016 York University ~冬到来~

今日はYork University(ヨーク大学)に行ってきた。

York University(ヨーク大学)にPond Rd.という道があり、その道沿いに池がある。
家から徒歩15分と近いので、ちょっとした時間があるときによく通うスポットだ。
夕方までの暇つぶしに行ってみることにした。

カナダの家の中は暖かい。
窓ガラスは二重で、ドアもパッキンがあるので隙間風がなく、暖房は家ごと暖めるのでTシャツでも問題ないくらいだ。
だから窓から日光が入ってくると、ものすごい暖かい天気だと錯覚してしまう。
今日もドアを開けて初めて寒いことに気づいた。

今日の冷え込みはひどい。
いつの間にか葉は全部落ちて、寂しい感じ。
いよいよ冬到来だ。
c0211532_11593696.jpg

ハチを探してセイヨウタンポポの花をのぞきながら移動したが、ハエ1匹すら見ることはなかった。
そして池に到着。
さっそく土手ででっかいキノコを発見。
うまそうだ。
c0211532_12113898.jpg
■ キノコ類の1種 (Mushroom) Fungi sp.

池を見ると、今日もCanada Goose (カナダガン)とRing-billed Gull (クロワカモメ)がたくさんいる。
この池は彼らのお気に入りの場所のようだ。
c0211532_12161187.jpg

しかしこの2種は本当に普通種で、すでにかなりの枚数の写真を撮っている。
残念だがあまり撮影意欲が湧かない・・・
向こう岸にHooded Merganser (オウギアイサ)が2匹いるが、遠すぎていい写真が撮れない。
しかたがなくCanada Goose (カナダガン)の写真を撮ることにした。
c0211532_12195539.jpg
■ Canada Goose (カナダガン) Branta canadensis

頭上は雲が覆って天気が悪いが、奥の空は青空がみえ良い天気のようだ。
水面に青空が映って私のお気に入りのパターン。
ベストの構図を探すために、そっと近づく。
近づいた分奥へ逃げていき、数匹は首を高くあげて威嚇している。
High ParkのCanada Goose (カナダガン)は全く警戒心がないのに、ここのCanada Goose (カナダガン)は慎重のようだ。
そして突然わーわー鳴きながら群れごと飛び去ってしまった。
c0211532_1223259.jpg
■ Canada Goose (カナダガン) Branta canadensis

いつの間にかRing-billed Gull (クロワカモメ)もどこかへ行き、遠くにHooded Merganser (オウギアイサ)が2匹だけになってしまった。
諦めて別の場所へ行こうとしたとき、

ぽつぽつぽつ・・・

ぱらぱらぱら~

雨が降り始めた。
Canada Goose (カナダガン)はこれを読んでいたのか~。
魔女の宅急便を思い出す。(たしか登場するガンはCanada Goose)

向こうは晴れているので通り雨のはずだが、なかなかあがらない。
傘をささないとまずいくらい強くなってきた。

やたらよく見える雨だなと思いよくみるとみぞれだった。

もうだめだと思い帰ることにする。
20分程度の滞在だった。残念。
くやしいので傘をさしながらナベナ属の1種を撮影し、帰宅した。
c0211532_12283811.jpg
■ ナベナ属の1種 (Dipsacus) Dipsacus sp.

そして家に着いたころ、頭上はすっかり青空になっていた。
もう少し待てばよかった・・・

<撮影種一覧> 5種
<菌類>
■ キノコ類の1種 (Mushroom) Fungi sp.
<植物>
■ ナベナ属の1種 (Dipsacus) Dipsacus sp.
<鳥類>
Canada Goose (カナダガン) Branta canadensis
■ Hooded Merganser (オウギアイサ) Lophodytes cucullatus
Red-tailed Hawk (アカオノスリ) Buteo jamaicensis
[PR]

