567 Kowloon Park ~香港の繁華街は野鳥の楽園~

*この記事は2017年2月20日のものです。

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今日はKowloon Park(九龍公園)に行ってきた。

午前は葛西臨海公園鳥類園の方とTung Chung Bay(東涌湾)でバーディング。その後はKowloon Park(九龍公園)へ行かれるとの事なのでご一緒させてもらった。
数えきれないほど香港に来ているのに、Kowloon Parkへはまだ行った事がない。噂によるとたくさんの野鳥がみられるらしいので楽しみだっ!!!

Kowloon Parkは香港の九龍の中でも最も栄えたエリアに位置している。メインストリートのNathan Road沿い、Tsim Sha Tui から Jordanにかけてと言えば、高級ブランドが並ぶようなショッピングエリア。
大都会のメインストリートであるにも関わらず、写真のような立派なガジュマル (Chinese Banyan)の木が残されているNathan Road。
ここから階段を上ってKowloon Parkへと入る。

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□ ガジュマル (Chinese Banyan) Ficus microcarpa


本当に香港の繁華街にいるのだろうかと疑いたくなるような立派な自然公園だが、見上げると高層ビルに囲まれているのが香港らしい。
さて、どんな野鳥に出会うことが出来るのだろう。

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自分は一生懸命野鳥を探して歩いているつもりでも、葛西臨海公園鳥類園の方からすればボーっと口を開けて歩いているのと同じ。
「あ!あそこに○○が!」と次々に発見される野鳥を確認するのがやっとだった。
やっぱりプロはすごいぞ・・・

香港で最も普通にみられる野鳥のひとつ、Red-whiskered Bulbul (コウラウン)。

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■ Red-whiskered Bulbul (コウラウン) Pycnonotus jocosus


こちらも香港ならどこにでもいるSpotted Dove (カノコバト)。
首の模様が鹿の子模様になっているので和名がカノコバトなんだと思う。


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■ Spotted Dove (カノコバト) Streptopelia chinensis


Black-collared Starling (クビワムクドリ)。
この鳥もよく見かける野鳥のひとつだ。

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■ Black-collared Starling (クビワムクドリ) Gracupica nigricollis


Oriental Magpie Robin (シキチョウ)。
オスは光が当たるところで見ると紺色の羽がとても美しい。日陰でみると真っ黒。


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■ Oriental Magpie Robin (シキチョウ) Copsychus saularis


フラミンゴ達がいる池にたくさんいたゴイサギ (Black-crowned Night Heron)。


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■ ゴイサギ (Black-crowned Night Heron) Nycticorax nycticorax


この5種くらいまでならなんとか分かるのだが、これ以降の種はお手上げ・・・

Masked Laughingthrush (カオグロガビチョウ)。
顔が黒いのでMasked(マスクをした)とつくのだろうが、Laughingthrush(笑うツグミ)というのは鳴き声からだろうか。
鳴き声をしっかり記憶しておけばよかった・・・


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■ Masked Laughingthrush (カオグロガビチョウ) Garrulax perspicillatus


重厚感のあるかっこいい鳥、Asian Koel (オニカッコウ)。
コーエルという名前もいい!和名もオニカッコウ。強そう・・・


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■ Asian Koel (オニカッコウ) Eudynamys scolopaceus


同じカッコウ科のGreater Coucal (オオバンケン)。
日本ではなじみの薄いタイプの鳥なのでドキドキする~。


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■ Greater Coucal (オオバンケン) Centropus sinensis


Common Tailorbird (オナガサイホウチョウ)。
ちょろちょろと動き回って撮影が大変・・・

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■ Common Tailorbird (オナガサイホウチョウ) Orthotomus sutorius

シジュウカラ?
と思ったが、一応別種のGreat Tit (グレイトティット)。
Wikipediaによると、日本のシジュウカラは本種の1亜種だと考えられていたが、2005年に独立種として分離されたようだ。

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■ Great Tit (グレイトティット) Parus major


こちらは馴染みのあるメジロ (Japanese White-eye)。
ピンボケの写真だが、香港では初めてみたので嬉しい!

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■ メジロ (Japanese White-eye) Zosterops japonicus


何かの巣。鳥の巣かな・・・


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もし分かる人がいたら教えてください!


頭上に猛禽類のシルエットが横切ったので、初撮影の何かかな?と思ったがトビ (Black Kite)だよと教えていただき、ちょっと残念・・・


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■ トビ (Black Kite) Milvus migrans


この公園にはたくさんの緑があって癒される。亜熱帯なので日本と雰囲気がガラっと違うので植物好きの人も楽しめると思う。
大きな樹に関しては価値の高い樹として1本づつIDが振られており、Kowloon Parkのサイトに紹介されている。

大きくてスタイルも抜群のAlbizia lebbeck (ビルマネム)。ネムノキの仲間。

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□ Albizia lebbeck (ビルマネム) Albizia lebbeck


真っ赤な花を持つオオベニゴウカン (Powderpuff Tree)。

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□ オオベニゴウカン (Powderpuff Tree) Calliandra haematocephala


Hong Kong Orchid Tree (アカバナソシンカ)。香港の国旗にある花はこの花がモデル。
雑種であるため、種をつけないらしい。ということはソメイヨシノのように世界中にあるHong Kong Orchid Treeはクローンなのかな?

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□ Hong Kong Orchid Tree (アカバナソシンカ) Bauhinia x blakeana


昆虫も撮影したいのだけど、意外と少なくて、なんとか撮影できたのはこちらのRedbase Jezebel (レッドベースジャザベル)のみ。
南国ぽい配色がいいっ!!!

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■ Redbase Jezebel (レッドベースジャザベル) Delias pasithoe


亀がたくさんいる池もある。

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ほぼミシシッピアカミミガメ (Red-eared Slider)でがっかり・・・
君たちは世界中にいるなぁ・・・

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■ ミシシッピアカミミガメ (Red-eared Slider) Trachemys scripta elegans


こちらはクサガメ (Chinese Pond Turtle)。
クサガメは香港にもいるようだ。

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■ クサガメ (Chinese Pond Turtle) Chinemys reevesii
*オッシーさんにみていただいた。


よく分からなかったカメ。
首にある細い縦線が特徴的なので分かりそうな気もするのだが・・・

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■ カメ目の1種 (Turtle) Testudines sp.


Kowloon Parkには小さな鳥の動物園もある。
自分たちからすれば、檻の外にたくさんの魅力的な野鳥がいるのでそれを見ればいいのにと思うのだが、観光客は入園料フリーの動物園で楽しんでいるよう。

Rhinoceros Hornbill (サイチョウ)とNicobar Pigeon (ミノバト)。
生き生きとした野鳥の後にこういった鳥たちの表情を見ると、つまらなそうにしているのがよく分かる。

サイチョウって哺乳類のサイのような鳥という意味なんだと英名を見て発見!

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□ Rhinoceros Hornbill (サイチョウ) Buceros rhinoceros


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□ Nicobar Pigeon (ミノバト) Caloenas nicobarica


動物園の近くで頭上にカラフルな鳥がやってきた。
すごいっ!
香港ってこんな鳥までいるんだ~っ!!!
さすが南国!

