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602 島根県産 ~クロウシノシタを食らう~

今日は家で写真を撮った。

近くのスーパーでヨメが舌びらめを買ってきたそうだ。
舌びらめというのは、まるで舌のような姿をしているカレイの仲間。

この仲間はなかなか釣りではお目にかかれないので、まだいい写真を撮っていない。
どの種類だろうかとワクワクしながら冷蔵庫を開けた。

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■ クロウシノシタ (Black Cow-tongue) Paraplagusia japonica


デカい!安い!これはお買い得!
定置網にたまたま入ったのだろうか、魚体がやたら綺麗で十分撮影に耐えうる状態だ。

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■ クロウシノシタ (Black Cow-tongue) Paraplagusia japonica


本種はウシノシタ科に属している。これは「牛の舌」の事。
ナイスネーミングだ!「これ牛の舌じゃん」と初めて言った人は、きっと遊び心がある人だったに違いない。

という訳で牛の舌っぽく撮影してみた。

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■ クロウシノシタ (Black Cow-tongue) Paraplagusia japonica


クロウシノシタの顔。
なんと間抜けな顔だろう。


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■ クロウシノシタ (Black Cow-tongue) Paraplagusia japonica


イシガレイ (Stone flounder)やマコガレイ (Marbled Sole)などカレイの仲間は有眼側に口がついているが、本種の口は無眼側にまでつながっている。

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■ クロウシノシタ (Black Cow-tongue) Paraplagusia japonica


背鰭、臀鰭、尾鰭の無眼側は黒くなっているのが本種の特徴。

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■ クロウシノシタ (Black Cow-tongue) Paraplagusia japonica


鱗を落としてムニエルにしてみた。
これがまた美味い!!!


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■ クロウシノシタ (Black Cow-tongue) Paraplagusia japonica


こんなに美味しい魚が398円だなんて!

写真も撮れたし、今日は最高!!!


<撮影種一覧> 1種
<魚類>



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by takuyamorihisa | 2017-06-30 21:00 | 取り寄せ・市場購入 | Comments(0)

582 鳥取県産 ~地元の生シラス~

今日は家で写真を撮った。

最近、グルメな先輩フォトグラファーに教えていただいた、Sランクの鮮魚店へ行くのが楽しい。
この鮮魚店の大将は、どこで採れたか、どんな漁法で採れたか、どんな料理法だと美味しく食べられるか、質問したら即答してくれる、プロ中のプロ。
魚が好きな人ならたまらないと思う。

今日はふらっとそのSランクの鮮魚店に寄ってみた。

「まいど!」

毎回魚の事をうるさく聞くので、自分の事を覚えてくれていたようだ。
今回も魚のことをあれこれ聞いて教えてもらう。
本当にこの大将の知識はすごい・・・

「綺麗な魚が欲しいんなら、明日来たらいいよ。船が2隻かえってくるから。朝はプロが多いから昼くらいがおすすめ。」
そう、このお店はプロの料理人御用達のお店。
大将の目利きはこの街一番なのだと思う。

という訳で、今日は控えめに魚を買いたいと伝え、

「それならこの生シラス!境港で今朝採れたやつだよ。すくい網で獲っているから、とても綺麗でしょう。これをさっと湯に通して、ご飯にのせて、卵をかけて食べれば最高だよ。」

その言葉だけでよだれが出てきそう。

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■ カタクチイワシ (Japanese Anchovy) Engraulis japonicus

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■ カタクチイワシ (Japanese Anchovy) Engraulis japonicus


実はこのシラス、そのほとんどがカタクチイワシ (Japanese Anchovy)の稚魚からなる。
大きくなったカタクチイワシは煮干しになるし、とても美味しい魚なのだ。

英名はJapanese Anchovyで、日本のアンチョビ。そう、あの缶詰で有名なアンチョビはカタクチイワシの仲間なのだ。
やはりこの仲間は世界中で評価が高いようだ。

この生シラスにさっと湯を通し、ご飯の上にのせて卵をかけ、醤油を垂らして口に放り込む。
も~最高っ!!!

写真を撮っているヒマなどなかった。


<撮影種一覧> 1種
<魚類>
■ カタクチイワシ (Japanese Anchovy) Engraulis japonicus



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by takuyamorihisa | 2017-05-18 21:00 | 取り寄せ・市場購入 | Comments(0)

559 宍道湖自然館ゴビウス ~カワヤツメがみれた~

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今年初のゴビウス。
家から30分で来れること、年間パスポートを持っていることから、ついつい時間があれば行ってしまう。

今日はどんな生き物がみられるかなぁ。

中海周辺ではとても美味しい魚として有名なめばることクロソイ (Korean Rockfish)。

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□ クロソイ (Korean Rockfish) Sebastes schlegelii


体側に胡椒のような斑紋を持つコショウダイ (Crescent Sweetlips)。

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コショウダイ (Crescent Sweetlips) Plectorhinchus cinctus

