580 しまね海洋館アクアス ~島根の水族館~

*この記事は2018年5月7日のものです。

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今日はしまね海洋館アクアスに行ってきた。

アクアスは島根県の西部、浜田市にあるのでなかなか遠くて行く機会がない。
アクアスへ来るのは10年以上ぶりだろうか。

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エントランスを抜けると最初に待っているのは日本海の魚。
地元の海に生息している魚たちが混泳している。

やはり一番興味があるのはこういった地元の魚。
そして、この水槽は人工的に波を発生させる装置がついているため、かなり自然の海に近い。
波によって作られた波紋がライトの光を曲げ、砂底に映し出すなんとか模様。これがすごくいい。

それでは中の魚たちをご紹介。
毒針を持つことで有名なミノカサゴ (Luna Lion Fish)。


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□ ミノカサゴ (Luna Lion Fish) Pterois lunulata


ハタ科の中でも最も美味しい魚のひとつ、クエ (Longtooth Grouper)。

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クエ (Longtooth Grouper) Epinephelus bruneus


コブダイ (Asian Sheepshead Wrasse)。
頭部に大きなコブがあるのが特徴。この個体はまだそれほど大きくなっていない。実はコブダイは性転換をする魚で、若いときは全てメスで、老成するとオスになる。この個体はまだコブが中途半端だからメスかな???後ろに頭だけ見えているのは確実にオス。


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コブダイ (Asian Sheepshead Wrasse) Semicossyphus reticulatus


島根では「あかいさき」と呼ばれているヨコスジフエダイ (Spotstripe Snapper)。
15年前はほとんどみかけなかったけれど、最近はよくみかけるようになった。

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ヨコスジフエダイ (Spotstripe Snapper) Lutjanus ophuysenii


冬になると弱って水面をふらふらしていることが多いハリセンボン (Long-spined Porcupinefish)。

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ハリセンボン (Long-spined Porcupinefish) Diodon holocanthus


大きなトラフグ。
これを魚屋で買ったらいくらするんだろうと別の興味が湧く。


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トラフグ (Tora Fugu) Takifugu rubripes


ここから先は小さな水槽が並んでいる。
英名がパイナップルフィッシュ!これはぴったりの名前。

マツカサウオ (Japanese Pineapplefish)

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マツカサウオ (Japanese Pineapplefish) Monocentris japonica


動きも見た目もかわいらしいタコクラゲ属の1種 (Mastigias)。

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タコクラゲ属の1種 (Mastigias) Mastigias sp.


この水族館の目玉のひとつ、大きなサメ水槽。
もちろん維持管理のコストを考えての事だろうけど、青のコンクリ底はちょっとしらけてしまう・・・
展示してあるサメ達はすごい。
写真はサンゴ礁のギャング、ネムリブカ (Whitetip Reef Shark)


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ネムリブカ (Whitetip Reef Shark) Triaenodon obesus


マングローブ林に生息するというテッポウウオ (Banded Archer)。

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テッポウウオ (Banded Archer) Toxotes jaculatrix


アフリカに生息するハイギョの仲間、Protopterus aethiopicus (プロトプテルス・エチオピクス)。

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Protopterus aethiopicus (プロトプテルス・エチオピクス) Protopterus aethiopicus


アマゾンのナマズ、Redtail Catfish (レッドテイルキャットフィッシュ)。

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Redtail Catfish (レッドテイルキャットフィッシュ) Phractocephalus hemioliopterus


世界に生息する4種のカブトガニのうち、大西洋に生息する唯一の種、Atlantic Horseshoe Crab (アメリカカブトガニ)。
他のカブトガニに比べると、身体が小さく扁平で、複眼が大きい印象。

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Atlantic Horseshoe Crab (アメリカカブトガニ) Limulus polyphemus


かっこよすぎるChambered nautilus (オウムガイ)。

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Chambered nautilus (オウムガイ) Nautilus pompilius


ニシキエビ (Ornate Spiny Lobster)。

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ニシキエビ (Ornate Spiny Lobster) Panulirus ornatus


