366 石垣市 ~マングローブ林を探索~
今日は石垣市(Ishigaki)に行ってきた。
午前中のシュノーケリングを終え、川平湾の美しい景色を堪能。

そして午後はガイドさんとマングローブ林の探索だ!
人生初のマングローブ!
ヤエヤマヒルギ (Loop-root Mangrove)の林が向かえてくれた。


一番最初に目に付いた生き物はキバウミニナ (Mud Creeper)。
貝なのに、ヒルギから落ちた葉を食べて生活している。
そのためヤエヤマヒルギ (Loop-root Mangrove)の周りにはキバウミニナ (Mud Creeper)がいっぱい。


地元では「とんとんみー」と呼ばれるミナミトビハゼ (Barred Mudskipper)。
魚なのに水上で暮らす、とっても変わったハゼだ。

巣穴からのぞいているとんとんみー。
かわいすぎる!


川を群れで泳いでいたツムギハゼ (Tsumugi Haze)。
このハゼはフグと同じテトロドトキシンという猛毒を持っている。
外敵から食べられる恐れがないためか、悠々と泳いでいる。

マングローブ林でみられる大きなシジミ類はシレナシジミと呼ばれる。
この貝はその中のリュウキュウヒルギシジミ (Ryukyu Hirugi Shijimi)。
これでも小さい方。


そしてマングローブ林で一番みたいと思っていたシオマネキ類。
まずは一番生息数の多かったオキナワハクセンシオマネキ (Okinawa Hakusen Shiomaneki)。
片方のハサミが大きいのがオスの特徴。



縄張りをめぐったオス同士の戦い。


ヤエヤマシオマネキ (Yaeyama Shiomaneki)。

ミナミヒメシオマネキ (Minami Hime Shiomaneki)。

ヒメシオマネキ (Hime Shiomaneki)。


シオマネキの他にもたくさんのカニがいる。
リュウキュウコメツキガニ (Ryukyu Kometsukigani)。


フタハオサガニ (Hutaha Osagani)。

前に歩くとってもかわいいカニ、ミナミコメツキガニ (Soldier Crab)。
このカニはBBCのPlanet Earthにも出ていたので知っていた。
本当にかわいいカニ。


キバウミニナ (Mud Creeper)の殻に入っていたヤドカリ、ツメナガヨコバサミ (Tsumenaga Yokobasami)。

マングローブ林には鳥類もやってくる。
チュウシャクシギ (Whimbrel)。

ダイサギの亜種のひとつチュウダイサギ (Great Egret)。

マングローブ林は本当に生物が豊富だ。
こんな素晴らしいところに来ることができて本当に幸せ。
まだまだず~っといたかったが、夜の森を歩くツアーがあるので切り上げることにした。
このマングローブ林で撮影できたのは16種。
トータル62種まできた!!!
>>Earth Color nature tours
<撮影種一覧> 16種
<植物>
■ ヒルギダマシ (Grey Mangrove) Avicennia marina
■ ヤエヤマヒルギ (Loop-root Mangrove) Rhizophora mucronata
<貝類>
■ リュウキュウヒルギシジミ (Ryukyu Hirugi Shijimi) Geloina expansa
■ キバウミニナ (Mud Creeper) Terebralia palustris
<甲殻類>
■ ツメナガヨコバサミ (Tsumenaga Yokobasami) Clibanarius longitarsus
■ リュウキュウコメツキガニ (Ryukyu Kometsukigani) Scopimera ryukyuensis
■ ヒメシオマネキ (Calling Fiddler Crab) Gelasimus vocans
<魚類>
■ ツムギハゼ (Tsumugi Haze) Yongeichthys criniger
■ ミナミトビハゼ (Barred Mudskipper) Periophthalmus argentilineatus
<鳥類>
■ チュウダイサギ (Great Egret) Ardea alba modesta
■ チュウシャクシギ (Whimbrel) Numenius phaeopus
by takuyamorihisa | 2013-11-18 21:10 | 沖縄県