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■ Alexandrine Parakeet (オオホンセイインコ) Psittacula eupatria


と思って感動したら、残念な事に篭脱けの外来種だった・・・
香港には2種の外来インコ、1種の外来オウムがいるらしい。

外来インコのRose-ringed Parakeet (ワカケホンセイインコ)とAlexandrine Parakeet (オオホンセイインコ)は非常に良く似ているが、Alexandrine Parakeet (オオホンセイインコ)は肩が赤くなっているので見分けることができる。

高層マンションをバックに外来種のAlexandrine Parakeet。
香港らしいショット。笑

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■ Alexandrine Parakeet (オオホンセイインコ) Psittacula eupatria


何やらいちゃいちゃし始め・・・

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■ Alexandrine Parakeet (オオホンセイインコ) Psittacula eupatria

交尾を開始。

しっかりと繁殖しているようだ。


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■ Alexandrine Parakeet (オオホンセイインコ) Psittacula eupatria


色々な野鳥がみれたのだが、最後の最後で最も印象に残った鳥はAlexandrine Parakeet (オオホンセイインコ)になってしまった。笑

葛西臨海公園鳥類園のみなさま、今日は一日中おつきあいいただき本当にありがとうございました!!!
またどこかでお会いしたいです!!!



<撮影種一覧> 23種
<植物>
□ Hong Kong Orchid Tree (アカバナソシンカ) Bauhinia x blakeana
□ Albizia lebbeck (ビルマネム) Albizia lebbeck
□ オオベニゴウカン (Powderpuff Tree) Calliandra haematocephala
□ ガジュマル (Chinese Banyan) Ficus microcarpa
<昆虫類>
■ Redbase Jezebel (レッドベースジャザベル) Delias pasithoe
<爬虫類>
■ ミシシッピアカミミガメ (Red-eared Slider) Trachemys scripta elegans
■ クサガメ (Chinese Pond Turtle) Chinemys reevesii
■ カメ目の1種 (Turtle) Testudines sp.
<鳥類>
■ トビ (Black Kite) Milvus migrans
■ Greater Coucal (オオバンケン) Centropus sinensis
■ Asian Koel (オニカッコウ) Eudynamys scolopaceus
□ Nicobar Pigeon (ミノバト) Caloenas nicobarica
■ Alexandrine Parakeet (オオホンセイインコ) Psittacula eupatria
□ Rhinoceros Hornbill (サイチョウ) Buceros rhinoceros
■ Common Tailorbird (オナガサイホウチョウ) Orthotomus sutorius
■ Masked Laughingthrush (カオグロガビチョウ) Garrulax perspicillatus
■ メジロ (Japanese White-eye) Zosterops japonicus
■ Oriental Magpie Robin (シキチョウ) Copsychus saularis
■ Great Tit (グレイトティット) Parus major

□・・・飼育個体・栽培個体

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by takuyamorihisa | 2017-10-14 21:10 | 香港 | Comments(0)

566 Tung Chung Bay ~鳥のエキスパートと回る香港の干潟~

*この記事は2017年2月20日のものです。

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今日はTung Chung Bay(東涌湾)に行ってきた。

今、出張で香港へ来ているのだが、1通のメールが届いた。
それは葛西臨海公園鳥類園の方からで、今度香港へ行くときに東涌湾へ行ってみたいのでアクセス方法を教えて欲しいという内容だった。
こういうお問い合わせをいただくとブログを書いていて良かったなぁと思う。

いつおいでですか?と質問すると、なんと自分が休みをとって東涌湾へ行く日に来られるという。
なんという偶然!これは運命でしょう。神様にしくまれたとしか言いようがない!

早朝に九龍で合流し、東涌湾へ。ちょうど干潮だというのも運が良すぎ!
東涌川。


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あれ?

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なんじゃこりゃ?
糸状の緑藻が腐ってその下は嫌気状態に・・・

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東涌川河口が死んでる・・・
いつもはこの場所でたくさんのドロアワモチ類が元気に活動して、たくさんのシオマネキ類がおいでおいでしてくれているのだが・・・

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■ フナ属の1種 (Crucian Carp) Carassius sp.

ドロアワモチ類はいた!
Onchidium hongkongense (オンキディウム・ホンコンゲンセ)。
日本産のドロアワモチの学名は上記の学名があてはめられているが、香港産のものと同種かどうかは精査が必要なため、ドロアワモチの和名は使用していない。

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■ Onchidium hongkongense (オンキディウム・ホンコンゲンセ) Onchidium hongkongense
メナシストさん にみていただいた。

何が起こってしまったのだろう。
この場所を紹介してくれたビリー博士に半べそでメールすると、冬はだいたいそんなもんだよと教えていただき、ちょっとホッとする。
それにしてもいきなりこんな光景を見るとびっくりしてしまう。

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気をとりなおして目の前の自然を楽しむ。
今回は葛西臨海公園鳥類園の職員さん方、つまり本物の鳥エキスパートと一緒に香港の自然を回れるのだ!なんてラッキー!

早速教えてもらったのがアオショウビン (White-throated Kingfisher)。
豆みたいにしか見えていないのに、すぐにIDまで。

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■ アオショウビン (White-throated Kingfisher) Halcyon smyrnensis

しばらくするとその後ろの流木にカワセミ (Common Kingfisher)が。
この2種って縄張りが重なってもOKなのかなぁ。

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■ カワセミ (Common Kingfisher) Alcedo atthis

続いてタカサゴモズ (Long-tailed Shrike)。
豆写真でも初撮影種はとても嬉しい!

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■ タカサゴモズ (Long-tailed Shrike) Lanius schach


ダイサギ (Great Egret)。

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■ ダイサギ (Great Egret) Ardea alba


カササギの仲間のBlue Magpie (サンジャク)。
カササギは英語でMagpieといい、この仲間はカナダでも何度かみかけた。Magpieでマグピーと発音するのだとばかり思っていたが、マグパイと発音すると教えていただいた。7年間ずっと勘違い。恥ずかし・・・

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■ Blue Magpie (サンジャク) Urocissa erythrorhyncha


鳥のエキスパート in 香港のマングローブ林。
マングローブから高層マンションが見えるところが香港らしくておもしろい。

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このマングローブを構成している種のひとつオヒルギ (Black Mangrove)。
まるでタコウインナーの様な花が特徴的。その下に果実が成長している。

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■ オヒルギ (Black Mangrove) Bruguiera gymnorhiza


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■ オヒルギ (Black Mangrove) Bruguiera gymnorhiza


この果実は海水には浮き、淡水には沈むという絶妙な比重を持っている。
これがどういう意味かというと、木から落ちた果実は海水に運ばれ、彼らの好む汽水域にくると芽の出る方を上にして着底する。
鳥に果実を食べてもらって生息域を広げる植物もいれば、この様に果実を海へ流して生息域を広げる植物も。
植物だって命をつないでいくため大変な競争の中を生き抜いている。

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■ オヒルギ (Black Mangrove) Bruguiera gymnorhiza


沖縄でよくみられるアダン (Pandanus odoratissimus)。

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■ アダン (Pandanus odoratissimus) Pandanus odoratissimus


今回びっくりしたのがあれだけたくさんいた甲殻類はほとんどいなかったということ。
シオマネキ類は4種みれるのだが、見つけられたのはハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab)のみ。
OさんはNorthern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ)をみつけて写真を撮られていたが・・・

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■ ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab) Uca lactea


石の間にいたMetopograpsus quadridentatus (メトポグラプサス・クアドリデンタトゥス)。
鉗脚が紫色をしている。
この種は目が合うとすぐに石の隙間に逃げ込んでしまうので、なかなか捕まえるが難しい。今回は気温が低いおかげで楽に捕獲できた。