# by takuyamorihisa | 2009-11-04 13:11 | Canada | Comments(0)

015 Niagara Falls ~紅葉とチョウ~

今日はNiagara Falls(ナイアガラの滝)に行ってきた。

初めて行ったのが9月下旬だから、約1ヶ月の間に3回も来た事になる。これほど頻繁にナイアガラの滝に遊びに来るとは思ってもみなかった。

滝の前に、まずワイナリーに行く。お目当てはアイスワインだ。
アイスワインは日本ではあまり知られていない、超高級ワイン。
秋、収穫の時期を迎えたぶどうの果実をそのまま木につけておいて、冬まで待ち、凍った果実を収穫する。
そして凍ったままの果実を絞る。
そうしてできたワインがアイスワインだ。

チュウチュウをご存知だろうか?
冷凍庫に入れて、まだ凍りきっていないチュウチュウを食べると、ものすごく濃くて甘い液が最初にきて、最後に味のない氷が残る。
その原理で、水以外の濃縮された果汁が絞れるという訳だ。
Niagara地方はこのアイスワイン生産が盛んな地域。
c0211532_9194658.jpg

一番最初に目についた20Beesというワイナリーに寄る。
スタッフに試飲を頼むとこころよく飲ませてくれた。
アイスワイン初体験。
まずはものすごく強い香りに驚く。人口の香料とは全く違う、透き通った、フルーティーで甘酸っぱい香り。
そして味。
甘い。とても甘いのにすごくさわやかで、すうーっと身体に溶けていく感じ。
後味がいつまでも心地いい。
エクセレントに表現できない、自分の語彙のなさを悔やむくらいおいしい。
こんな飲み物今までに飲んだことがない。
ワインではなく、まったく別のお酒だ。99%の女性が好きな味だと思う。
これは絶対に買って帰らねば!

数種類のアイスワインを試飲して、一番好きなボトルを買うことにした。

お値段$60(日本円で5500円)。

そしてその量は375ml。

つまりコーラの缶1本5500円。

ワイングラス5杯分くらいなので、1杯1000円以上。

高すぎる!

これをヨメへのおみやげにする。なんて優しいダンナだ。

そして自分用にお手ごろのアイスワインを買う。
2本で$30のお買い得ボトルをゲット。

アルコールの力で気が大きくなっていたことは事実だが、高級なアイスワインを1ボトル分は試飲したのでよしとする。
*ちなみに日本で同じボトルを買えば倍以上。

そしてNiagara Fallsに到着。
紅葉が素晴らしい。紅葉指数100%の最高のタイミングだ。
残念ながら2日前にフェリーが終了していたので、上から滝を見ることにした。

夢を壊して申し訳ないが、これが街の中にある実際のナイアガラの滝だ。
中央左の水しぶきがあがっているところが滝。
c0211532_9264963.jpg

そしていたるところにRing-billed Gull (クロワカモメ)。
c0211532_929105.jpg
■ Ring-billed Gull (クロワカモメ) Larus delawarensis

こっちのBirder(バーダー)に聞いた話では、冬になるとNiagara Fallsは世界で一番多くの種のカモメが見られる場所になるのだそう。
この日のカモメはRing-billed Gull (クロワカモメ)の他にGreat Black-backed Gull (オオカモメ)を1羽見ただけだった。まだ時期が早いのだろう。

夜のライトアップまでの待ち時間、川の下流のWhirlpool Aero Carに行く。
ケーブルカーでナイアガラ川を渡り、対岸のアメリカ側まで行って帰ってくるアトラクションだ。
何かと期待はずれが多いナイアガラのアトラクションだが、美しい紅葉を満喫し、満足のいくアトラクションだった。
c0211532_943317.jpg
c0211532_9434428.jpg

ツタだろうか?
建物の壁を覆うツル植物も真っ赤に紅葉していた。
c0211532_10434064.jpg

c0211532_10441359.jpg

そして4時。絶対に行きたいと思っていた、Butterfly Conservatoryの閉園時間に間に合った。
ナイアガラとの関係は謎だが、チョウを放し飼いにしているので、撮影しに来たいと思っていた場所だ。
間に合ったものの、閉園まで30分。こいつは気合を入れて撮影しなければいけない。
中は蒸し暑く、ダウンでばっちり防寒のNature Photographerには厳しい環境だったが、脱ぐ間も惜み汗だくでチョウを撮り続けた。
赤いチョウ、黄色いチョウ、青いチョウ。
青いチョウ!
メタリックブルーに光るモルフォチョウ!
少年の頃標本を見て以来、あこがれ続けたたあのモルフォチョウが飛んでいる!
感動。
時間いっぱい、美しいチョウの撮影を楽しんだ。
c0211532_9515849.jpg
□ Isabella's Heliconian (イサベラドクチョウ) Eueides isabella

