今出張で広州市へ来ている。通い始めて3,4年だろうか、来るたびに発展する中国のパワーにいつも圧倒される。
昔は一般的な日本人の暮らしと大きな差があるなと感じていたが、今では大して変わらない気がする。
若者も普通にかっこよかったり。
中国のレストランは提供する食材の新鮮さをアピールするために店先に並べてある。
客は自分で調理する食材を直接選ぶこともできるのだ。
そのため自分にとっては毎回水族館に行くようなワクワク感を味わえる。
今日はどんな生き物がいるかな~。
日本ではあまり見かけないジャノメガザミ (Three-spot Swimming Crab)。
左上に写っているのはタイワンガザミのメスだ。
■ ジャノメガザミ (Three-spot Swimming Crab) Portunus sanguinolentus
日本でもおなじみのイシガニ (Shore Swimming Crab)。
日本では評価が低いので、料理店の生簀で見かけることは滅多にないと思う。
■ イシガニ (Shore Swimming Crab) Charybdis japonica
とても美しい色をしたバラヒラベラ (Iniistius verrens)。
ベラ科のテンス属というグループに属する。この仲間は吻が短くてストンとしているのでベラの一般的なイメージとは少し異なるかもしれない。
■ バラヒラベラ (Iniistius verrens) Iniistius verrens
ニベ科の1種 (Drum)。ニベかな???
■ ニベ科の1種 (Drum) Sciaenidae sp.
こちらのレストランでやたら見かけるテナガミズテング (Bombay Duck)。
いつ見ても鮮度が悪いので食べるのが怖い・・・
■ テナガミズテング (Bombay Duck) Harpadon nehereus
こちらも海鮮レストランでは定番のアオウオ (Black Carp)。
アオウオは皮や頭、浮袋など、全ての部位が食材として販売されている。
アオウオは中国の4大家魚。家魚というのは家畜に対しての言葉。中国国内で広く養殖されている。
□ アオウオ (Black Carp) Mylopharyngodon piceus
当然魚の写真を喜んで撮っている人間などいないので、毎回変なやつがいると警戒される・・・
<撮影種一覧> 6種
<甲殻類>
■ ジャノメガザミ (Three-spot Swimming Crab) Portunus sanguinolentus
<魚類>
■ バラヒラベラ (Iniistius verrens) Iniistius verrens
■ ニベ科の1種 (Drum) Sciaenidae sp.
■ テナガミズテング (Bombay Duck) Harpadon nehereus
□ アオウオ (Black Carp) Mylopharyngodon piceus
□・・・養殖個体