シマイサキ (Rhynchopelates oxyrhynchus)。


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シマイサキ (Rhynchopelates oxyrhynchus) Rhynchopelates oxyrhynchus


さかなくんの頭にのっていることで有名なハコフグ (Hakofugu)。
フグ毒ではないが、パフトキシンという粘液毒を持ち、これが他の魚を殺すこともあるので混泳させることができない。

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ハコフグ (Hakofugu) Ostracion immaculatus

コイ (Common Carp)。

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コイ (Common Carp) Cyprinus carpio

ウナギ (Japanese Eel)。
体表がとても滑らかで、顔もかわいい魚だ。

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ウナギ (Japanese Eel) Anguilla japonica

カワヤツメ (Arctic Lamprey)。
この仲間はヤツメウナギと呼ばれるが、ウナギとは全く別の仲間。
ウナギとヤツメウナギよりもウナギとヒトとの方が近いくらい、全く別のグループになる。
これは海から産卵のために河川を遡上してきた個体だろう。海では他の魚の体表に食いつき、血液と筋肉を吸食するのだが、遡上後は全く餌をとらなくなる。残念ながら死ぬのを待つだけの状態なので、早く見に行こう!

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カワヤツメ (Arctic Lamprey) Lethenteron japonicum


北米から持ち込まれ、すっかり日本中に生息してしまったオオクチバス (Largemouth Bass)。
眼が出目金のように飛び出ているが、これはポップアイという病気。

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オオクチバス (Largemouth Bass) Micropterus salmoides


ハサミにふさふさとした毛が生え、英語では手袋ガニと呼ばれるモクズガニ (Japanese Mitten Crab)。

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モクズガニ (Japanese Mitten Crab) Eriocheir japonica


境港市周辺ではあかべと呼ばれるコナガニシ (Fusinus ferrugineus)。
この貝はオレンジ色の海綿類に覆われていることが多く、その海綿の臭いは凄まじく臭い。

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コナガニシ (Fusinus ferrugineus) Balylonia japonica

今日も楽しかったなぁ~!


<撮影種一覧> 21種
<貝類>
□ コナガニシ (Fusinus ferrugineus) Balylonia japonica
<甲殻類>
<魚類>
□ クロソイ (Korean Rockfish) Sebastes schlegelii
□ クロホシマンジュウダイ (Spotted Scat) Scatophagus argus
□ コショウダイ (Crescent Sweetlips) Plectorhinchus cinctus
□ シマイサキ (Rhynchopelates oxyrhynchus) Rhynchopelates oxyrhynchus
□ イトヨ (Three-spined Stickleback) Gasterosteus aculeatus
□ ヨウジウオ (Seaweed Pipefish) Syngnathus schlegeli
□ ウナギ (Japanese Eel) Anguilla japonica
<両生類>
□ カジカガエル (Kajika Frog) Buergeria buergeri
□ モリアオガエル (Forest Green Tree Frog) Rhacophorus arboreus
□ カスミサンショウウオ (Clouded Salamander) Hynobius nebulosus
□ オキサンショウウオ (Oki Salamander) Hynobius okiensis

□・・・飼育個体


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by takuyamorihisa | 2017-01-12 21:00 | 島根県 | Comments(0)

557 島根県産 ~ヒゲダイのヒゲは珍味中の珍味~


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今日は家で写真を撮った。

今日は先輩フォトグラファーキーモンさんと冬鳥の撮影。
雨で打ち切りとなったので、松江で良い魚を買うならココ!という鮮魚店へ行くことになった。

二人とも美味しい魚を食べるのが大好き。

プロも御用達だという松江市内の鮮魚店。
お店へ入るといかにもプロという人たちがいる。仲間同士での会話が乱暴すぎてドン引き・・・

店内に積まれた発砲スチロールの箱をみていくが、どれも鮮度が素晴らしい。
定置網から揚げたばかりよりも鮮度よくない???
と思うほど。

どの魚も買って帰りたいほどだったが、一番気になったのが生まれて初めて見るヒゲダイ (Long Barbeled Grunter)。
大将もこれは珍しいよと太鼓判。
3000円だったが、帰って測ってみると1.6kgもある大物だった。

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■ ヒゲダイ (Long Barbeled Grunter) Hapalogenys sennin

ヒゲダイ (Long Barbeled Grunter)の顔。
下あごの先端にヒゲがある。

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■ ヒゲダイ (Long Barbeled Grunter) Hapalogenys sennin

同属のヒゲソリダイ(Short barbeled velvetchin)はその名のとおり、ヒゲがほとんどないらしい。

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■ ヒゲダイ (Long Barbeled Grunter) Hapalogenys sennin

ヒゲダイ (Long Barbeled Grunter)の胃内容物。
こいつらはセミエビ科のエビだろう。
セミエビ科といえば、ウチワエビやセミエビ、ゾウリエビなど極上の味わいを持つエビのグループ。
こんな贅沢なもんを食べているのか~!!!

