
1月に大噴火した火山だ。
*
新燃岳
あとで調べるとなんと前日にも噴火があったようだ。(この日の翌日も噴火している。2月の噴火ではこのPAで車の窓ガラスが割れる事故があった。)
ひえ~。
なんかすごいものを見た。
そしてついに事故もなく宮崎市に到着した。
ホテルに着いたのは午後9時。
松江市を午前10時に出発していたから、ちょうど11時間だ。
ああ疲れた~。
<撮影種一覧> 3種
<植物>
■ ゴマフリドクガ (Gomafuri Dokuga)
Somena pulverea
<昆虫類>
■ オトシブミ科の1種 (Leaf Rolling Weevils)
Attelabidae sp.
■ ゴマフリドクガ (Gomafuri Dokuga)
Somena pulverea