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■ Metopograpsus quadridentatus (メトポグラプサス・クアドリデンタトゥス) Metopograpsus quadridentatus
メナシストさん にみていただいた。

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■ Metopograpsus quadridentatus (メトポグラプサス・クアドリデンタトゥス) Metopograpsus quadridentatus 甲幅25mm
メナシストさん にみていただいた。


パープルの鉗脚。

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■ Metopograpsus quadridentatus (メトポグラプサス・クアドリデンタトゥス) Metopograpsus quadridentatus 甲幅25mm
メナシストさん にみていただいた。


若い個体。

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■ Metopograpsus quadridentatus (メトポグラプサス・クアドリデンタトゥス) Metopograpsus quadridentatus 甲幅13mm
メナシストさんにみていただいた。

日本では沖縄島や西表島などからの記録があるマルミトラノオガニ (Heteropanope glabra)。

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■ マルミトラノオガニ (Heteropanope glabra) Heteropanope glabra 甲幅12mm
メナシストさん にみていただいた。

個人的に日本産のものと随分雰囲気の違うタカノケフサイソガニ (Brush-clawed Shore Crab)。
雄の鉗脚には毛が生えていて、同属のケフサイソガニ (Hemigrapsus penicillatus)よりも量が多い。


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■ タカノケフサイソガニ (Brush-clawed Shore Crab) Hemigrapsus takanoi 甲幅14mm
メナシストさん にみていただいた。


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■ タカノケフサイソガニ (Brush-clawed Shore Crab) Hemigrapsus takanoi 甲幅16mm
メナシストさん にみていただいた。


抱卵個体。

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■ タカノケフサイソガニ (Brush-clawed Shore Crab) Hemigrapsus takanoi 甲幅10mm
メナシストさん にみていただいた。


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■ タカノケフサイソガニ (Brush-clawed Shore Crab) Hemigrapsus takanoi 甲幅10mm
メナシストさん にみていただいた。


続いて貝類。

カンギク (Lunella coronatus coronatus)


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■ カンギク (Lunella coronatus coronatus) Lunella coronatus coronatus 殻長15mm


アマオブネガイの仲間。

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殻長15mm


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殻長15mm


タマキビ属かな。

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殻長10mm


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殻長10mm

ヤエヤマヘナタリに似ているがどうだろう・・・

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殻長15mm


フトヘナタリ???

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殻長15mm


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殻長13mm


カリガネエガイ???
日本産ならカリガネエガイで良いと思うが、海外となると安易に決めつけることができない・・・

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殻長37mm


自分の勝手な提案でマングローブ林を突っ切る。
この後トレイルへ戻る道が分からず、みなさんにはご心配をおかけしました・・・旅の思い出としてお許しください。

案内するつもりがNさんに案内されている写真。


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脱皮に失敗して死んだトゲノコギリガザミ (Green Mud Crab)。

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■ トゲノコギリガザミ (Green Mud Crab) Scylla paramamosain


大きなトゲノコギリガザミ (Green Mud Crab)の巣穴。

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マングローブからステージを変え、再びバーディング。
Red-whiskered Bulbul (コウラウン)は香港ならいたるところで見る事ができる。

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■ Red-whiskered Bulbul (コウラウン) Pycnonotus jocosus


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■ Red-whiskered Bulbul (コウラウン) Pycnonotus jocosus


東涌川で餌を探しているシロハラクイナ (White-Breasted Waterhen)。

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■ シロハラクイナ (White-Breasted Waterhen) Amaurornis phoenicurus


餌探しに夢中のアカガシラサギ (Chinese Pond Heron)。

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■ アカガシラサギ (Chinese Pond Heron) Ardeola bacchus


White-rumped Munia (コシジロキンパラ)。

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■ White-rumped Munia (コシジロキンパラ) Lonchura striata


最も覚えやすい学名を持つ生き物のひとつ、カササギ (Eurasian Magpie)。
学名はPica pica。ほら、もう覚えたでしょ?

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■ カササギ (Eurasian Magpie) Pica pica


Crested Myna (ハッカチョウ)
クチバシの上にみえるのは冠羽。英名のMynaというのはハッカチョウの仲間を指す単語のようだ。


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■ Crested Myna (ハッカチョウ) Acridotheres cristatellus


何度か通った場所なのに、これだけの野鳥がいたなんて、今までどこを見てたんだバカ!といいたくなるほどの大発見。
自分の知っている場所がまた新しい色を持って生まれ変わった感じ。

今回は本当にご一緒できて嬉しかったです!
葛西臨海公園鳥類園のみなさん、遠いところわざわざ来ていただいてありがとうございました!(まるで香港に住んでいるかのような言い方)



<撮影種一覧> 21種
<植物>
■ オヒルギ (Black Mangrove) Bruguiera gymnorhiza
■ アダン (Pandanus odoratissimus) Pandanus odoratissimus
<貝類>
■ カンギク (Lunella coronatus coronatus) Lunella coronatus coronatus
■ Onchidium hongkongense (オンキディウム・ホンコンゲンセ) Onchidium hongkongense
<甲殻類>
■ マルミトラノオガニ (Heteropanope glabra) Heteropanope glabra
<魚類>
■ フナ属の1種 (Crucian Carp) Carassius sp.
<鳥類>
■ アカガシラサギ (Chinese Pond Heron) Ardeola bacchus
■ シロハラクイナ (White-Breasted Waterhen) Amaurornis phoenicurus
■ アオショウビン (White-throated Kingfisher) Halcyon smyrnensis
■ タカサゴモズ (Long-tailed Shrike) Lanius schach
■ カササギ (Eurasian Magpie) Pica pica
■ Blue Magpie (サンジャク) Urocissa erythrorhyncha
■ Crested Myna (ハッカチョウ) Acridotheres cristatellus
■ White-rumped Munia (コシジロキンパラ) Lonchura striata


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by takuyamorihisa | 2017-10-14 21:00 | 香港 | Comments(0)

531 Tung Chung Bay ~香港の素晴らしい干潟とそこに生息する生き物たち その2~

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今日はTung Chung Bay(東涌湾)に行ってきた。

前回から3週間ぶりに訪れる香港。
今回も休日を1日とって香港の大自然を冒険することにした。

あいにくビリー博士は授業があるとのことで、今回は一人での冒険だ。場所は前回と同じ香港国際空港の対岸にある東涌湾。

前回バスの番号を写メで残していたのが大活躍。多少迷ったものの、無事干潟への入口へと行くことができた!
まさに南国の雰囲気ただよう香港の街路樹。

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美しい東涌川を渡る。

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まず最初に撮影したのはオヒルギ (Black Mangrove)。
この種は水際よりやや上の場所がお好きなマングローブ。背も高くなる。

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■ オヒルギ (Black Mangrove) Bruguiera gymnorhiza

まるでタコウインナーのような花を咲かせるため、花が咲いていればすぐに見分けられる。

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■ オヒルギ (Black Mangrove) Bruguiera gymnorhiza

最初に出会ったカニは日陰で休んでいるベンケイガニ科の1種。
ベンケイガニ科のうち、ここで最もたくさんみられるのはフタバカクガニ (Red-clawed Crab)なのだが、どうも違うようだ。
確かめようとして近づくと逃げられてしまい、姿を見失ってしまった・・・

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■ ベンケイガニ科の1種 (Sesarmidae) Sesarmidae sp.