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ヒゲダイ (Long Barbeled Grunter)の刺身。
癖のない白身でとても美味い。旨みもしっかりある。

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■ ヒゲダイ (Long Barbeled Grunter) Hapalogenys sennin

かま塩焼き。
脂がほどよく乗り、これも美味い。

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■ ヒゲダイ (Long Barbeled Grunter) Hapalogenys sennin

写真を撮るのを忘れたが、個人的に最も美味いと思ったのが煮付け。

しかもゼラチン質のヒゲが一番美味かった。
今後死ぬまでにこの魚をまた食べるチャンスがもう1回でもあるだろうか。

というくらい、ヒゲダイ (Long Barbeled Grunter)は珍しい魚。

キーモンさん、素晴らしい鮮魚店を教えてくださり、ありがとうございました!


<撮影種一覧> 1種
<魚類>



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by takuyamorihisa | 2016-12-22 21:10 | 取り寄せ・市場購入 | Comments(0)

554 宍道湖自然館ゴビウス ~いつ行っても楽しい地元の水族館~

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宍道湖自然館ゴビウスは島根県出雲市にある小さな水族館。
ここでは島根県が誇る汽水湖宍道湖と中海に生息する水中生物を展示しており、派手な熱帯魚などは展示されていない。
ここがいいところで、逆に展示されていることが珍しい普通種が多くみられる。

淡水の流入河川、宍道湖、中海、境水道、全域でみられるウナギ (Japanese Eel)。
一度その可愛い顔を見てしまうと、食べるのがかわいそうになってくる。

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ウナギ (Japanese Eel) Anguilla japonica

眼の上と体側の斑点にある青色が美しいマダイ (Red Sea Bream)。

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マダイ (Red Sea Bream) Pagrus major

マゴチ (Magochi)。
古くからよく知られた魚だが、実はまだ学名がついていない。
砂と見分けがつかないような体色をして、底でじっと獲物を待ち伏せする。

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マゴチ (Magochi) Platycephalus sp.2

ムラソイ (Murasoi)。
カサゴ (False Kelpfish)によく似ているが、体色が黒くカサゴほど大きくならない。

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ムラソイ (Murasoi) Sebastes pachycephalus

普段は砂の中に潜ってじっとしているのに、採餌タイムになると驚くほど元気に泳ぎ回っているホタテウミヘビ (Highfin Snake Eel)。

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ホタテウミヘビ (Highfin Snake Eel) Ophichthus altipennis

いつ見ても石のように動かないオニオコゼ (Oni Okoze)。

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オニオコゼ (Oni Okoze) Inimicus japonicus

2016年に島根県松江市で初確認されたタウナギ (Swamp Eel)。
中国地方にはもともと生息していないので、人為的な放流が原因だと考えられている。

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タウナギ (Swamp Eel) Monopterus albus

ヤマメ (Masu Salmon)。
だんだんと大きくなってきた気がする。

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ヤマメ (Masu Salmon) Oncorhynchus masou


ヒラスズキ (Blackfin Seabass)。
ここではスズキ (Japanese Seabass)と同じ水槽で展示してあるので、両種の違いをじっくりと観察することができる。

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ヒラスズキ (Blackfin Seabass) Lateolabrax latus


ソウギョ (Grass Carp)。
未だ島根県で見たことがないが、きっとどこかのため池かどこかに生息しているのだろう。
中国からやってきた外来魚だ。

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□ ソウギョ (Grass Carp) Ctenopharyngodon idellus

優雅に漂うカムルチー (Northern Snakehead)。
実はこの魚も外来魚。
英名のスネークヘッドの名前が指す様にまるでヘビのような頭をしている。

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□ カムルチー (Northern Snakehead) Channa argus

大きなコイ (Common Carp)。
精悍な顔つきだ。

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□ コイ (Common Carp) Cyprinus carpio

今日もしっかりと遊ばせてもらった。

一体1年間で何回通う事になるやら・・・


<撮影種一覧> 15種
<魚類>
□ ムラソイ (Murasoi) Sebastes pachycephalus
□ マゴチ (Magochi) Platycephalus sp.2
□ タウナギ (Swamp Eel) Monopterus albus
□ イトヨ (Three-spined Stickleback) Gasterosteus aculeatus
□ ソウギョ (Grass Carp) Ctenopharyngodon idellus
□ ウナギ (Japanese Eel) Anguilla japonica

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by takuyamorihisa | 2016-12-04 21:00 | 島根県 | Comments(0)

548 宍道湖自然館ゴビウス ~さかなクンの頭の魚を~


最近とても頻繁にゴビウスに通っている。
実際に地元で漁獲された魚達が展示されているので見ていてとても面白い。

がしかし、何度も来ているので写真撮影は気になったものだけをiPhoneでパシャ。

今日の気になった魚はさかなクンの頭に乗っかっている魚、ハコフグ (Hakofugu)。

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□ ハコフグ (Hakofugu) Ostracion immaculatus

ハコフグ (Hakofugu)はフグの仲間だが、フグ毒として悪名高いテトロドトキシンは持っていない。
がしかし、パフトキシンという毒を持っており、ストレスがかかると皮膚から分泌される。
パフトキシンが出ると同じ水槽で飼育している魚が全滅してしまうので、単独で飼育しなければならないのだ。

