今日は家で写真を撮った。
今日ははるばる香港からビリー博士が訪ねてきてくれる日。
しかも、今日はたまたま近所のスーパーにウチワエビ (Japanese Fan Lobster)が入荷していた。
このエビはエビというよりもイセエビに近い仲間。
甲が横に広く、エビがカニへと進化していった途中の形態だと思うと理解しやすい。
■ ウチワエビ (Japanese Fan Lobster) Ibacus ciliatus 18.5cm
良く似た種にオオバウチワエビ (Smooth Fan Lobster)があり、市場では区別されずに取引されている。
確かによく似ているが、見分けるポイントを押さえると簡単に見分けることができる。
その見分け方とは側面にある↓の位置の歯(棘)を数えること。
写真では10の歯が確認できる。
これがオオバウチワエビ (Smooth Fan Lobster)だと6~8。ウチワエビ (Japanese Fan Lobster)は11~12。写真の個体は1つ少ない10だが、変異の範囲だろう。
■ ウチワエビ (Japanese Fan Lobster) Ibacus ciliatus 18.5cm
尾部。
尾部の先端はブヨブヨで軟らかい。
■ ウチワエビ (Japanese Fan Lobster) Ibacus ciliatus 18.5cm
腹面。
■ ウチワエビ (Japanese Fan Lobster) Ibacus ciliatus 18.5cm
ウチワエビ (Japanese Fan Lobster)を横からみるといかに扁平なのかが分かる。
本当に食べる部位があるのだろうかと疑いたくなるほど。
■ ウチワエビ (Japanese Fan Lobster) Ibacus ciliatus 18.5cm
■ ウチワエビ (Japanese Fan Lobster) Ibacus ciliatus 18.5cm
別の個体。
側面の歯は12ある。
■ ウチワエビ (Japanese Fan Lobster) Ibacus ciliatus 18.5cm
ウチワエビ (Japanese Fan Lobster)の料理。
このエビは本当に味がいいので、誰が料理しても美味しくなるだろう。
まずは縦に真っ二つに割って、味噌汁で。
うま~いっ!
エビの風味が豊かな味噌汁。出汁がすごく出ている。
身は確かに少ないが、プリプリでとても美味しい。
■ ウチワエビ (Japanese Fan Lobster) Ibacus ciliatus
続いて焼きエビ。
これも真っ二つにしてグリルで焼くだけ。
オレンジ色の部分は内子(卵巣)。
メスの方が美味しいと思う。
■ ウチワエビ (Japanese Fan Lobster) Ibacus ciliatus
これも最高。
エビの中で一番美味しいのではないだろうか。
ビリーも美味しいと満足してくれたよう。
こんなに美味しいエビならまた買って挑戦したい!
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