川沿いに大きな貝が転がっているのを発見っ!!!
ヤエヤマヒルギシジミ (Mangrove Clam)だ。デカいっ!!!

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■ ヤエヤマヒルギシジミ (Mangrove Clam) Geloina erosa

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■ ヤエヤマヒルギシジミ (Mangrove Clam) Geloina erosa 殻長6.6cm

よくみるとあちらこちらに埋まっている。貝堀りに来ている人が多いにも関わらず、これだけ見るということは美味しくはないのだろう。

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■ ヤエヤマヒルギシジミ (Mangrove Clam) Geloina erosa

この湾のシオマネキ類の中で最も多い種、ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab)。
白い点はすべてこのカニだ。

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■ ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab) Uca lactea

オスは片方のハサミが巨大化し、メスへのアピールやオス同士の戦いに使われる。

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■ ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab) Uca lactea

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■ ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab) Uca lactea 甲幅1.6cm


オスがメスを一生懸命誘っている様子を動画で撮影してみた。
メスがオスのいる巣穴に入っていけばカップル成立なのだが、どうやらこのときは上手くいかなかったようだ。



マングローブ林を流れる小川のほとりで。
ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab)が餌を食べているところ。画面右下のオスはメスをみつけてはアピールを繰り返している。



ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab)は正直たくさんいるし、何度も撮影しているので、それほど撮影欲がわかなくなってしまっているのだが、1匹とても変な動きをしている個体をみつけた。
メスが歩脚を上げて、甲の側面にある縞模様を見せたり隠したりしている。
なんだこの動きは???
手前のオスは間違いなくハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab)だが、このメスは違う種なのだろうか?
側面に縞模様のある個体、それを利用したディスプレイをするような個体は初めてみた。

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■ ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab) Uca lactea

う~ん何者だろうか。
おそらくハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab)のメスだと思うけど・・・

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■ ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab) Uca lactea


河口で石に泥をかぶっているような場所で多くみられたドロアワモチ科の1種 (Onchidiidae)。
前回観察したものと同じ種だと思われるが、未だ同定が出来ていない。
この仲間は貝殻を持たない貝の仲間。

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■ ドロアワモチ科の1種 (Onchidiidae) Onchidiidae sp.

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■ ドロアワモチ科の1種 (Onchidiidae) Onchidiidae sp. 4.6cm

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■ ドロアワモチ科の1種 (Onchidiidae) Onchidiidae sp. 4.8cm

このエリアで最も多くみられる魚類、トビハゼ (Shuttles Hoppfish)。
トビハゼ (Shuttles Hoppfish)は水中より水上の方が好きだという不思議な魚。
陸上でカエルのようにぴょんぴょんと飛び回る。

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■ トビハゼ (Shuttles Hoppfish) Periophthalmus modestus


砂の場所を歩いていると1匹のヤドカリをみつけた。
ツメナガヨコバサミ (Tsumenaga Yokobasami)だ。
名前のとおり歩脚の指節(一番先端の節)が長く、歩脚の中央に青い線が入るのが特徴。
昔石垣島へ行ったときはたくさんいたのだが、今回確認したのはこの1匹のみ。

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■ ツメナガヨコバサミ (Tsumenaga Yokobasami) Clibanarius longitarsus


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■ ツメナガヨコバサミ (Tsumenaga Yokobasami) Clibanarius longitarsus

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■ ツメナガヨコバサミ (Tsumenaga Yokobasami) Clibanarius longitarsus

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■ ツメナガヨコバサミ (Tsumenaga Yokobasami) Clibanarius longitarsus


別の種のヤドカリをみつけたが、つかまえて撮影していないのでどの種か見当もつかなかった。

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このエリアでは普通種のフタバカクガニ (Red-clawed Crab)。いたるところでみられる。
このカニは日本にも生息しているのだが、香港でみられるものはハサミがより赤く、同じ種なのだろうかと思うほど見た目が異なっている。

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■ フタバカクガニ (Red-clawed Crab) Perisesarma bidens


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■ フタバカクガニ (Red-clawed Crab) Perisesarma bidens

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■ フタバカクガニ (Red-clawed Crab) Perisesarma bidens 甲幅2.3cm

そうそう、ここで書いておかなければならないことがある。
この素晴らしい香港の自然、なんと今回は独り占めしているのだ!
前回来たときは20人くらいの人がいたのだが、なぜか今日は一人も見当たらない。
なんと贅沢なことだろうか!!!

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そして小さな小川の上流へ。
ここはマングローブが生い茂る泥底のエリアでよりたくさんのシオマネキ類がみられる。

まずはシオマネキ (Bowed Fiddler Crab)。
赤が美しい、大きめのシオマネキ類だ。
日本国内でみられるシオマネキ類では最大種。

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■ シオマネキ (Bowed Fiddler Crab) Uca arcuata

ハサミの可動指の長さと掌部の長さを比較して、可動指の方が長いというのが本種の特徴なのだが、下の写真のように可動指と掌部の長さが同じ個体もいるようだ。
香港の漁農自然護理署のサイトではこの見分け方で、可動指:掌部が1:1の場合は U.acuta(アキュートフィドラークラブ)になると書いてあったが、どうみてもこれはシオマネキ (Bowed Fiddler Crab)。

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■ シオマネキ (Bowed Fiddler Crab) Uca arcuata


初めて本種を撮影してからずっと撮影したいと思っていた念願の標本写真。

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■ シオマネキ (Bowed Fiddler Crab) Uca arcuata 甲幅2.3cm


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■ シオマネキ (Bowed Fiddler Crab) Uca arcuata 甲幅2.0cm

続いてNorthern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ)。
このカニはわりと歩き回るのが好きなカニで、自分の巣穴から離れようとしない他のシオマネキ類とちょっと違う。
大ハサミがWの形になっているのが特徴だ。

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■ Northern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ) Uca borealis


Northern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ)のウェービング。
こっちこい!とメスにアピールしている。

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■ Northern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ) Uca borealis

念願の標本写真。

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■ Northern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ) Uca borealis 甲幅2.1cm


こちらはメス。
ハサミ脚はどちらも大きくならない。
対してオスは上の写真のようにどちらかのハサミ脚が巨大化する。
これはシオマネキ類に共通してみられる特徴だ。

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■ Northern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ) Uca borealis 甲幅1.3cm


マングローブを流れる小川のほとり。
ここではNorthern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ)、ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab) Uca lactea、シオマネキ (Bowed Fiddler Crab)、トビハゼ (Shuttles Hoppfish)などがみられた。
どれがどの種だかお分かりになるだろうか。




このマングローブでみられるカニの中で最も美しい種だと思う、Splendid Fiddler Crab (スプレンディッドフィドラークラブ)。
このエリアでは希少種で、広大なこの湾でも半径5mくらいのエリアでしかみていない。

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■ Splendid Fiddler Crab (スプレンディッドフィドラークラブ) Uca splendida


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■ Splendid Fiddler Crab (スプレンディッドフィドラークラブ) Uca splendida

こちらも念願の標本写真撮影に成功!
なんて美しいのだろうか!

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■ Splendid Fiddler Crab (スプレンディッドフィドラークラブ) Uca splendida 甲幅1.8cm


この湾でみられた4種を比較。
左上がシオマネキ (Bowed Fiddler Crab)、
右上がSplendid Fiddler Crab (スプレンディッドフィドラークラブ)、
左下がハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab)、
右下がNorthern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ)。
初めて香港の干潟へ来たときは、全然同定ができなかったが、今ではこの4種の見分けは簡単にできるようになった。
進歩したなぁ~!