続いてウナギ (Japanese Eel)。
あまり知られていないが、ウナギ (Japanese Eel)はとても愛嬌のある魚。
もし水族館で見かけたら顔をじっくりと観察して欲しい。

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□ ウナギ (Japanese Eel) Anguilla japonica

ニホンアカガエル (Japanese Brown Frog)。
それほど多くはないが、両生類も展示している。

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□ ニホンアカガエル (Japanese Brown Frog) Rana japonica

今日も楽しかったなぁ~。


<撮影種一覧> 3種
<魚類>
□ ウナギ (Japanese Eel) Anguilla japonica
□ ニホンアカガエル (Japanese Brown Frog) Rana japonica

□・・・飼育個体


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by takuyamorihisa | 2016-10-30 21:00 | 島根県 | Comments(0)

543 Haifeng ~中国のスッポン~


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今日はHaifeng(海豊県)に行ってきた。

広東省での2日目。昼食はいつもの海鮮レストランで。

田舎の端にあるような場所のレストランは日本では考えられないようなところだ。
レストランの横にドブ川があるのだが、レストランの下にある丸い排水溝から湯気を出しながら下水が流れている。
よく見ると麺やら食べ物の残骸がそのまま流れている。

日本でも数十年前はこの様な風景が見られたかもしれないが、今の日本ではちょっと考えられない。

レストラン奥の個室の壁は漆喰(しっくい)だが、湿気が多いのかカビだらけ。ツンとしたカビ臭さが漂う。
おかげ様で、この様な環境でも別に気にすることなく食事が出来るようになってきた。

汚らしいレストランでも、食材は新鮮だ。
水槽に海産物が活きた状態で置いてある。

前回もみたアイゴ (Mottled Spinefoot)。
日本だと活魚で流通しているのは見たことがない。中国では評価の高い食材なのだろう。

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■ アイゴ (Mottled Spinefoot) Siganus fuscescens

ブラックタイガーこと、ウシエビ (Black Tiger Prawn)。

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■ ウシエビ (Black Tiger Prawn) Penaeus monodon

クルマエビ科の1種 (Prawn)。
この写真からは何なのかは分からないが、額角の下側に歯がみえるのでヨシエビ (Offshore Greasyback Prawn)ではなさそうだ。
Whiteleg Shrimp (バナメイエビ)ではないかなと思っている。

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■ クルマエビ科の1種 (Prawn) Penaeidae sp.

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■ クルマエビ科の1種 (Prawn) Penaeidae sp.

そしてタイトルにもあるスッポン。この仲間は何種類かが中国に生息しているが、甲羅の形や模様などからニホンスッポン (Chinese Softshell Turtle)だろう。
ちなみに和名はニホンスッポンだが、英名はChinese Softshell Turtle(中国の軟らかい甲羅のカメ)。
考えてみれば当たり前だが、中国でもスッポンを食べるようだ。

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■ ニホンスッポン (Chinese Softshell Turtle) Pelodiscus sinensis

最後に驚いたのがコチラ。
オオウナギ (Giant Mottled Eel)。
日本では希少種で、地域によっては天然記念物に指定されているくらい。

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■ オオウナギ (Giant Mottled Eel) Anguilla marmorata

やっぱり水生生物をみると楽しくなるなぁ。


<撮影種一覧> 5種
<甲殻類>
■ クルマエビ科の1種 (Prawn) Penaeidae sp.
<魚類>
■ オオウナギ (Giant Mottled Eel) Anguilla marmorata
<爬虫類>


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by takuyamorihisa | 2016-10-14 21:00 | 取り寄せ・市場購入 | Comments(0)

539 宍道湖自然館ゴビウス ~香港の研究者を連れて~


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今日は宍道湖自然館ゴビウス(Shinjiko Nature Musium Gobius)に行ってきた。

昨日はせっかくビリー博士を連れて訪れた宍道湖自然館ゴビウス。残念ながら閉館時間を過ぎて入れなかったため、今日はリベンジだ。

この小さな水族館は島根県にある2つの汽水湖、宍道湖と中海の生態系を学ぶために作られた施設。
南の海にいるような派手な生き物はおらず、地元で採れたリアルな展示が魅力的だ。

まずは昨日も撮影した周囲の宍道湖グリーンパークで撮影。

日本固有種だと説明したが、後で調べると中国にも韓国にも分布していたという、ニホンアマガエル (Japanese Tree Frog)。
固有種をみれて嬉しいと真剣に写真を撮っていた。(ビリーごめん!笑)

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■ ニホンアマガエル (Japanese Tree Frog) Hyla japonica

こちらではなかなか見られないレアバードのセイタカシギ (Black-winged Stilt)。
興奮する自分を横目に、香港では普通にたくさんいるよとクールなビリー博士。

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■ セイタカシギ (Black-winged Stilt) Himantopus himantopus