c0211532_953476.jpg
□ Red Postman (ベニモンドクチョウ) Heliconius erato

ちょっと気持ち悪いOwl (オウル)。
c0211532_9554426.jpg
□ Owl (オウル) Caligo memmon

Cairns Birdwing (ケアンズバードウィング)の交尾
c0211532_9571139.jpg
□ Cairns Birdwing (ケアンズバードウィング) Ornithoptera euphorion

日本のチョウ、オオゴマダラ (Rice Paper Butterfly)も。
c0211532_9583745.jpg
□ オオゴマダラ (Rice Paper Butterfly) Idea leuconoe

c0211532_959341.jpg
□ Zebra Longwing (キジマドクチョウ) Heliconius charithonia

c0211532_0241798.jpg
□ タテハチョウ科の1種 (Nymphalidae) Nymphalidae sp.

そしてあこがれのモルフォチョウを撮影したいが、こいつがまた難しい。
ひらひら飛んで、なかなかとまらず、とまれば羽を閉じてしまう。
気がつけばこのチョウを撮影してやろうという意気込みの人4人くらいが集まっていた。
モルフォチョウの動きに一喜一憂し、妙な一体感が生まれていた。
みなの集中力が切れたころ、こっそりベストショットを撮影。
c0211532_108985.jpg
□ Blue Morpho (ブルーモルフォ) Morpho granadensis


チョウの後は、パンでおびき寄せたRing-billed Gull (クロワカモメ)の撮影で時間をつぶした。
Ring-billed Gull (クロワカモメ)の若鳥。
c0211532_1011265.jpg
■ Ring-billed Gull (クロワカモメ) Larus delawarensis

c0211532_10115868.jpg
■ Ring-billed Gull (クロワカモメ) Larus delawarensis


そして7時半。
締めくくりは名物滝のライトアップ
c0211532_1015440.jpg

水しぶきで光線が見えるのでライト側も絵になる。
c0211532_1016346.jpg
今日もNature Photographerを楽しませてくれる内容だった。
ありがとうNiagara Falls!

次は冬季のカモメツアーだ!


<撮影種一覧> 12種
<昆虫類>
□ Cairns Birdwing (ケアンズバードウィング) Ornithoptera euphorion
□ オオゴマダラ (Rice Paper Butterfly) Idea leuconoe
□ Blue Morpho (ブルーモルフォ) Morpho granadensis
□ Owl (オウル) Caligo memmon
□ Julia Butterfly (チャイロドクチョウ) Dryas iulia
□ Isabella's Heliconian (イサベラドクチョウ) Eueides isabella
□ Zebra Longwing (キジマドクチョウ) Heliconius charithonia
□ Red Postman (ベニモンドクチョウ) Heliconius erato
□ Clipper (トラフタテハ) Parthenos sylvia
□ タテハチョウ科の1種 (Nymphalidae) Nymphalidae sp.
<鳥類>
Ring-billed Gull (クロワカモメ) Larus delawarensis
Great Black-backed Gull (オオカモメ) Larus marinus
□・・・飼育個体
[PR]

# by takuyamorihisa | 2009-10-27 22:57 | Canada | Comments(0)

014 Ernest Thompson Seton Park ~紅葉がピーク~

今日は
Ernest Thompson Seton Park(アーネストトンプソンシートンパーク)
に行ってきた。

川沿いに細長いこの公園は、北側でSunnybrook Parkとつながっていて、あわせるととてつもなく長い公園だ。
すっかり寒くなり、日本的感覚でいえば冬なのだが世間は秋。散歩を楽しむ人、サイクリングを楽しむ人がぽつぽつみられる。
木々も色づいて、紅葉はピークだろうか。今日は秋のTorontoを撮影するぞ~。
c0211532_945898.jpg