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そしてもう一つ進歩した点。
それはカブトガニをみつけるのが上手くなったことだ!
小川で餌を食べているMangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ)の幼生。
写真のように移動すると跡がつくので、それを追っていけばみつけることができる。
簡単だと思ってしまうが、いざフィールドではなかなかこの跡をみつけるのが難しいのだ。

ちなみにこの小川はほとんど塩分のない汽水。
舐めた感じだと、恐らく海水の1/5~1/10くらいではないだろうか。

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■ Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ) Carcinoscorpius rotundicauda


標本写真も撮影できて感無量!

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■ Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ) Carcinoscorpius rotundicauda 甲幅5.7cm


腹面はまさにエイリアン!

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■ Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ) Carcinoscorpius rotundicauda 甲幅5.7cm

こちらの個体は尾剣が曲がってしまっている。

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■ Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ) Carcinoscorpius rotundicauda 甲幅5.7cm


Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ)の側眼。

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■ Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ) Carcinoscorpius rotundicauda 甲幅5.7cm


ひとりを満喫しながら写真を撮っていると、ここで小川の上流からザックザックと人の足音が聞こえてきた。
緊張が走る。
フレンドリーな人ならいいが、なんか嫌な人だったら台無しになるだろうし・・・
密猟者とか・・・

音はだんだん大きくなってくる。
姿が見えたと思ったら、なんと若い女の子だった。

おっさんが干潟でMangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ)を捕まえてしゃがみこんで写真を撮っていたら、どう思われるだろうか。変な人だと思われないようにこちらから「Hello!」と声をかけておいた。敵意はありませんよ。怪しいものじゃありませんよのアピールだ。

撮影を続けていると、彼女も何やら道具を取り出して撮影をしているようだった。
これは明らかに研究者!
気になったので声をかけてみた。

「やあ、君は何をしているの?何かの研究?」
「そう。シオマネキの研究をしているの。オスは巣穴を作るんだけど、その巣穴の片側に壁を作って、ライバルのオスをけん制するという生態があるので、それを研究しているのよ。」
なんと面白そうな!!!
話を聞くと香港大学の学生さんだった。この大学は香港で最も賢い大学。アジアでは3位の大学だ。

今度は自分の話など、いろいろ話しているうちに仲良くなった。
彼女のフィールドワークはハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab)の巣作りの様子を5時間も撮影し続けなければならないらしい・・・
そりゃ暇を持て余して大変だ。

携帯をかまったり、写真を撮ったり、気が向いたら話しかけてみたり、各々が好き勝手に行動している中、
彼女が何かを持ってきてくれた。
「ねえ、このカニの種類分かる?青いカニよ。」
そこにはとっても小さい見たこともない青いカニがいた。
恐らくこの体型はシオマネキ類だが、みたことがない。
何かの幼カニだろう。

顔を地面に近づけて観察していると他にも青いカニがいた。
なんて綺麗なカニだろうか!

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それにしても、こうやって海外で知らない人と生物の事で話が合うのは楽しい。
音楽に国境はないというが、生物好きにも国境はない。

機材があるのでその場を離れられない彼女に別れをつげ、まだ行ったことのないエリアへと足を運んだ。
前回観察できなかった新しい種に出会えると嬉しいな。

ベンケイガニ科っぽいカニ。
フタバカクガニ (Red-clawed Crab)ではないようだが・・・

甲の形と体色から恐らくカクベンケイガニ (Kaku Benkei Gani)。

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■ カクベンケイガニ (Kaku Benkei Gani) Parasesarma pictum


付着性の二枚貝のようだ。

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石をめくるとイソギンポ科の魚が。
島根県にもいるトサカギンポ (Tosaka Ginpo)だ。

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■ トサカギンポ (Tosaka Ginpo) Omobranchus fasciolatoceps


何年かぶりにみた。
懐かしいなぁ~。

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■ トサカギンポ (Tosaka Ginpo) Omobranchus fasciolatoceps


ここでは石をめくると何かいるということを発見した。
ケブカガニ科のマルミトラノオガニ (Heteropanope glabra)だ。

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■ マルミトラノオガニ (Heteropanope glabra) Heteropanope glabra
*当時は未同定だったが、後日同じ場所で採取したものから同定した。


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■ マルミトラノオガニ (Heteropanope glabra) Heteropanope glabra
*当時は未同定だったが、後日 同じ場所で採取したものから同定した。


上と同じ種かと思ったがどうも違う。
乾燥しているので全く印象が異なるがタカノケフサイソガニ (Brush-clawed Shore Crab)。
この石の下シリーズはかなり強敵だらけだ。

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■ タカノケフサイソガニ (Brush-clawed Shore Crab) Hemigrapsus takanoi
*当時は未同定だったが、後日 同じ場所で採取したものから同定した。


こちらもタカノケフサイソガニ (Brush-clawed Shore Crab)。


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■ タカノケフサイソガニ (Brush-clawed Shore Crab) Hemigrapsus takanoi
*当時は未同定だったが、後日 同じ場所で採取したものから同定した。


Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ)ではなくカブトガニ (Japanese Horseshoe Crab)の死骸。
ここでも大量死か!?
なんて思って近づいたら抜け殻だった・・・

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■ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus

それにしても暑い。
9月だから少しは涼しいのかと思って油断していたが、暑い。
持ってきていた2本のペットボトルは開始2時間で全てなくなり、それから3時間飲まずで活動している。
汗も出てこなくなってきた。

これはやばい。

脱水症状の手前だ。

このエリアは石をめくればめくるほど新たな発見があるのに・・・
しかし倒れたらシャレにならない。

という事で泣く泣く帰る事にした。

帰りに東涌川で出会った美しい緑の鳥。
こっちでも人気の高いカワセミ (Common Kingfisher)だ。
デジスコがあればもっといい写真が撮れるんだがなぁ・・・

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■ カワセミ (Common Kingfisher) Alcedo atthis

慣れてきた香港の干潟。
一人でもいろんな事が分かってきて、どんどん楽しくなってきたっ!!!

できることなら毎日通いたいっ!!!


<撮影種一覧> 18種

<植物>
■ オヒルギ (Black Mangrove) Bruguiera gymnorhiza
<貝類>
■ ヤエヤマヒルギシジミ (Mangrove Clam) Geloina erosa
■ ドロアワモチ科の1種 (Onchidiidae) Onchidiidae sp.
<カブトガニ類>
<甲殻類>
■ ベンケイガニ科の1種 (Sesarmidae) Sesarmidae sp.
■ タカノケフサイソガニ (Brush-clawed Shore Crab) Hemigrapsus takanoi
■ マルミトラノオガニ (Heteropanope glabra) Heteropanope glabra
<魚類>
<鳥類>


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by takuyamorihisa | 2016-09-12 21:00 | 香港 | Comments(0)

526 Tung Chung Bay ~香港の素晴らしい干潟とそこに生息する生き物たち その1~

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今日はTung Chung Bay(東涌湾)に行ってきた。

今、出張で香港に来ている。
前回に引き続き今回も休みを1日取って、香港の干潟を探索だ!!!

そして今回も忙しいスケジュールの中、案内してくださるのは香港城市大学のビリー博士だ。

今回の場所はTung Chung Bayというところ、漢字で書くと「東涌湾」。この対岸は空港だというのに、マングローブ林があるらしい。
今まで何十回もこの前を通りすぎていたけど、まさかこんなところにマングローブ林があるなんてっ!!!