外での撮影を終え、早速ゴビウスの中へ。
ここからは水族館内の撮影で重宝するiPhoneに持ち替え。

背鰭に猛毒を持つオニオコゼ (Oni Okoze)。

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□ オニオコゼ (Oni Okoze) Inimicus japonicus


島根では「あかみず」、瀬戸内では「あこう」と呼ばれるキジハタ (Hong Kong Grouper)。

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□ キジハタ (Hong Kong Grouper) Epinephelus akaara

大きな口。

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□ オニオコゼ (Oni Okoze) Inimicus japonicus

ヤマメ (Masu Salmon)。

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□ ヤマメ (Masu Salmon) Oncorhynchus masou

2008年新種として記載され、島根県の宍道湖と神西湖にのみ生息するシンジコフナムシ (Shinjiko Funamushi)。
「ここでしか見られない貴重な種だよ!」
と写真を撮るようビリーにすすめたが、「No thanks.」とスルーされた。

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□ シンジコフナムシ (Shinjiko Funamushi) Ligia shinjiensis


触手が8本ある、タコのようなタコクラゲ (Spotted Jelly)。

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□ タコクラゲ (Spotted Jelly) Mastigias papua

香港からの客人に、昔の研究フィールドであった宍道湖と中海の生物を見てもらえてとても嬉しい。
ビリーもとても満足してくれていた。


<撮影種一覧> ?種
<クラゲ類>
□ タコクラゲ (Spotted Jelly) Mastigias papua
<甲殻類>
□ シンジコフナムシ (Shinjiko Funamushi) Ligia shinjiensis
<魚類>
□ クロホシマンジュウダイ (Spotted Scat) Scatophagus argus
<両生類>
<鳥類>
■ セイタカシギ (Black-winged Stilt) Himantopus himantopus

□・・・飼育個体



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by takuyamorihisa | 2016-10-10 21:00 | 島根県 | Comments(0)

535 宍道湖自然館ゴビウス ~地元の小さな水族館~

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今日は宍道湖自然館ゴビウス(Shinjiko Nature Musium Gobius)に行ってきた。

地元の子供に大人気の宍道湖自然館ゴビウス。
ここでは地元宍道湖・中海に生息する生物を展示している。見栄えのする南の海の魚などはおらず、地味~な魚が並ぶ。
逆にいうと、展示映えしない魚介類も展示されているので、他の水族館ではみられないようなものにも会うことができるのだ。

5年間、宍道湖・中海の生態系を調査してきた自分にとってはどれも馴染み深く、いつ行ってもテンションが高くなる。

今回iPhoneで撮影したのは淡水魚が中心。

イシドジョウ (Ishi Dojo)。島根県、広島県、山口県、福岡県にだけ生息しているドジョウだ。

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□ イシドジョウ (Ishi Dojo) Cobitis takatsuensis

ニシシマドジョウ (Nishi Shima Dojo)。
2012年にシマドジョウは4種に分けられ、その1つがニシシマドジョウ (Nishi Shima Dojo)なのだが、まだ学名は決まっていないようだ。

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□ ニシシマドジョウ (Nishi Shima Dojo) Cobitis sp.BIWAE type B


クロヨシノボリ (Rhinogobius brunneus)。

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□ クロヨシノボリ (Rhinogobius brunneus) Rhinogobius brunneus

ナマズ (Amur Catfish)。

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□ ナマズ (Amur Catfish) Silurus asotus

ヤマメ (Masu Salmon)。

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□ ヤマメ (Masu Salmon) Oncorhynchus masou masou

海水魚のイトヒキアジ (African Pompano)。
イトヒキアジ (African Pompano)の幼魚は背鰭と臀鰭が糸状に長く伸びる。これが名前の由来となっている。
生まれて初めてみたので大興奮!
しかし水槽の背景が残念~!!!

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□ イトヒキアジ (African Pompano) Alectis ciliaris

世界最大の両生類、オオサンショウウオ (Japanese Giant Salamander)。

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□ オオサンショウウオ (Japanese Giant Salamander) Andrias japonicus

シマヘビ (Japanese Striped Snake)の黒化個体。カラスヘビと呼ばれるもの。

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□ シマヘビ (Japanese Striped Snake) Elaphe quadrivirgata

アオリイカ (Bigfin Reef Squid)。
活きたアオリイカ (Bigfin Reef Squid)は本当に美しいなぁと思う。

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□ アオリイカ (Bigfin Reef Squid) Sepioteuthis lessoniana

水族館はやっぱり楽しいなぁ。


<撮影種一覧>
9種
<頭足類>
□ アオリイカ (Bigfin Reef Squid) Sepioteuthis lessoniana
<魚類>
□ イトヒキアジ (African Pompano) Alectis ciliaris
□ クロヨシノボリ (Rhinogobius brunneus) Rhinogobius brunneus
□ ニシシマドジョウ (Nishi Shima Dojo) Cobitis sp.BIWAE type B
<両生類>
□ オオサンショウウオ (Japanese Giant Salamander) Andrias japonicus
<爬虫類>