まずは芝生を歩く。
こんなに気温が低いのに、セイヨウタンポポが黄色い花を咲かせている。そしてその花に見たことのないメタリックグリーンの美しいハチがとまっていた。
寒さで動きが鈍くなっているので、接写のチャンス。
地面に這いつくばり、この美しいハチの姿を堪能しながら激写した。

いったい何人の人がこの小さなハチの存在に気づくだろう?自分だけ美しいものが見れて得した気分だ。
帰って調べると、左がAgapostemon sericeus (アガポステモン・セリケウス)で、右がAgapostemon virescens (アガポステモン・ヴィレスケンス)という種類だった。
ものすごい名前なのは学名だから。英名はないみたいだ。
結構英名のない虫って多い。こうしてみると日本はほとんどの虫に和名がついているからすごいと思う。
c0211532_9383126.jpg
■ Agapostemon sericeus (アガポステモン・セリケウス) Agapostemon sericeus
■ Agapostemon virescens (アガポステモン・ヴィレスケンス) Agapostemon virescens

驚いたことに、ほとんどの花にこのハチがとまっていた。

芝生調査も終わり、別の地点へ。
初めての公園なので、どこになにがあるか分からないが、とりあえず勘で移動することにした。

やはり気になってしまうのが、森のなかに通じる獣道。
「ここから先自然エリア、自然を壊してはいけません。」
の看板にテンションがあがる。
枯れ草の原っぱを越え、ちょっとした丘を越えると、その下に池が見えた。
わくわくしながら進むと、池の周りで数匹のAmerican Robin (コマツグミ)をみつけた。夏は単独でいることが多かったが、秋はよく集団をみかける。
そういう習性なのだろうか。
c0211532_1062125.jpg
■ American Robin (コマツグミ) Turdus migratorius

池の水際まで来た。
ひとけがなく、いかにも珍しい生き物がいそうな池だ。
意識を集中し、水面、枯れ木、水中、巣箱と、生き物のシルエットを探す。

・・・

残念。マガモすら見あたらなかった。
池の奥にもまだ道が続いているので奥へと進む。
今度は松の林だ。
こっちの松は日本の松と比べ、やたらストレートに伸びている。
恐らく違う種だろう。
手入れされ、等間隔で並ぶ松の木。松葉が積もって地面が茶色に染まっている。
本当にきれいだ。
c0211532_1084425.jpg

松林を抜けると、奥には草原が広がっていた。
恐らく昔の池が富栄養化で湿地になり、草原になったのだろう。
遷移というやつだ。
c0211532_14313629.jpg

そして草原を探索中、できたてホヤホヤのシカの糞を発見!
c0211532_14344470.jpg

湯気がでそうなくらいのフレッシュさだ。
まだ近くにいるはず!

得意の野生の勘でシカを追う。
まるで縄文時代だ。

奥へ奥へと30分ほど進んだだろうか。
あれ?
見覚えのある場所。
奥へ進んだつもりがただ円を描いて同じ場所に戻ってきてしまったようだ。
なんだか情けなくなり、シカを諦めた。

シカには出会えなかったものの、自然エリアではEastern Phoebe (ツキヒメハエトリ)、Northern Paper Wasp (ノーザンペーパーワスプ)、ナミテントウ (Multicolored Asian Lady Beetle)などを撮影することができた。
c0211532_1019683.jpg
■ Eastern Phoebe (ツキヒメハエトリ) Sayornis phoebe

c0211532_10195161.jpg
■ Northern Paper Wasp (ノーザンペーパーワスプ) Polistes fuscatus

ナミテントウはアブラムシを食べる益虫としてアメリカに導入され、定着してしまった帰化種だ。
c0211532_1513288.jpg
■ ナミテントウ (Multicolored Asian Lady Beetle) Harmonia axyridis

整備された公園エリアに戻る。
そうだ紅葉の撮影を忘れていた。
あいにく今日は曇りで色がきれいにでないのが悔しいが、カナダの紅葉を撮影した。
c0211532_10455597.jpg