Scarlet Cleaner Shrimp (シロボシアカモエビ)。

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Scarlet Cleaner Shrimp (シロボシアカモエビ) Lysmata debelius


最後にKing Penguin (オウサマペンギン)。

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King Penguin (オウサマペンギン) Aptenodytes patagonicus


久々のアクアスは楽しかったな。


<撮影種一覧> 19種
<刺胞動物>
□ タコクラゲ属の1種 (Mastigias) Mastigias sp.
<貝類>
□ Chambered nautilus (オウムガイ) Nautilus pompilius
<カブトガニ類>
□ Atlantic Horseshoe Crab (アメリカカブトガニ) Limulus polyphemus
<甲殻類>
□ Scarlet Cleaner Shrimp (シロボシアカモエビ) Lysmata debelius
□ ニシキエビ (Ornate Spiny Lobster) Panulirus ornatus
<魚類>
□ ネムリブカ (Whitetip Reef Shark) Triaenodon obesus
□ ミノカサゴ (Luna Lion Fish) Pterois lunulata
□ コブダイ (Asian Sheepshead Wrasse) Semicossyphus reticulatus
□ クエ (Longtooth Grouper) Epinephelus bruneus
□ テッポウウオ (Banded Archer) Toxotes jaculatrix
□ ハリセンボン (Long-spined Porcupinefish) Diodon holocanthus
□ マツカサウオ (Japanese Pineapplefish) Monocentris japonica
□ Redtail Catfish (レッドテイルキャットフィッシュ) Phractocephalus hemioliopterus
□ Protopterus aethiopicus (プロトプテルス・エチオピクス) Protopterus aethiopicus
<爬虫類>
□ アオウミガメ (Green Sea Turtle) Chelonia mydas
<鳥類>
□ King Penguin (オウサマペンギン) Aptenodytes patagonicus

□・・・飼育個体


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# by takuyamorihisa | 2018-06-05 21:00 | 島根県 | Comments(0)

723 玉湯町 ~シマヘビの幼蛇~

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今日は玉湯町で写真を撮った。

今日現れた生物はシマヘビ (Japanese Striped Snake)の幼蛇。
田舎なので毎日野生動物が見られて嬉しい。

シマヘビは最も普通に見ることのできる蛇。褐色の下地に黒い縦縞が入った模様をしているのだが、幼蛇は全く模様が違うので別種かと勘違いしてしまいそうだ。
赤い色が入っているので毒でも持っていそうな雰囲気。


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■ シマヘビ (Japanese Striped Snake) Elaphe quadrivirgata


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■ シマヘビ (Japanese Striped Snake) Elaphe quadrivirgata


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■ シマヘビ (Japanese Striped Snake) Elaphe quadrivirgata


う~んかっこいい。


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■ シマヘビ (Japanese Striped Snake) Elaphe quadrivirgata


幼蛇の方が成体より断然かっこいい。


<撮影種一覧> 1種
<爬虫類>



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# by takuyamorihisa | 2018-05-30 21:00 | 島根県 | Comments(0)

722 玉湯町 ~幼いアナグマの命が燃え尽きる瞬間~

今日は玉湯町で写真を撮った。

どういう訳か、道具置き場に小さな獣がうずくまっていた。
ニホンアナグマ (Japanese Badger)の若獣。
眼に傷を負い、衰弱しきっている。
かろうじて生きているものの、人間の気配を察しても動くことができない。
口元に水をやったらかろうじてペロペロと舐めた。

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■ ニホンアナグマ (Japanese Badger) Meles anakuma


ニホンアナグマ同士の争いは非常に激しく、殺し合いに近いのではないかと思っている。
美保関でみた争いは、片方が眼の近くから出血していたし、大山でみた個体は片目を失明していた。
この1歳のアナグマも左目付近を怪我している。
想像するに成獣の縄張りに入ってしまって襲われたのではないだろうか。