□・・・飼育個体



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by takuyamorihisa | 2016-09-30 21:00 | 島根県 | Comments(0)

531 Tung Chung Bay ~香港の素晴らしい干潟とそこに生息する生き物たち その2~

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今日はTung Chung Bay(東涌湾)に行ってきた。

前回から3週間ぶりに訪れる香港。
今回も休日を1日とって香港の大自然を冒険することにした。

あいにくビリー博士は授業があるとのことで、今回は一人での冒険だ。場所は前回と同じ香港国際空港の対岸にある東涌湾。

前回バスの番号を写メで残していたのが大活躍。多少迷ったものの、無事干潟への入口へと行くことができた!
まさに南国の雰囲気ただよう香港の街路樹。

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美しい東涌川を渡る。

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まず最初に撮影したのはオヒルギ (Black Mangrove)。
この種は水際よりやや上の場所がお好きなマングローブ。背も高くなる。

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■ オヒルギ (Black Mangrove) Bruguiera gymnorhiza

まるでタコウインナーのような花を咲かせるため、花が咲いていればすぐに見分けられる。

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■ オヒルギ (Black Mangrove) Bruguiera gymnorhiza

最初に出会ったカニは日陰で休んでいるベンケイガニ科の1種。
ベンケイガニ科のうち、ここで最もたくさんみられるのはフタバカクガニ (Red-clawed Crab)なのだが、どうも違うようだ。
確かめようとして近づくと逃げられてしまい、姿を見失ってしまった・・・

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■ ベンケイガニ科の1種 (Sesarmidae) Sesarmidae sp.


川沿いに大きな貝が転がっているのを発見っ!!!
ヤエヤマヒルギシジミ (Mangrove Clam)だ。デカいっ!!!

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■ ヤエヤマヒルギシジミ (Mangrove Clam) Geloina erosa

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■ ヤエヤマヒルギシジミ (Mangrove Clam) Geloina erosa 殻長6.6cm

よくみるとあちらこちらに埋まっている。貝堀りに来ている人が多いにも関わらず、これだけ見るということは美味しくはないのだろう。

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■ ヤエヤマヒルギシジミ (Mangrove Clam) Geloina erosa

この湾のシオマネキ類の中で最も多い種、ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab)。
白い点はすべてこのカニだ。

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■ ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab) Uca lactea

オスは片方のハサミが巨大化し、メスへのアピールやオス同士の戦いに使われる。

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■ ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab) Uca lactea

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■ ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab) Uca lactea 甲幅1.6cm


オスがメスを一生懸命誘っている様子を動画で撮影してみた。
メスがオスのいる巣穴に入っていけばカップル成立なのだが、どうやらこのときは上手くいかなかったようだ。



マングローブ林を流れる小川のほとりで。
ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab)が餌を食べているところ。画面右下のオスはメスをみつけてはアピールを繰り返している。



ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab)は正直たくさんいるし、何度も撮影しているので、それほど撮影欲がわかなくなってしまっているのだが、1匹とても変な動きをしている個体をみつけた。
メスが歩脚を上げて、甲の側面にある縞模様を見せたり隠したりしている。
なんだこの動きは???
手前のオスは間違いなくハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab)だが、このメスは違う種なのだろうか?
側面に縞模様のある個体、それを利用したディスプレイをするような個体は初めてみた。

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■ ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab) Uca lactea

う~ん何者だろうか。
おそらくハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab)のメスだと思うけど・・・

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■ ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab) Uca lactea


河口で石に泥をかぶっているような場所で多くみられたドロアワモチ科の1種 (Onchidiidae)。
前回観察したものと同じ種だと思われるが、未だ同定が出来ていない。
この仲間は貝殻を持たない貝の仲間。

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■ ドロアワモチ科の1種 (Onchidiidae) Onchidiidae sp.

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■ ドロアワモチ科の1種 (Onchidiidae) Onchidiidae sp. 4.6cm

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■ ドロアワモチ科の1種 (Onchidiidae) Onchidiidae sp. 4.8cm

このエリアで最も多くみられる魚類、トビハゼ (Shuttles Hoppfish)。
トビハゼ (Shuttles Hoppfish)は水中より水上の方が好きだという不思議な魚。
陸上でカエルのようにぴょんぴょんと飛び回る。

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■ トビハゼ (Shuttles Hoppfish) Periophthalmus modestus


砂の場所を歩いていると1匹のヤドカリをみつけた。
ツメナガヨコバサミ (Tsumenaga Yokobasami)だ。
名前のとおり歩脚の指節(一番先端の節)が長く、歩脚の中央に青い線が入るのが特徴。
昔石垣島へ行ったときはたくさんいたのだが、今回確認したのはこの1匹のみ。

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■ ツメナガヨコバサミ (Tsumenaga Yokobasami) Clibanarius longitarsus


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■ ツメナガヨコバサミ (Tsumenaga Yokobasami) Clibanarius longitarsus