赤くなるメイプル(カエデ)と黄色くなるメイプルは違う種類だと聞いたことがあるが、これらは何の種類だろうか。
植物は苦手だが、がんばって調べよう。
c0211532_10462550.jpg
c0211532_10464966.jpg

日本の紅葉はもみじのイメージが強く、小さいイメージだが、こちらは豪快。
葉が大きく量も多いので落ち葉がすごい。
真っ赤な葉っぱのマットは本当にきれいだ。
c0211532_1047564.jpg

グリーンの芝に黄色の落ち葉も素晴らしい。
c0211532_10481557.jpg

名前が分からないが、この植物の紅葉っぷりはすごかった。本当に真っ赤だ。
c0211532_10484725.jpg

公園エリアではマガモ (Mallard)、Eastern Gray Squirrel (トウブハイイロリス)とおなじみの種しかいなかったが、秋らしい写真が撮れた。
c0211532_10492235.jpg
■ マガモ (Mallard) Anas platyrhynchos
c0211532_10505044.jpg
■ Eastern Gray Squirrel (トウブハイイロリス) Sciurus carolinensis

今日はたっぷりTorontoの豪快な秋を堪能することができた。
ありがとうE.T. Seton Park。


<撮影種一覧> 15種
<菌類>
■ キノコ類の1種 (Mushroom) Fungi sp.
<昆虫類>
■ ナミテントウ (Multicolored Asian Lady Beetle) Harmonia axyridis
■ Common European Crane Fly (コモンヨーロピアンクレーンフライ) Tipula paludosa
■ Clouded Sulphur (アメリカモンキチョウ) Colias philodice
■ ヒメバチ科の1種 (Ichneumon Wasps) Ichneumonidae sp.
■ Northern Paper Wasp (ノーザンペーパーワスプ) Polistes fuscatus
■ Agapostemon sericeus (アガポステモン・セリケウス) Agapostemon sericeus
■ Agapostemon virescens (アガポステモン・ヴィレスケンス) Agapostemon virescens
<哺乳類>
Eastern Gray Squirrel (トウブハイイロリス) Sciurus carolinensis
<鳥類>
マガモ (Mallard) Anas platyrhynchos
Red-tailed Hawk (アカオノスリ) Buteo jamaicensis
Eastern Phoebe (ツキヒメハエトリ) Sayornis phoebe
American Robin (コマツグミ) Turdus migratorius
European Starling (ホシムクドリ) Sturnus vulgaris
Northern Cardinal (ショウジョウコウカンチョウ) Cardinalis cardinalis
[PR]

# by takuyamorihisa | 2009-10-19 22:34 | Canada | Comments(0)

013 Tommy Thompson Park ~ついに潜入!~

今日はTommy Thompson Park(トミートンプソンパーク)に行ってきた。

9/279/30と2回も潜入に失敗したが、3度目の正直でついに潜入することができた。
前回書いたように、Leslie Street Spit こと、Tommy Thompson Park は週末&休日のみ一般公開されている。貴重な自然を守るためだ。
c0211532_14441459.jpg

この通り、ペットを連れてはいることもできない。かなり厳重に保護されている。

楽しみだ。

この日は朝早く出る予定だったが、寝坊してしまい、公園についたのが2時半になってしまった。
閉園まで3時間半、がんばって回るぞ!

まずはGolden-crowned Kinglet (アメリカキクイタダキ)がお出迎え。
先週のTOCの会でばっちり覚えたもんね~
c0211532_1448534.jpg
■ Golden-crowned Kinglet (アメリカキクイタダキ) Regulus satrapa

そしてSong Sparrow (ウタスズメ)。
c0211532_14543743.jpg
■ Song Sparrow (ウタスズメ) Melospiza melodia

しかし出会うのはこの2種類ばかり。いったいどこを探せばいいんだ~?やはりガイドなしは厳しい・・・
足元にある、ひっつきもっつき(オオオナモミ)の写真でも撮ろうか。
膝を曲げ、ひっつきもっつきと同じ位置まで目線を低くする。

