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701 島根町 ~タイドプールの生き物~

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今日は島根町に行ってきた。

暖かくなってきたので今日は海へ行くことにした。
水は驚くほど澄んでいて、海藻の森もよく見える。

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日本海は不思議なことに干満による潮位の差がほとんどない。
例えば今日3月31日の満潮の水位は24cm、干潮4cm。干満の差が20cm。
これが同じ日の東京湾だと満潮199cm、干潮43cmで、干満の差は156cm。

そのため、日本海沿岸には干潟もなければ「潮干狩り」の概念もない。
磯のタイドプールもほぼないと言っていいのだが、
波による浸食で、岩が水面ギリギリで削られているような場所、こういう場所ではタイドプールになっていることがある。

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最初に発見した生物はコチラ。
オレンジ色の大きなナス大の生き物。水の流れでゆらゆら揺れている。

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捕まえるとグニュっと軟らかい感触。
臭っ!
激臭っ!
なんやこれ!

なんと腐ったアメフラシ (Kuroda's Sea Hare)の死体だった・・・
うぇ~・・・

石をめくると現れたヒザラガイの仲間のケハダヒザラガイ (Acanthochitona defilippii)。

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■ ケハダヒザラガイ (Acanthochitona defilippii) Acanthochitona defilippii


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■ ケハダヒザラガイ (Acanthochitona defilippii) Acanthochitona defilippii

白い二枚貝。
形態はサビシラトリのようだけど、こんな岩礁帯にいるイメージがないのでちょっと自信がない。

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■ ニッコウガイ科の1種 (TellinidaeTellinidae sp.

石の下でよく見られるヒメアカイソガニ (Acmaeopleura parvula)。
つぶらな瞳がかわいい。

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■ ヒメアカイソガニ (Acmaeopleura parvulaAcmaeopleura parvula


レイシガイ (Thais bronni)の貝殻を背負ったケブカヒメヨコバサミ (Paguristes ortmanni)。
初撮影種なので嬉しい。

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■ ケブカヒメヨコバサミ (Paguristes ortmanni) Paguristes ortmanni


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■ ケブカヒメヨコバサミ (Paguristes ortmanni) Paguristes ortmanni


石をめくるとわんさか出てくるキタフナムシ (Ligia cinerascens)。


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■ キタフナムシ (Ligia cinerascens) Ligia cinerascens


等脚目の1種。
等脚目というのはダンゴムシの仲間や上記のフナムシの仲間、深海生物で近年有名になったダイオウグソクムシなどが属するグループ。
これはコツブムシの仲間ではあると思うが、種までは分からず・・・


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■ 等脚目の1種 (Isopoda) Isopoda sp.


交尾前ガードなのか、しっかりとメスを抱きかかえていた。

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■ 等脚目の1種 (Isopoda) Isopoda sp.

島根の磯ではたくさんみられるヘビギンポ (Enneapterygius etheostomus)。
撮影前に死んでしまって残念。

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■ ヘビギンポ (Enneapterygius etheostomus) Enneapterygius etheostomus


石の裏でみつけたウロコムシ科の1種 (Polynoidea)。
こう見えてもゴカイなどと同じ多毛類の仲間。
ウロコムシという名前が表すとおり、背鱗で覆われている。

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■ ウロコムシ科の1種 (Polynoidea) Polynoidea sp.


ベリルイソギンチャク (Anthopleura sp.)。

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■ ベリルイソギンチャク (Anthopleura sp.) Anthopleura sp.


美しいミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis)。
体側にある吸着イボが緑色なのが特徴。

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■ ミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis) Anthopleura fuscoviridis


ミドリイソギンチャクの白バック。

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」■ ミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis) Anthopleura fuscoviridis


黒バック。

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■ ミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis) Anthopleura fuscoviridis


UV撮影。
なんと美しい蛍光だろうか。

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■ ミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis) Anthopleura fuscoviridis

緑色の炎のよう。

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■ ミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis) Anthopleura fuscoviridis


別の個体をUV撮影。
こちらはとても派手な色。

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■ ミドリイソギンチャク (Anthopleura fuscoviridis) Anthopleura fuscoviridis


イシダタミ (Monodonta confusa)をUV撮影。
殻表は赤く、蓋は青白く蛍光する。

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■ イシダタミ (Monodonta confusa) Monodonta confusa


ワレカラの仲間をUV撮影。
こちらも体表が真っ赤に。

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■ ワレカラ科の1種 (Caprellidae) Caprellidae sp.


2時間程度の探索だったが、たくさんの生き物がみられて楽しいっ!!!
明日もまた来よう!


<撮影種一覧> 13種
<刺胞動物>
■ ベリルイソギンチャク (Anthopleura sp.) Anthopleura sp.
<多毛類>
■ ウロコムシ科の1種 (Polynoidea) Polynoidea sp.
<貝類>
■ ケハダヒザラガイ (Acanthochitona defilippii) Acanthochitona defilippii
■ イシダタミ (Monodonta confusa) Monodonta confusa
■ アメフラシ (Kuroda's Sea Hare) Aplysia kurodai
■ ニッコウガイ科の1種 (Tellinidae) Tellinidae sp.
<甲殻類>
■ 等脚目の1種 (Isopoda) Isopoda sp.
<魚類>
■ ヘビギンポ (Enneapterygius etheostomus) Enneapterygius etheostomus



by takuyamorihisa | 2018-03-31 21:00 | 島根県