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■ ツメナガヨコバサミ (Tsumenaga Yokobasami) Clibanarius longitarsus

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■ ツメナガヨコバサミ (Tsumenaga Yokobasami) Clibanarius longitarsus


別の種のヤドカリをみつけたが、つかまえて撮影していないのでどの種か見当もつかなかった。

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このエリアでは普通種のフタバカクガニ (Red-clawed Crab)。いたるところでみられる。
このカニは日本にも生息しているのだが、香港でみられるものはハサミがより赤く、同じ種なのだろうかと思うほど見た目が異なっている。

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■ フタバカクガニ (Red-clawed Crab) Perisesarma bidens


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■ フタバカクガニ (Red-clawed Crab) Perisesarma bidens

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■ フタバカクガニ (Red-clawed Crab) Perisesarma bidens 甲幅2.3cm

そうそう、ここで書いておかなければならないことがある。
この素晴らしい香港の自然、なんと今回は独り占めしているのだ!
前回来たときは20人くらいの人がいたのだが、なぜか今日は一人も見当たらない。
なんと贅沢なことだろうか!!!

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そして小さな小川の上流へ。
ここはマングローブが生い茂る泥底のエリアでよりたくさんのシオマネキ類がみられる。

まずはシオマネキ (Bowed Fiddler Crab)。
赤が美しい、大きめのシオマネキ類だ。
日本国内でみられるシオマネキ類では最大種。

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■ シオマネキ (Bowed Fiddler Crab) Uca arcuata

ハサミの可動指の長さと掌部の長さを比較して、可動指の方が長いというのが本種の特徴なのだが、下の写真のように可動指と掌部の長さが同じ個体もいるようだ。
香港の漁農自然護理署のサイトではこの見分け方で、可動指:掌部が1:1の場合は U.acuta(アキュートフィドラークラブ)になると書いてあったが、どうみてもこれはシオマネキ (Bowed Fiddler Crab)。

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■ シオマネキ (Bowed Fiddler Crab) Uca arcuata


初めて本種を撮影してからずっと撮影したいと思っていた念願の標本写真。

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■ シオマネキ (Bowed Fiddler Crab) Uca arcuata 甲幅2.3cm


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■ シオマネキ (Bowed Fiddler Crab) Uca arcuata 甲幅2.0cm

続いてNorthern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ)。
このカニはわりと歩き回るのが好きなカニで、自分の巣穴から離れようとしない他のシオマネキ類とちょっと違う。
大ハサミがWの形になっているのが特徴だ。

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■ Northern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ) Uca borealis


Northern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ)のウェービング。
こっちこい!とメスにアピールしている。

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■ Northern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ) Uca borealis

念願の標本写真。

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■ Northern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ) Uca borealis 甲幅2.1cm


こちらはメス。
ハサミ脚はどちらも大きくならない。
対してオスは上の写真のようにどちらかのハサミ脚が巨大化する。
これはシオマネキ類に共通してみられる特徴だ。

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■ Northern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ) Uca borealis 甲幅1.3cm


マングローブを流れる小川のほとり。
ここではNorthern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ)、ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab) Uca lactea、シオマネキ (Bowed Fiddler Crab)、トビハゼ (Shuttles Hoppfish)などがみられた。
どれがどの種だかお分かりになるだろうか。




このマングローブでみられるカニの中で最も美しい種だと思う、Splendid Fiddler Crab (スプレンディッドフィドラークラブ)。
このエリアでは希少種で、広大なこの湾でも半径5mくらいのエリアでしかみていない。

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■ Splendid Fiddler Crab (スプレンディッドフィドラークラブ) Uca splendida


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■ Splendid Fiddler Crab (スプレンディッドフィドラークラブ) Uca splendida

こちらも念願の標本写真撮影に成功!
なんて美しいのだろうか!

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■ Splendid Fiddler Crab (スプレンディッドフィドラークラブ) Uca splendida 甲幅1.8cm


この湾でみられた4種を比較。
左上がシオマネキ (Bowed Fiddler Crab)、
右上がSplendid Fiddler Crab (スプレンディッドフィドラークラブ)、
左下がハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab)、
右下がNorthern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ)。
初めて香港の干潟へ来たときは、全然同定ができなかったが、今ではこの4種の見分けは簡単にできるようになった。
進歩したなぁ~!

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そしてもう一つ進歩した点。
それはカブトガニをみつけるのが上手くなったことだ!
小川で餌を食べているMangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ)の幼生。
写真のように移動すると跡がつくので、それを追っていけばみつけることができる。
簡単だと思ってしまうが、いざフィールドではなかなかこの跡をみつけるのが難しいのだ。

ちなみにこの小川はほとんど塩分のない汽水。
舐めた感じだと、恐らく海水の1/5~1/10くらいではないだろうか。

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■ Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ) Carcinoscorpius rotundicauda


標本写真も撮影できて感無量!

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■ Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ) Carcinoscorpius rotundicauda 甲幅5.7cm


腹面はまさにエイリアン!