カサカサカサ・・・

おお!ヘビだ~!!!
しかし気づかれてしまい草むらに逃げていく!
行くな被写体!
Nature Photographerの本能による条件反射で思わずヘビをつかんで放り上げた。
不意打ちにびっくりしたのか固まるヘビ。
これは助かるとじっくり撮影させてもらった。
c0211532_15265766.jpg
■ Eastern Garter Snake (イースタンガータースネーク) Thamnophis sirtalis sirtalis

そして南へ。
行けども行けども同じような環境に不安になった頃、でっかいレンズを持ったオタク系のおっさん達に遭遇。
その中のデブのおっちゃんは先週TOCに来ていたおっちゃんだ!
また会いましたね!
何を撮っていたか尋ねた。この先に池がいくつかあって、鳥がいるらしい。種名は自分の知らない鳥だったので、右耳から左耳へとスルー。
彼らのレンズはどうみても600mm以上ある。いわゆるバズーカーだ。
オ「君のレンズがどれだけパワフルなのか知らないけど、気づかれないように近くに寄れることができたら撮れるかもね。あるいはコブハクチョウがいたから、それなら撮れるんじゃない?がんばって。」
敵意はないが、そう言って去っていった。

き~っ!
悔しい!

日本での状況は知らないが、こちらのバードウォッチングをする人、いわゆるBirder(バーダー)は定年退職し、老後の趣味として始めた人が非常に多い(と思う)。もしくは未婚の中年男性。
すなわちマネーというやつを結構持っている人達だ。(*話が脱線するが、カナダは医療費が無料。そのためお年寄りは金を持っている。)
だから写真に凝る人はものすごい機材を使っている。
確かに鳥の撮影なら600mmはないと完璧な写真を撮影できるチャンスは少ないだろう・・・
が、道具のせいにせず、今、目の前にある機材で最高の写真を残すことができる者、それが真のNature Photographerだ。
彼らよりいい写真を撮ってやる!
そうして彼らが行ったであろう場所で撮影したのがこれ。
c0211532_1549273.jpg
Killdeer (フタオビチドリ)だろうか?この写真からは全く判断ができない。

気を取り直して他の池へ行く。
カモがいっぱいいる。警戒心が強く、近くに寄れないのが悔しい。でっかいレンズがあれば・・・
肉眼では確認できないので、写真を撮って拡大してみた。見たことのない種Hooded Merganser (オウギアイサ)だった。
その他日本ではみられないLesser Scaup (コスズガモ)、Common Goldeneye (ホオジロガモ)も撮影。
来た甲斐があった。

冬羽が非常に美しいマガモの雄。
c0211532_861021.jpg
■ マガモ (Mallard) Anas platyrhynchos

飛んでいるのでこの写真からは分からないが、和名どおり雄はオウギのようなでっかい頭をしていて面白い。
c0211532_8764.jpg
■ Hooded Merganser (オウギアイサ) Lophodytes cucullatus

そして今度は数個ある池のひとつでビーバーの巣を発見する。
ビーバーの巣の入口は外からは見つけることができない。水中にあるからだ。潜って水中トンネルを通って初めて中の部屋に行くことができる。
水面より上の山になっているところが部屋だ。この巣なら完全に外敵から身を守ることができる。まさに家だ。本能で家の作り方を知っているのだからすごい。
日本に帰るまでに一度は野生のビーバーをみてみたい。がんばって20分くらい待ってみたが、ビーバーは現れなかった。
c0211532_891982.jpg

一通り公園を見終え、入口へ戻ることにした。
時刻は5時。
急ぎ足で帰らないと閉園までに間に合わない。
疲れた足にムチうって競歩のように歩く。

池の橋を渡ろうとしたとき、前方20mに黒い獣が現れた。

ビッビーバー!?

