421 出雲市 ~砂浜で潮干狩り~
今日は出雲市(Izumo)に行ってきた。
ヨメが潮干狩りがしたいというので、出雲市(Izumo)の砂浜へやってきた。
ヨメのお母さんの情報によると、湖陵町の海岸で小さなアサリ (Japanese Littleneck)の様な貝が獲れるとのこと。
朝早く起きて、ホームセンターで熊手とスコップを買って砂浜へとやってきた。
最初の場所はこちら。
小川の河口は汽水になっているようで、大きなテナガエビ属の1種 (River Prawn)の姿がたくさん見える。
*記事の投稿当初はテナガエビとしていましたが、つじいようすけさんにみていただき、
生息場所からミナミテナガエビの可能性もあるためテナガエビ属の1種に修正しました。(2017.11.26)
手網を持ってこなかったことをヨメに責められシュンとなる・・・
気を取り直してアサリのような貝を探す。
貝ではないが、砂中の水分・塩分を吸いにきたアオスジアゲハ (Common Bluebottle)を発見。
砂に無数に空いている穴。
よく見ると、穴の周りは砂団子だらけ。
アオスジアゲハ (Common Bluebottle)の写真にも砂団子がびっしり写っているではないか。
穴の中に何がいるのか気になって仕方がない・・・
そう思って穴の中を覗いていると、たまたまひとつの穴の中にカニの脚が見えた!!!
穴を掘って何とか捕まえることができた!
嬉しい初撮影種のスナガニ (Stimpson's Ghost Crab)だ!!!
右側の鉗脚・歩脚の方が大きいのが面白い。
眼はカマキリみたいだ。
それにしてもアサリのような貝は全く見つかる気配がない・・・
場所を移動することにした。
ヨメのお母さんに電話し詳しい場所を聞いた。
今度こそは貝を採るぞ~!!!
南国の海のように美しいビーチで貝を探す。
とりあえず波打ち際を掘ってみることにした。
いた~!!!
1~2cmの小さな貝。
ナミノコガイ (Naminoko Gai)という貝だ。
波打ち際なのでしゃがむことができず、空気椅子状態でひたすら砂を掘り返す。
かなりの貝を獲ることができたぞ~!
ナミノコガイ (Naminoko Gai)は波打ち際に生息する二枚貝。
時々波で砂が流れて表面に出てくるが、慌てて砂の中に潜っていく姿が面白い。
水管(呼吸をする管)はアサリとは違い、長くて別方向に向いている。
水管にヒダの多い向かって左側が恐らく吸水管(水を吸い込む管)で、右側が出水管(水を吐き出す管)だろう。
貝獲りにも少し飽きてきたので撮影をすることにした。
遠くをみると小さな影が動いている。
あれはスナガニ (Stimpson's Ghost Crab)じゃなかろうか。
遠くからいる場所を把握し、その場所目掛けて真っ直ぐ歩き進む。
カニはすぐに穴の中に逃げてしまうが、その場で5分間静止してカニが出てくるのを待つ。
恐る恐る小さなスナガニ (Stimpson's Ghost Crab)が出てきた~。
大きなスナガニ (Stimpson's Ghost Crab)も撮影成功!
ヨメも大満足されていたようなので、潮干狩りはここで終了!
真っ直ぐ家に帰るつもりだったが、今度は磯へ行きたいということなので島根町(Shimane)へ向かうことになった。
ナミノコガイ (Naminoko Gai)は後で味噌汁でいただいたが、いいダシが出てとても美味だった。
貝の身自体は内臓に苦味がある。
今後どういった食べ方がベストか研究したいと思う。
<撮影種一覧> 1種
<貝類>
■ ナミノコガイ (Naminoko Gai) Donax cuneatus
<甲殻類>
■ テナガエビ属の1種 (River Prawn) Macrobrachium sp.
■ スナガニ (Stimpson's Ghost Crab) Ocypode stimpsoni
<昆虫類>
■ アオスジアゲハ (Common Bluebottle) Graphium sarpedon
by takuyamorihisa | 2014-07-30 21:00 | 島根県