電車とバスを乗り継いでTung Chung Bayの入り口へやってきた。
まずは林の中のトレイルを歩く。

ここで早速大きなカタツムリを発見っ!
あれ?でもこれアフリカマイマイ (East African Land Snail)じゃ・・・

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■ アフリカマイマイ (East African Land Snail) Achatina fulica

このカタツムリは世界最大級の種で、アフリカ東部から食用としてアジア各地に移入されている。
しかしこれが恐ろしい広東住血線虫という寄生虫を持っており、這った跡を触って、それが口に入るだけで寄生されることもある。
寄生されると好酸球性髄膜脳炎をおこして死ぬこともあるとても怖いもの。

さらに数分歩いて海岸へ。
ここからは長靴でエントリー。

ここは水面からはやや距離があり、赤い花をつけるオヒルギ (Black Mangrove)が生えていた。

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■ オヒルギ (Black Mangrove) Bruguiera gymnorhiza

トレイルにもなっている砂の場所には、よく見ると小さな穴がいくつも開いている。

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この巣穴の犯人は・・・

日本にも生息しているハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab)だ!

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■ ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab) Uca lactea


白いハサミを振り上げる姿が白い扇を振り上げている姿に例えられて、白扇潮招きと呼ばれている。
体色は真っ白のものや、黄色っぽい模様に黒が入るものなど様々。

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■ ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab) Uca lactea


片方のハサミが大きいのはオスだけで、メスは両方とも小さい。

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■ ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab) Uca lactea

オスの大きなハサミはメスへの求愛に使われる。
メスに向かって、「こっち来~い。こっち来~い。」とおいでおいでをするのだ。

そして時には喧嘩の武器にも使われる。

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■ ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab) Uca lactea


iPhoneを使ってハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab)の動画撮影にも挑戦してみた。

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■ ハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab) Uca lactea

小さい方のハサミを使って砂を口に入れているのは、この中の有機物を濾しとって食べるため。
いつでも巣穴の中に逃げ込める様に右側の脚は常に巣穴に入っている。

続いて同じ場所でみられたScopimera intermedia (スコピメラ・インターメディア)。
このカニはかつて日本に生息しているコメツキガニ (Sand Bubbler Crab)と同種とされていた種。

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■ Scopimera intermedia (スコピメラ・インターメディア) Scopimera intermedia


この砂場から川の河口に少し降りると礫と泥が広がっている。
日本でもみられるトビハゼ (Shuttles Hoppfish)はここTung Chung Bayで最も多くみられる魚類。

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■ トビハゼ (Shuttles Hoppfish) Periophthalmus modestus

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■ トビハゼ (Shuttles Hoppfish) Periophthalmus modestus


この場所の石の上に見たこともないような変わった生物を発見。
Platevindex mortoni (プラテヴィンデックス・モートニ)。日本でみられるゴマセンベイアワモチは本種だと思われていたが別種の可能性が高いそうだ。
名前も姿も一体なんの仲間だろうといった感じだが、これでも貝の仲間。
上側に2本の小さな眼がみえる。

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■ Platevindex mortoni (プラテヴィンデックス・モートニ) Platevindex mortoni
S・Tさんにみていただいた。

同じドロアワモチの仲間だろうが、恐らく別種が他に3種も。

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■ ドロアワモチ科の1種 (Onchidiidae) Onchidiidae sp.


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■ ドロアワモチ科の1種 (Onchidiidae) Onchidiidae sp.

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■ ドロアワモチ科の1種 (Onchidiidae) Onchidiidae sp.

難しすぎるっ!!!

巻貝の仲間。これも難しいので同定を断念・・・

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■ 腹足綱の1種 (Gastropoda) Gastropoda sp.

続いて底質が砂で、うっすら水が張っているような場所へ移動。

ここで念願のカブトガニ (Japanese Horseshoe Crab)の幼生をビリーさんがみつけてくれた。

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■ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus

小さくてかわいらしいっ!!!
表面の泥を取り除いた状態。

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■ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus


手のひらサイズの幼生も発見!!!
砂泥の中にある有機物を濾しとって食べている。写真左から右に向かって移動しながら食事しているところ。


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■ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus


■ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus

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■ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus


近くの石の下にいたトカゲハゼ (Walking Goby)。
日本にも生息しているが、個体数が少なく環境省のレッドデータブックでは絶滅危惧ⅠA類(CR)に指定されている。
この絶滅危惧ⅠA類(CR)というのは「ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種」という意味。
干潟は生物の宝庫なのに、同時に簡単に埋め立てられるため開発の恰好の餌食にもなる。

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■ トカゲハゼ (Walking Goby) Scartelaos histophorus
S・Tさんにみていただいた。

フタハオサガニ (Hutaha Osagani)。

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■ フタハオサガニ (Hutaha Osagani) Macrophthalmus convexus
S・Tさんにみていただいた。

オサガニ属の1種 (Macrophthalmus)。

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■ オサガニ属の1種 (Macrophthalmus) Macrophthalmus sp.

同じくオサガニ属のカニ、Macrophthalmus erato (マクロフサルムス・エラト)。

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■ Macrophthalmus erato (マクロフサルムス・エラト) Macrophthalmus erato
S・Tさんにみていただいた。
*2017年7月21日にMacrophthalmus tomentosusから変更しています。

こちらは特徴が少ないので同定不能・・・

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脱皮中のクシテガニ (Parasesarma affine)。

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■ クシテガニ (Parasesarma affine) Parasesarma affine
S・Tさんにみていただいた。

巻貝の仲間。

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■ 腹足綱の1種 (Gastropoda) Gastropoda sp.

日本にも生息するオキナワイシダタミ (Monodonta labio)。

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■ オキナワイシダタミ (Monodonta labio) Monodonta labio


続いて芝生のような場所へ。
よく見ると芝生ではなく全て海藻。

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この場所でよくみられたのがNorthern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ)だ。
香港でみられるシオマネキ類の中でも、ハサミが「W」の形をしているので簡単に見分ける事ができる。

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■ Northern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ) Uca borealis

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■ Northern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ) Uca borealis


モクズガニ科Metaplax属という、日本には生息していない仲間のカニ、Metaplax longipes (メタプラクス・ロンギペス)。

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■ Metaplax longipes (メタプラクス・ロンギペス) Metaplax longipes

巻貝の仲間。

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■ 腹足綱の1種 (Gastropoda) Gastropoda sp.

ちょっと顔をあげると奥には高層ビルの姿が・・・
おかげでここまで来るのはとても便利だが、ここが埋め立てられる日が来るのではないかという不安も・・・

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この干潟での生息数はハクセンシオマネキ (Milky Fiddler Crab)と1位を争うのではないかと思うくらい、たくさんいるフタバカクガニ (Red-clawed Crab)。

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■ フタバカクガニ (Red-clawed Crab) Perisesarma bidens
S・Tさんにみていただいた。

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■ フタバカクガニ (Red-clawed Crab) Perisesarma bidens
S・Tさんにみていただいた。

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■ フタバカクガニ (Red-clawed Crab) Perisesarma bidens
S・Tさんにみていただいた。

マングローブの芽生え。
これはメヒルギ (Kandelia obovata) 。
果実は海水には浮き、淡水には沈むという絶妙な比重。
汽水域という特殊な環境を探し当てるため、果実を海にばらまき、生育するのに都合のよい塩分の場所で沈んで根をはり生息範囲を広げるという賢い方法をとっている。

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■ メヒルギ (Kandelia obovata) Kandelia obovata

こちらもメヒルギ (Kandelia obovata)の若木。

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■ メヒルギ (Kandelia obovata) Kandelia obovata


手前の水際の木はメヒルギ (Kandelia obovata)、奥はオヒルギ (Black Mangrove)。
オヒルギ (Black Mangrove)は水際よりもやや上の場所を好む様だ。


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■ メヒルギ (Kandelia obovata) Kandelia obovata
■ オヒルギ (Black Mangrove) Bruguiera gymnorhiza

今度はマングローブ林を探検!