すかさず激写する。
こういう瞬間って頭が真っ白になる。釣りをしていて魚が食いついた瞬間と同じだ。

注意してみると、シッポに毛が生えている。ビーバーではない。
イタチのような動物だ。
帰って調べると毛皮で有名なAmerican Mink (ミンク)だった。
c0211532_8162237.jpg
■ American Mink (ミンク) Neovison vison
野生の哺乳類に出会えると本当に嬉しい。
今日もいい写真が撮れて満足だ。

ありがとうTommy Thompson Park!
厳重に保護されている場所だけあって、とてもいい公園だった。

最後はEuropean Starling (ホシムクドリ)が見送ってくれた。
c0211532_8164734.jpg
■ European Starling (ホシムクドリ) Sturnus vulgaris



>>Tommy Thompson Park


<撮影種一覧> 17種
<菌類>
■ キノコ類の1種 (Mushroom) Fungi sp.
<植物>
■ オオオナモミ (Rough Cocklebur) Xanthium strumarium canadense
<昆虫類>
■ ナミテントウ (Multicolored Asian Lady Beetle) Harmonia axyridis
■ Isabella Tiger Moth (イザベラタイガーモス) Pyrrharctia isabella
<爬虫類>
Eastern Garter Snake (イースタンガータースネーク) Thamnophis sirtalis sirtalis
<哺乳類>
■ American Mink (ミンク) Neovison vison
<鳥類>
マガモ (Mallard) Anas platyrhynchos
■ Lesser Scaup (コスズガモ) Aythya affinis
Canada Goose (カナダガン) Branta canadensis
■ Common Goldeneye (ホオジロガモ) Bucephala clangula
■ Hooded Merganser (オウギアイサ) Lophodytes cucullatus
Eastern Phoebe (ツキヒメハエトリ) Sayornis phoebe
■ Golden-crowned Kinglet (アメリカキクイタダキ) Regulus satrapa
■ Black-capped Chickadee (アメリカコガラ) Parus atricapillus
European Starling (ホシムクドリ) Sturnus vulgaris
Song Sparrow (ウタスズメ) Melospiza melodia
White-crowned Sparrow (ミヤマシトド) Zonotrichia leucophrys
[PR]

# by takuyamorihisa | 2009-10-17 22:31 | Canada | Comments(1)

012 SIBLEY ~すごい図鑑~

今日Amazonから本が届いた。

鳥の図鑑2冊だ。
今までインターネットでなんとかがんばってきたが、小鳥の同定となるともはやかなりの資料をもっていないと太刀打ちできないので購入に踏み切った。

まずはDK社の"BIRDS OF NORTH AMERICA"
c0211532_127947.jpg
BIRDS OF NORTH AMERICA (Francois Vuilleumier)

何がすごいって、でっかい!
大陸は一品がでっかい!
写真では大きさが分からないのが残念だが、縦30cm、横23cm、厚さ5cmある。全741ページでフルカラー。
1ページに1種記載で、写真を使用。各種の特徴、紛らわしい種、そして分布図もあるので心強い。
ただ重過ぎるし、でかすぎるので現場にもって行くことは不可能。

そしてもう一冊がこれ。
c0211532_1273685.jpg
THE SIBLEY GUIDE TO BIRDS (Davide Allen Sibley)

著者はDavid Allen Sibley。
この本は本当にすごい。北アメリカ大陸の全種の鳥について、幼鳥、雄、雌、飛んだときのシルエットなど、本を手にした人が同定できるように、ありとあらゆるバージョンのイラストが描かれている。
しかもIllustated by David Allen Sibleyと書いてあるということは、このおっさん一人で全てのイラストを描いたということだろう。すごすぎる。
見ていただくとわかるが、この本は本当に使う人の立場に立って作られた本だ。
猛禽類の飛翔シルエットのページ。
c0211532_12164683.jpg
そしてキツツキ科の1ページ。
c0211532_1217782.jpg

1種につき8つもイラストがあるのがおわかりいただけるだろうか。
このイラスト量×545ページ・・・

どれだけの年月がかかったのだろうか?Sibleyさんに日本の図鑑も作ってもらいたい。

そして、知識が増えることよりもさらに嬉しかったのが、これらの本が本屋で売られていた定価より$20安くAmazonに出ていたことだ。(もちろん新品)
日本では本の安売りが基本ないので、感動がすごかった。

ありがとうAmazon.ca。$40もうかった。
[PR]

# by takuyamorihisa | 2009-10-14 17:13 | お知らせ | Comments(0)