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530 島根県産 ~マンボウとスッポンを買ってしまった~

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今日は家で写真を撮った。

近所のスーパーへ行くと、鮮魚コーナーに見慣れない魚の姿をみつけた。
この姿は・・・
マンボウっ!!!

魚好きのくせに実物は初めて目にする。
ていうか、スーパーにマンボウ!?

値段がついていないので、どうやら売り物ではないらしい。
店員さんに聞くと、食べられないとのことだったが、写真を撮りたいのでそんな事は関係ない。
200円で譲ってもらえることになった。

そして今日はそれだけではなかった。たまたま入荷した天然スッポンも売っていたのだ。
これは食べてみたい!

という事で「マンボウとスッポンを近所のスーパーで買う」という、有り得ない買い物をした。

ウキウキで帰宅。
早速撮影開始だ。

マンボウの入った袋を開けると・・・
臭っ!!!
おえ~!

なんだこの生臭さは・・・
魚を触った時の生臭さの頂点に君臨するような、最悪の生臭さ。
おえーと叫びながらも、写真はバッチリ撮れた。

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■ ヤリマンボウ (Sharptail Mola) Masturus lanceolatus
歌魚風月さんにみていただいた。


日本に生息するマンボウ科の魚は4種。てっきりマンボウ (Ocean Sunfish)だと思い込んでいたが、舵鰭の中央が伸びるのが特徴のヤリマンボウ (Sharptail Mola)だった。

尾鰭はなく、尾にあたる部分は舵鰭と呼ばれる。
ヤリマンボウ (Sharptail Mola)ではこの中央が伸びる。

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■ ヤリマンボウ (Sharptail Mola) Masturus lanceolatus

体表はサメ肌のようにザラザラで硬い。

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■ ヤリマンボウ (Sharptail Mola) Masturus lanceolatus


愛嬌のある顔。
歯の形状を見るとフグ目であることに納得。

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■ ヤリマンボウ (Sharptail Mola) Masturus lanceolatus


撮影が終わったが、やはり食べる気は起きない。
臭すぎる。

とはいえ、大きいのでこのままではゴミ袋に入らないので解体することにした。
包丁で切った断面をみて驚いた。
ほぼ軟骨のような硬い組織で出来ている!
筋肉はごくわずかしかない。しかも溶けかけている・・・

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■ ヤリマンボウ (Sharptail Mola) Masturus lanceolatus


変わった生き物がいるものだなぁと感動した。

そしてその次はあいつとの格闘が待っている。
スッポンだ。

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■ ニホンスッポン (Chinese Softshell Turtle) Pelodiscus sinensis


咬みつくと雷が鳴るまで離さないと言われるくらい、獰猛な亀。
果たして生きているニホンスッポン (Chinese Softshell Turtle)を捌いて鍋にすることが出来るだろうか・・・

恐ろしげな顔。

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■ ニホンスッポン (Chinese Softshell Turtle) Pelodiscus sinensis

割りばしを咬ませてみると・・・
ガッと力強く咬みつき、首を甲羅の奥へと引っ込めた。
すごい力だ。
うかつに咬まれると肉をそぎとられてしまうだろう・・・

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■ ニホンスッポン (Chinese Softshell Turtle) Pelodiscus sinensis


鼻は長く、豚鼻。
水中生活に適応し、より呼吸しやすい鼻になったのだろう。

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■ ニホンスッポン (Chinese Softshell Turtle) Pelodiscus sinensis

そして調理の時間。
まずはこいつを殺さなくてはいけない。

割りばしを咬ませ、思いっきり引っ張ると首が伸びる。そのときに首をつかんで包丁で切り落とすのだ。
残酷だが、食べ物を食べるという事は誰かがこの仕事をしなくてはいけない。

昔、「殺しのすゝめ」というタイトルで本を書こうかと思っていたくらい、食べるために命を奪うという事は大切だと思っている。
魚釣りで釣った魚も、自分で殺めてから食べるので、ありがたみを感じる事ができる。
コンビニで買うハンバーグ弁当のハンバーグを見て、牛の命を犠牲にしているとイメージできる人がいったいどれだけいるのだろう。

話が脱線した。

スッポンは亀なので、当然魚とは全く違う。
ちょっとなめていた。
捌くのがめちゃくちゃ難しい。
コイの胆のうの様に、膀胱を破ってしまったら肉に臭みが移って最悪になるらしい。
インターネットをみながらやっとの思いで捌くことができた。

そしてすっぽん鍋。

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すっぽんからよい出汁が出て優しい味。
美味い~!
例えるなら鶏肉が一番近いだろう。脂はあるが、それほどしつこくないのがいい。

甲羅の縁はエンペラと呼ばれ、熱を通すとプルンプルンに柔らかくなる。

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しかし今回勉強になったのは、

「すっぽんはお店で食べるべき」

捌くのも大変だし、味も料理次第で大きく変わるような気がする。


<撮影種一覧> 2



by takuyamorihisa | 2016-09-10 21:00 | 取り寄せ・市場購入