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ここでビリーさんがみつけてくれたのは
Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ)。
英名が示す通り、同じ海岸でもマングローブの近くでみつかったのには驚き!

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■ Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ) Carcinoscorpius rotundicauda

慣れないとカブトガニ (Japanese Horseshoe Crab)の幼生とさっぱり区別ができないが、本種はより尾剣が長く、その断面が丸くなるので見分ける事が可能。

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■ Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ) Carcinoscorpius rotundicauda

日本にも生息しているシオマネキ (Bowed Fiddler Crab)。
片方のハサミが大きいオス。

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■ シオマネキ (Bowed Fiddler Crab) Uca arcuata

ハサミが両方とも小さいメス。

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■ シオマネキ (Bowed Fiddler Crab) Uca arcuata

マングローブの中を流れる小川の脇の日当たりの悪く、礫になっている場所にとっても鮮やかなシオマネキ類を発見した。
Splendid Fiddler Crab (スプレンディッドフィドラークラブ)だ!
赤いハサミに黒と青の美しい甲。
こんなきれいなシオマネキがいるなんて~!!!

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■ Splendid Fiddler Crab (スプレンディッドフィドラークラブ) Uca splendida
S・Tさんにみていただいた。

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■ Splendid Fiddler Crab (スプレンディッドフィドラークラブ) Uca splendida
S・Tさんにみていただいた。

メスも美しい体色。

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■ Splendid Fiddler Crab (スプレンディッドフィドラークラブ) Uca splendida
S・Tさんにみていただいた。

色々と探索したが、やはりここにしかこのカニはいないようだ。
これだけ広大な海岸なのに半径5mくらいの範囲にしかいない。

恐らく淡水の影響が強い汽水域、マングローブ林、直射日光が当たらない場所、数センチの礫~小石に覆われる底質、石の表面には藻類がみられる。こうった条件だろうか。

それにしてもこの海岸はすごい!

空港のすぐそこにこれだけ豊かな生物相をもった干潟が存在しているなんて!!!
写真を撮っただけでも23種。同定が進めばもう少しこの数は増える。

通い始めて5年になるけど、香港の自然って実はすごいという事にようやく気が付いた・・・

*この記事に登場した種のほとんどをS・Tさんに同定していただきました。ありがとうございました。


<撮影種一覧>
23
<植物>
■ ヒルギダマシ (Grey Mangrove) Avicennia marina
■ オヒルギ (Black Mangrove) Bruguiera gymnorhiza
■ メヒルギ (Kandelia obovata) Kandelia obovata
<貝類>
■ アフリカマイマイ (East African Land Snail) Achatina fulica
■ オキナワイシダタミ (Monodonta labio) Monodonta labio
■ 腹足綱の1種 (Gastropoda) Gastropoda sp.
■ Platevindex mortoni (プラテヴィンデックス・モートニ) Platevindex mortoni
■ ドロアワモチ科の1種 (Onchidiidae) Onchidiidae sp.
<カブトガニ類>
<甲殻類>
■ クシテガニ (Parasesarma affine) Parasesarma affine
■ フタハオサガニ (Hutaha Osagani) Macrophthalmus convexus
■ Macrophthalmus tomentosus (マクロフサルムス・トメントサス) Macrophthalmus tomentosus
■ オサガニ属の1種 (Macrophthalmus) Macrophthalmus sp.
<魚類>


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by takuyamorihisa | 2016-08-21 21:00 | 香港 | Comments(2)

511 下白泥 ~香港の干潟~

今日はHa Pak Nai(下白泥)に行ってきた。

香港城市大学のビリー博士に大学を案内していただいた後、香港(Hong Kong)の北にあるYuen Long District(元朗区)のHa Pak Nai(下白泥)へ連れて行ってもらった。
なんと香港にもカブトガニ (Japanese Horseshoe Crab)がいるのだ!

Kowloon(九龍)地区からMTRに乗り、30分かけてYuen Long(元朗)駅へ、そこからミニバスで40分かけて目的地のHa Pak Nai(下白泥)へとやってきた。
こんなに難しいルートは地元の人じゃないと分からないだろう。

ミニバスを降り、ビーチへと向かう。ドキドキで胸が爆発しそうだ・・・
そして目の前に広がった景色を見てさらにドキドキ。
香港にもこんな綺麗な場所があるんだ~!!!

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さっそく砂地でみつけたのがハクセンシオマネキ (Hakusen Shiomaneki)。
大好きなシオマネキ類がたくさんいる~!!!

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■ ハクセンシオマネキ (Hakusen Shiomaneki) Uca lactea

似たような場所にたくさんいたNorthern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ)。
もちろん初撮影種だ!!!
鉗脚(ハサミ)が異常に大きく、このアンバランスさがかっこいい!

日本に生息していない種を撮影できたときの達成感はたまらない!!!

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■ Northern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキUca borealis

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■ Northern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキ) Uca borealis

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■ Northern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキUca borealis

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■ Northern Calling Fiddler Crab (ホンコンシオマネキUca borealis


この種はちょっとどんくさく、簡単に手で捕まえることが出来る。
特に水の中に逃げ込んだ個体は楽に捕まえる事ができた。

砂地の場所から移動していくと泥の場所へと変わった。
ここはマングローブ林。

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日本では鹿児島県以南でみられるメヒルギ (Kandelia obovata)だ。

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■ メヒルギ (Kandelia obovata) Kandelia obovata

花は白く細長い花びらが5枚ついている。

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■ メヒルギ (Kandelia obovata) Kandelia obovata


ここでビリーさんに手招きされた。
「TAQ、おいで。カブトガニをみつけたよ!」

今日は果たしてカブトガニに出会えるのだろうかと心配していたので、こんなに簡単にみつかるものなのかとビックリ。
急ぎ足でビリーさんの元へ駆け寄ると、足元に幼生がつくったトラックが残されていた。

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■ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus


昨年初めて北九州市の曽根干潟でみたのと同じ種類、カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab)だ!

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■ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus

実は香港では2種類のカブトガニをみることができる。
日本にも生息しているカブトガニ (Japanese Horseshoe Crab)。
そして東南アジアに生息しているMangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ)。

ビリーさんによると、この干潟では両方の幼生をみることができるらしい。
こんな夢のような場所が香港にあったなんて!!!

