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2009年 10月 17日 ( 1 )

013 Tommy Thompson Park ~ついに潜入!~

今日はTommy Thompson Park(トミートンプソンパーク)に行ってきた。

9/279/30と2回も潜入に失敗したが、3度目の正直でついに潜入することができた。
前回書いたように、Leslie Street Spit こと、Tommy Thompson Park は週末&休日のみ一般公開されている。貴重な自然を守るためだ。
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この通り、ペットを連れてはいることもできない。かなり厳重に保護されている。

楽しみだ。

この日は朝早く出る予定だったが、寝坊してしまい、公園についたのが2時半になってしまった。
閉園まで3時間半、がんばって回るぞ!

まずはGolden-crowned Kinglet (アメリカキクイタダキ)がお出迎え。
先週のTOCの会でばっちり覚えたもんね~
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■ Golden-crowned Kinglet (アメリカキクイタダキ) Regulus satrapa

そしてSong Sparrow (ウタスズメ)。
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■ Song Sparrow (ウタスズメ) Melospiza melodia

しかし出会うのはこの2種類ばかり。いったいどこを探せばいいんだ~?やはりガイドなしは厳しい・・・
足元にある、ひっつきもっつき(オオオナモミ)の写真でも撮ろうか。
膝を曲げ、ひっつきもっつきと同じ位置まで目線を低くする。

カサカサカサ・・・

おお!ヘビだ~!!!
しかし気づかれてしまい草むらに逃げていく!
行くな被写体!
Nature Photographerの本能による条件反射で思わずヘビをつかんで放り上げた。
不意打ちにびっくりしたのか固まるヘビ。
これは助かるとじっくり撮影させてもらった。
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■ Eastern Garter Snake (イースタンガータースネーク) Thamnophis sirtalis sirtalis

そして南へ。
行けども行けども同じような環境に不安になった頃、でっかいレンズを持ったオタク系のおっさん達に遭遇。
その中のデブのおっちゃんは先週TOCに来ていたおっちゃんだ!
また会いましたね!
何を撮っていたか尋ねた。この先に池がいくつかあって、鳥がいるらしい。種名は自分の知らない鳥だったので、右耳から左耳へとスルー。
彼らのレンズはどうみても600mm以上ある。いわゆるバズーカーだ。
オ「君のレンズがどれだけパワフルなのか知らないけど、気づかれないように近くに寄れることができたら撮れるかもね。あるいはコブハクチョウがいたから、それなら撮れるんじゃない?がんばって。」
敵意はないが、そう言って去っていった。

き~っ!
悔しい!

日本での状況は知らないが、こちらのバードウォッチングをする人、いわゆるBirder(バーダー)は定年退職し、老後の趣味として始めた人が非常に多い(と思う)。もしくは未婚の中年男性。
すなわちマネーというやつを結構持っている人達だ。(*話が脱線するが、カナダは医療費が無料。そのためお年寄りは金を持っている。)
だから写真に凝る人はものすごい機材を使っている。
確かに鳥の撮影なら600mmはないと完璧な写真を撮影できるチャンスは少ないだろう・・・
が、道具のせいにせず、今、目の前にある機材で最高の写真を残すことができる者、それが真のNature Photographerだ。
彼らよりいい写真を撮ってやる!
そうして彼らが行ったであろう場所で撮影したのがこれ。
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Killdeer (フタオビチドリ)だろうか?この写真からは全く判断ができない。

気を取り直して他の池へ行く。
カモがいっぱいいる。警戒心が強く、近くに寄れないのが悔しい。でっかいレンズがあれば・・・
肉眼では確認できないので、写真を撮って拡大してみた。見たことのない種Hooded Merganser (オウギアイサ)だった。
その他日本ではみられないLesser Scaup (コスズガモ)、Common Goldeneye (ホオジロガモ)も撮影。
来た甲斐があった。

冬羽が非常に美しいマガモの雄。
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■ マガモ (Mallard) Anas platyrhynchos

飛んでいるのでこの写真からは分からないが、和名どおり雄はオウギのようなでっかい頭をしていて面白い。
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■ Hooded Merganser (オウギアイサ) Lophodytes cucullatus

そして今度は数個ある池のひとつでビーバーの巣を発見する。
ビーバーの巣の入口は外からは見つけることができない。水中にあるからだ。潜って水中トンネルを通って初めて中の部屋に行くことができる。
水面より上の山になっているところが部屋だ。この巣なら完全に外敵から身を守ることができる。まさに家だ。本能で家の作り方を知っているのだからすごい。
日本に帰るまでに一度は野生のビーバーをみてみたい。がんばって20分くらい待ってみたが、ビーバーは現れなかった。
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一通り公園を見終え、入口へ戻ることにした。
時刻は5時。
急ぎ足で帰らないと閉園までに間に合わない。
疲れた足にムチうって競歩のように歩く。

池の橋を渡ろうとしたとき、前方20mに黒い獣が現れた。

ビッビーバー!?

すかさず激写する。
こういう瞬間って頭が真っ白になる。釣りをしていて魚が食いついた瞬間と同じだ。

注意してみると、シッポに毛が生えている。ビーバーではない。
イタチのような動物だ。
帰って調べると毛皮で有名なAmerican Mink (ミンク)だった。
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■ American Mink (ミンク) Neovison vison
野生の哺乳類に出会えると本当に嬉しい。
今日もいい写真が撮れて満足だ。

ありがとうTommy Thompson Park!
厳重に保護されている場所だけあって、とてもいい公園だった。

最後はEuropean Starling (ホシムクドリ)が見送ってくれた。
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■ European Starling (ホシムクドリ) Sturnus vulgaris



>>Tommy Thompson Park


<撮影種一覧> 17種
<菌類>
■ キノコ類の1種 (Mushroom) Fungi sp.
<植物>
■ オオオナモミ (Rough Cocklebur) Xanthium strumarium canadense
<昆虫類>
■ ナミテントウ (Multicolored Asian Lady Beetle) Harmonia axyridis
■ Isabella Tiger Moth (イザベラタイガーモス) Pyrrharctia isabella
<爬虫類>
Eastern Garter Snake (イースタンガータースネーク) Thamnophis sirtalis sirtalis
<哺乳類>
■ American Mink (ミンク) Neovison vison
<鳥類>
マガモ (Mallard) Anas platyrhynchos
■ Lesser Scaup (コスズガモ) Aythya affinis
Canada Goose (カナダガン) Branta canadensis
■ Common Goldeneye (ホオジロガモ) Bucephala clangula
■ Hooded Merganser (オウギアイサ) Lophodytes cucullatus
Eastern Phoebe (ツキヒメハエトリ) Sayornis phoebe
■ Golden-crowned Kinglet (アメリカキクイタダキ) Regulus satrapa
■ Black-capped Chickadee (アメリカコガラ) Parus atricapillus
European Starling (ホシムクドリ) Sturnus vulgaris
Song Sparrow (ウタスズメ) Melospiza melodia
White-crowned Sparrow (ミヤマシトド) Zonotrichia leucophrys

by takuyamorihisa | 2009-10-17 22:31 | Canada