自力で餌も食べられないほど衰弱してしまい、襲ってきた成獣を恐れて命からがらこの道具置き場まで来たというのが妄想のストーリーだ。

可哀そうだが、この1時間後には息絶えてしまった。

自然界で生きていくのはとても大変だ。


<撮影種一覧> 1種
<哺乳類>
■ ニホンアナグマ (Japanese Badger) Meles anakuma



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# by takuyamorihisa | 2018-05-29 21:00 | 島根県 | Comments(0)

720 玉湯町 ~ジンガサハムシの撮影は難しい~

今日は玉湯町で写真を撮った。

雑草の上にキラリと光る何かをみつけた。
そこにはまさに黄金と呼ぶにふさわしいほど光り輝く小さな虫。
透明な殻の真ん中に金色の本体があるような、そんな不思議な身体をしているジンガサハムシ (Aspidomorpha difformis)だ。


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■ ジンガサハムシ (Aspidomorpha difformis) Aspidomorpha difformis


この金色はスパンコールと同じくらいの反射率で、みとれてしまう程美しい。
しかし、この金色はカメラで撮影するのはかなり難しい。
この写真も、その色を知っている人がみると光っているようにも見えるのだが、知らない人がみるとただの黄色っぽい色にしか見えていないだろう。

黒バックで撮影しても、金色感はあまり出なかった・・・
基本的に反射光をとらえようとするならば、カメラのレンズの角度と光軸を同じにした方がいいと思うが、反射率が高すぎて飛ぶだろうし、かといってこうやって光を回すと透過光に負けるのか、それとも構造上、光の入射角が大きすぎると上手く反射しないのか。う~ん難しい。


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■ ジンガサハムシ (Aspidomorpha difformis) Aspidomorpha difformis


それにしてもこの写真、右手を腰にあて、左手を上げて案内する謎のマスコットのようなポージングになってしまった。


<撮影種一覧> 1種
<昆虫>
■ ジンガサハムシ (Aspidomorpha difformis) Aspidomorpha difformis



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# by takuyamorihisa | 2018-05-22 21:00 | 島根県 | Comments(0)

718 玉湯町 ~世界初!撮影に成功!シンジコフナムシの脱皮~

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今日は玉湯町で写真を撮った。

生物の写真を撮ったり、観察したりしている人は、珍しいものに出会えた時に強い喜びを感じる人が多いと思う。
自分もそんな人間のひとり。
こういう人たちは、その土地にしか生息していないEndemicな種、つまり固有種が大好きだ。
旅行で遠方へ行き、そこでしか見られない生物に出会えると本当に幸せな気持ちになる。
そして、我が生活圏内、宍道湖にはシンジコフナムシ (Ligia shinjiensis)という、地球上で島根県の宍道湖と神西湖にしか生息していない珍しいフナムシがいるのだ!

今日はその脱皮の様子を撮影することができた。
一応、世界で初めてその撮影に成功したことになるかと思う。

脱皮の写真の前にまずはこれを見ていただきたい。
写真の中の数個体は身体の上半分が白っぽくなっていると思う。逆に下半分が白っぽくなっているものも。
昆虫と違ってシンジコフナムシは身体の下半分の脱皮を最初にして、その後に上半分の脱皮を行う。脱皮が近付いているものは身体の半分が白っぽくなるのだ。


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■ シンジコフナムシ (Ligia shinjiensis) Ligia shinjiensis


警戒心の強いシンジコフナムシは、見つけにくいブロックの隙間などでこっそりと脱皮するようだ。

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■ シンジコフナムシ (Ligia shinjiensis) Ligia shinjiensis


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■ シンジコフナムシ (Ligia shinjiensis) Ligia shinjiensis


別角度から。
ブロックがあるのでストロボの光が届かないため、自然光で撮影。
ISOはなんと12,800。一昔前ならとんでもない数値だが、EOS 6D Mark IIはすごい。ノイズはほとんど気にならない。

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■ シンジコフナムシ (Ligia shinjiensis) Ligia shinjiensis


身の回りでも、心ときめく被写体はいくらでもいる。


<撮影種一覧> 1種
<等脚類>




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# by takuyamorihisa | 2018-05-18 21:00 | 島根県 | Comments(0)