今日は食材の写真を撮った。
と言っても今日の食材は栗の中にいる小さな白い虫のこと。
多くの人が1度は見たことがあるのではないだろうか。
栗以外にどんぐりの中にいたりもする。
この可愛らしい(?)幼虫は標準和名をクリシギゾウムシ(Chestnut Weevil)といい、甲虫の仲間。
栗からこんな虫が出てきたらびっくりするので、害虫とみなされている。
■ クリシギゾウムシ (Chestnut Weevil) Curculio sikkimensis
■ クリシギゾウムシ (Chestnut Weevil) Curculio sikkimensis
以前、同じ業界の人で長野県出身の人から、この虫が美味しいという話を聞いたことがあり、ずっと食べてみたいと思っていた。
今日はこのクリシギゾウムシが2匹だけ入手できたので、食べてみることにした。
料理方はいたってシンプル。
炒る。
フライパンに油をしき、クリシギゾウムシを入れる。
塩をパラパラっとふって出来上がり。
■ クリシギゾウムシ (Chestnut Weevil) Curculio sikkimensis
今までに虫はほとんど口にしたことがないし、積極的に食べたいとも思わないのだが、これは見るからに美味しそう!
恐る恐る口に入れるのではなく、味わおうという意欲満々で口の中に放り込んだ。
しっかりと噛み締めて味を確かめる。
なんじゃこりゃ~!
うま~っい!!!
まさに栗。
栗から抽出した上質なたんぱく質をいただいている感じ。(というか、栗しか食べていないので事実だが)
これは美味い。
もしこの幼虫がどこかで販売されていたら、お金を払ってでも買ってみたいと思う。
梅干しが入っているような透明のケースいっぱいに入っていたら600円は出すな。笑
ちなみに栗の中には本種の他にクリミガ (Nut Fruit Tortrix)という蛾の幼虫が入っている事もある。
上:■ クリシギゾウムシ (Chestnut Weevil) Curculio sikkimensis
下:■ クリミガ (Nut Fruit Tortrix) Cydia kurokoi
クリミガ (Nut Fruit Tortrix)の幼虫は見た目がグロテスクなので食べる気がしなかった・・・
両者はよく似ているが、クリシギゾウムシは触るとぎゅっと身体を縮ませるのと、丸くてコロンとした可愛らしい体型をしている。一方クリミガはすらっとしていて、移動するときに伸びたり縮んだりする。ちょっと食べたいとは思えない動き。
恐らく実物をみると簡単に見分けられると思う。
クリシギゾウムシは本当に美味しい虫なので、みつけたら捨てず是非とも食べてみて欲しい。
<撮影種一覧> 2種
<昆虫>
■ クリシギゾウムシ (Chestnut Weevil) Curculio sikkimensis
■ クリミガ (Nut Fruit Tortrix) Cydia kurokoi
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