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■ Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ) Carcinoscorpius rotundicauda 甲幅5.7cm

こちらの個体は尾剣が曲がってしまっている。

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■ Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ) Carcinoscorpius rotundicauda 甲幅5.7cm


Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ)の側眼。

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■ Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ) Carcinoscorpius rotundicauda 甲幅5.7cm


ひとりを満喫しながら写真を撮っていると、ここで小川の上流からザックザックと人の足音が聞こえてきた。
緊張が走る。
フレンドリーな人ならいいが、なんか嫌な人だったら台無しになるだろうし・・・
密猟者とか・・・

音はだんだん大きくなってくる。
姿が見えたと思ったら、なんと若い女の子だった。

おっさんが干潟でMangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ)を捕まえてしゃがみこんで写真を撮っていたら、どう思われるだろうか。変な人だと思われないようにこちらから「Hello!」と声をかけておいた。敵意はありませんよ。怪しいものじゃありませんよのアピールだ。

撮影を続けていると、彼女も何やら道具を取り出して撮影をしているようだった。
これは明らかに研究者!
気になったので声をかけてみた。

「やあ、君は何をしているの?何かの研究?」
「そう。シオマネキの研究をしているの。オスは巣穴を作るんだけど、その巣穴の片側に壁を作って、ライバルのオスをけん制するという生態があるので、それを研究しているのよ。」
なんと面白そうな!!!
話を聞くと香港大学の学生さんだった。この大学は香港で最も賢い大学。アジアでは3位の大学だ。

今度は自分の話など、いろいろ話しているうちに仲良くなった。
彼女のフィールドワークはハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab)の巣作りの様子を5時間も撮影し続けなければならないらしい・・・
そりゃ暇を持て余して大変だ。

携帯をかまったり、写真を撮ったり、気が向いたら話しかけてみたり、各々が好き勝手に行動している中、
彼女が何かを持ってきてくれた。
「ねえ、このカニの種類分かる?青いカニよ。」
そこにはとっても小さい見たこともない青いカニがいた。
恐らくこの体型はシオマネキ類だが、みたことがない。
何かの幼カニだろう。

顔を地面に近づけて観察していると他にも青いカニがいた。
なんて綺麗なカニだろうか!

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それにしても、こうやって海外で知らない人と生物の事で話が合うのは楽しい。
音楽に国境はないというが、生物好きにも国境はない。

機材があるのでその場を離れられない彼女に別れをつげ、まだ行ったことのないエリアへと足を運んだ。
前回観察できなかった新しい種に出会えると嬉しいな。

ベンケイガニ科っぽいカニ。
フタバカクガニ (Red-clawed Crab)ではないようだが・・・

甲の形と体色から恐らくカクベンケイガニ (Kaku Benkei Gani)。

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■ カクベンケイガニ (Kaku Benkei Gani) Parasesarma pictum


付着性の二枚貝のようだ。

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石をめくるとイソギンポ科の魚が。
島根県にもいるトサカギンポ (Tosaka Ginpo)だ。

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■ トサカギンポ (Tosaka Ginpo) Omobranchus fasciolatoceps


何年かぶりにみた。
懐かしいなぁ~。

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■ トサカギンポ (Tosaka Ginpo) Omobranchus fasciolatoceps


ここでは石をめくると何かいるということを発見した。
ケブカガニ科???

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上と同じ種???

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モクズガニ科???
この石の下シリーズはかなり強敵だらけだ。
さっぱり分からない・・・

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Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ)ではなくカブトガニ (Japanese Horseshoe Crab)の死骸。
ここでも大量死か!?
なんて思って近づいたら抜け殻だった・・・

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■ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus

それにしても暑い。
9月だから少しは涼しいのかと思って油断していたが、暑い。
持ってきていた2本のペットボトルは開始2時間で全てなくなり、それから3時間飲まずで活動している。
汗も出てこなくなってきた。

これはやばい。

脱水症状の手前だ。

このエリアは石をめくればめくるほど新たな発見があるのに・・・
しかし倒れたらシャレにならない。

という事で泣く泣く帰る事にした。

帰りに東涌川で出会った美しい緑の鳥。
こっちでも人気の高いカワセミ (Common Kingfisher)だ。
デジスコがあればもっといい写真が撮れるんだがなぁ・・・

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■ カワセミ (Common Kingfisher) Alcedo atthis

慣れてきた香港の干潟。
一人でもいろんな事が分かってきて、どんどん楽しくなってきたっ!!!

できることなら毎日通いたいっ!!!


<撮影種一覧> 16種

<植物>
■ オヒルギ (Black Mangrove) Bruguiera gymnorhiza
<貝類>
■ ヤエヤマヒルギシジミ (Mangrove Clam) Geloina erosa
■ ドロアワモチ科の1種 (Onchidiidae) Onchidiidae sp.
<カブトガニ類>
<甲殻類>
■ ベンケイガニ科の1種 (Sesarmidae) Sesarmidae sp.
<魚類>
<鳥類>
■ カワセミ (Common Kingfisher) Alcedo atthis


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by takuyamorihisa | 2016-09-12 21:00 | 香港 | Comments(0)