今日は曽根干潟(Sone Tidal Flat)に行ってきた。
ホテルへチェックインしたが、やっぱり干潟探索はしておきたい!
という訳でひとり干潟へとやってきた。
野鳥撮影用に購入したデジスコ、これが小さな生き物の撮影にも使えるかどうかのテストもしてみたい。
忙しい事を言い訳に、ここ1年くらいデジスコを使っていない。全く自分が情けなくなる。
まずは使い方になれておかねばと、近くの野池にいたミシシッピアカミミガメ (Red-eared Slider)を撮影した。
■ ミシシッピアカミミガメ (Red-eared Slider) Trachemys scripta elegans
ちょっと手こずったがOK!準備完了!!!
わくわくしながら干潟に降りる。
ここでも待っていたのがカブトガニ (Japanese Horseshoe Crab)の死骸。
■ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus
■ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus
次から次へと打ち上げられてきているようだ。まだまだその数は増えていきそう・・・
普通はすぐに穴の中に逃げ込むスナガニ (Stimpson's Ghost Crab)が思考停止に陥ったのか穴の前でじっとしていた。
わずか10cmの距離で撮影。
■ スナガニ (Stimpson's Ghost Crab) Ocypode stimpsoni
縞模様がオシャレなヘナタリ (Henatari)。
■ ヘナタリ (Henatari) Cerithidea cingulata
こちらは未同定。
■ 腹足綱の1種 (Gastropoda) Gastropoda sp.
まだ綺麗な標本写真を撮影できていないアシハラガニ (Ashiharagani)を発見!
■ アシハラガニ (Ashiharagani) Helicana tridens
ここにはアシハラガニ (Ashiharagani)がかなりの数生息している。
去年ハチの干潟でアシハラガニ (Ashiharagani)を狙ったのに空振りに終わったが、やっと捕獲する事ができた!よ~し!
全体的にツルっとした印象で、オレンジがかった体色が美しい。
■ アシハラガニ (Ashiharagani) Helicana tridens 甲幅3.3cm
アシハラガニ (Ashiharagani)の顔。
色味がたまらなくかっこいい。
■ アシハラガニ (Ashiharagani) Helicana tridens 甲幅3.3cm
これだけで来た甲斐があったというもの。
そして今度は不審な動きをしているアシハラガニ (Ashiharagani)を発見!
なんとヤマトオサガニ (Yamato Osagani)を襲っているではないか!
■ アシハラガニ (Ashiharagani) Helicana tridens
■ ヤマトオサガニ (Yamato Osagani) Macrophthalmus japonicus
ヤマトオサガニ (Yamato Osagani)はまだ生きていて必死に抵抗しているが身体の大きさが全く違うので勝負にならない。
ここでデジスコが登場!
おお!小さいカニでも問題なく撮影できている!!!
恐らくアシハラガニ (Ashiharagani)がカニを襲っている写真はほとんどないのではないだろうか!
■ アシハラガニ (Ashiharagani) Helicana tridens
■ ヤマトオサガニ (Yamato Osagani) Macrophthalmus japonicus
■ アシハラガニ (Ashiharagani) Helicana tridens
■ ヤマトオサガニ (Yamato Osagani) Macrophthalmus japonicus
他のカニを捕食することもあるというのは知っていたが、まさか実際にみられるとは!
泥の上を歩いているトビハゼ (Shuttles Hoppfish)。
水辺から3mくらいは離れている場所でも普通にみられる。
これが魚類なんて!
■ トビハゼ (Shuttles Hoppfish) Periophthalmus modestus
この場所(先ほどの場所とは別の場所)で最も個体数の多いカニであろうハクセンシオマネキ (Hakusen Shiomaneki)。
オスがさかんに大鉗脚をふっている。
この姿が潮を招いているようであるため、潮招きと呼ばれる。実際干潮時に現れてハサミを振り、その後潮が満ちだすので潮を招いているのは事実だ。
大鉗脚を振る仕草はウェービングと呼ばれ、主にオスがメスにアピールするときにとる行動だ。メスがそのオスを気に入ればオスの巣穴に入っていくという。
■ ハクセンシオマネキ (Hakusen Shiomaneki) Uca lactea
ここでデジスコが再び登場。
泥で三脚が汚れないようにスーパーの袋で完全武装。
ハクセンシオマネキ (Hakusen Shiomaneki)のデジスコ撮影をしてみた。
■ ハクセンシオマネキ (Hakusen Shiomaneki) Uca lactea
さすがデジスコ、ボケがすごい!その分ピントがめちゃくちゃシビアだ。
かねてから狙っていたウェービングの動画撮影にも成功!
■ ハクセンシオマネキ (Hakusen Shiomaneki) Uca lactea
ヒメアシハラガニ (Hime Ashiharagani)も撮影することができた。
■ ヒメアシハラガニ (Hime Ashiharagani) Helicana japonica
底質を口に入れて有機物を濾しとって食べている。
デトリタス食というやつだ。
■ ヒメアシハラガニ (Hime Ashiharagani) Helicana japonica
アシハラガニ (Ashiharagani)と同じく、ずっと探し求めていたカクベンケイガニ (Kaku Benkei Gani)の標本写真の撮影にも成功っ!!!
■ カクベンケイガニ (Kaku Benkei Gani) Parasesarma pictum 甲幅1.8cm
今日はすでに大収穫だ~!!!
夜の撮影本番を前に早くもバテてしまった・・・
ちょっとだけホテルで休憩しよ・・・
<撮影種一覧> 11種<貝類>
■ ヘナタリ (Henatari) Cerithidea cingulata
■ 腹足綱の1種 (Gastropoda) Gastropoda sp.
<クモ・サソリ・カブトガニ類>
<甲殻類>
<魚類>
<爬虫類>
■ ミシシッピアカミミガメ (Red-eared Slider) Trachemys scripta elegans