さすがはカブトガニ博士ビリーさん、次から次へと幼生をみつけては教えてくれる。

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■ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus

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■ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus

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■ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus

とっても小さな幼生の姿も。
う~んかわいい。

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■ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus

ズブっと泥に埋まりながら観察を続ける。
長靴がなければゲームオーバー。

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何か面白い生き物はいないか~と探していると、目の前に2匹のワタリガニ科のカニの姿が見えた。

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これは!
2匹ではない、脱皮したばかりなんだ~!!!
穴を掘って脱皮するのは外敵から身を守るためだろう。

観察しやすいようにそぉっと場所を移して撮影。
これは初めてみるトゲノコギリガザミ (Green Mud Crab)ではないか~!!!
さすがマングローブ林。生物相が豊かだ。

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■ トゲノコギリガザミ (Green Mud Crab) Scylla paramamosain
*最初アカテノコギリガザミとしていましたが、S・Tさんにみていただき訂正しました。


その他、マングローブ付近では赤いシオマネキ類を発見!!!
日本では希少種(絶滅危惧II類(VU))となっているシオマネキ (Shiomaneki)だ!!!

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■ シオマネキ (Shiomaneki) Uca arcuata


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■ シオマネキ (Shiomaneki) Uca arcuata

曽根干潟では1個体しか見ることができなかっただけにとても嬉しい!

ここで再びビリーさんに呼ばれる。
「TAQ、これをみて。Mangrove Horseshoe Crabをみつけたよ!」
「えええ~!!!」

ビリーさんの手の中にはカブトガニの幼生が入っていた。
正直違いが分からない!笑

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■ Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ) Carcinoscorpius rotundicauda

「どこが違うの?」
と尋ねると、見分け方を教えてくれた。

「大人になると見分けやすいんだけど、幼生は見分けるのがちょっと難しいよ。まず尾剣の長さをみて。カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab)の尾剣の長さは甲の長さより短い。Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ)の尾剣の長さは甲の長さより長いんだ。そしてその尾剣を触ってみる。カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab)の尾剣は断面が三角形になっているんだけど、Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ)の尾剣は断面が丸い。これで大体は見分けることができるよ。中には難しいやつもあるけどね。」

「なるほど~!あ!だから日本の和名はマルオカブトガニっていうんだ!」


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■ Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ) Carcinoscorpius rotundicauda


幼生とはいえ、Mangrove Horseshoe Crab (マルオカブトガニ)にまで出会えてしまった!!!
なんという幸運なのだろうか!

初めてみるカニにさらに遭遇。
甲が緑色で、鉗脚が紫色のMetopograpsus quadridentatus (メトポグラプサス・クアドリデンタトゥス)
しかも喧嘩中!笑

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Metopograpsus quadridentatus (メトポグラプサス・クアドリデンタトゥス) Metopograpsus quadridentatus
*Purple Climber Crabだとしていましたが、
S・Tさんにみていただき訂正しました。


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Metopograpsus quadridentatus (メトポグラプサス・クアドリデンタトゥス) Metopograpsus quadridentatus


ふと対岸に目をやると中国本土。深センという大都市だ。

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それにしてもさっきから若い男女がものすごくたくさんいる。
しかし、カブトガニをみつけて喜んでいるのは我々2人だけ。

実はこの場所、夕陽スポットらしい。
そしてロマンチストの多い香港や中国の若者達がカップルでここに来ているのだ。

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香港では見渡す限り高層ビルなので、これほどまでに開けた場所というのは珍しい。
ましてや正面に美しい夕陽が沈むのだからベストスポットになるのは間違いない。

ふと我に返って自分の今の状態を分析してみた。
想像以上の楽しさで心がすっかり満たされている。
普段のストレスが一気に解放されてとても穏やかな気持ちだ。

ああ地球に生まれて幸せ~

楽しい時間が経つのはあっという間。残念だが帰る時間がやってきた。

自分たちが降りたバス停では長蛇の列。
これを待っていたら2時間は帰れないのではないだろうか。

ここでフィールド調査をしていたこともあるビリーさん、ちゃんと裏ワザを知っている。
ここより前のバス停まで歩くという方法だ。

汗だくになりながら道路を歩いて最後の力を振り絞ったが、おかげで30分でバスに乗る事ができた。

今日の出会いは一生忘れられない宝物になるだろう。
ありがとうビリーさん!

またどこかで会いましょう!!!

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<撮影種一覧> 9種
<植物>
■ メヒルギ (Kandelia obovata) Kandelia obovata
■ Cryptotympana mandarina (マンダリンクマゼミ) Cryptotympana mandarina



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by takuyamorihisa | 2016-06-25 22:10 | 香港 | Comments(0)

510 香港城市大学 ~City Uのカブトガニラボ~

今日は香港城市大学(City University of Hong Kong)に行ってきた。

香港での仕事を終え、今日は休日を取った。
いつもなら仕事が終わるとすぐに日本へ戻る。特別に休みをとったのは会いたい人がいたからだ。

最近知り合いになった、香港城市大学のビリー博士。
彼は香港でカブトガニの研究をされている若い研究者。
今度香港に来る機会があったら案内しますよと言ってくださったので、お言葉に甘えて今回お会いすることになった。

大学に隣接した地下鉄の駅で待ち合わせ。
きょろきょろして歩いていると、ビリーさんの方から手を振ってくれた。すぐに分かったみたいだ。

こういう新しい出会いはいつもワクワクする。

これほどまでに広い世界、想像できないほどたくさんの人間がいるのに、どういう訳か縁があってその人と出会うことになる。その人に会える確率は73億分の1。奇跡としか説明のつかない低い確率だ。

お互いどんな人なのか、質問を繰り返して共通項を探しだし、親近感を高めていく。出会った後に無意識に起こす行動は世界共通で、人間が持つ本能なんだなと思う。

大学の入口からしばらく進んだところに彼のラボがあった。
カード認証で扉を開いて中に入る。映画でみるような体験だ。

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ラボ自体はそれほど広くはないが、整頓されていてとてもクリーンなイメージ。
その理由はラボの構造にあるみたいだ。
天井のいたるところから出ているバルブはエアレーション、海水、真水を取り出すことができるので、ホースを最短にしながら、どこでも水槽で海生生物を飼育する事ができる。素晴らしい!!!
海水は香港北東にある西貢(Sai Kung)という、水が綺麗で有名な場所から持ってきている。お金のかけかたがすごい!!!

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円形プールで泳いでいたのは大人のカブトガニ (Japanese Horseshoe Crab)。

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□ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus

大きい!
その歴史を知っているからか貫録を感じる。

別の水槽の底にあった卵。
こんな大きなカブトガニ (Japanese Horseshoe Crab)もその始まりは小さな卵。

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□ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus

生まれて一か月の一令幼生。

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□ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus

マニアックな例えだが、大きさといい、形といい、動きといい、コツブムシのようだ。

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□ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus

生まれて二か月の二令幼生。尾が伸びてきているのが分かる。

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□ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus

カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab)の抜け殻。
全身がしっかりと残っていてとっても面白い!!!

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□ カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus

まるで子供のようにワクワクしながらラボを見学させてもらった。

こんな体験をさせてもらえるだけでもありがたいのに、ビリーさんが作成したカブトガニの小冊子とオリジナル写真集をお土産にいただいた。
ありがとう!!!
PDFでダウンロード可能です。

今日はこれだけで終わりではない、このあと二人で下白泥(Ha Pak Nai)という干潟へ行く!
楽しみ~!!!


<撮影種一覧> 1種
<カブトガニ類>
カブトガニ (Japanese Horseshoe Crab) Tachypleus tridentatus

□・・・飼育個体

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by takuyamorihisa | 2016-06-25 22:00 | 香港 | Comments(0)

508 Tai Kok Tsui ~ウスキシロチョウ~

今日はTai Kok Tsui (大角咀)に行ってきた。

朝、仕事の待ち合わせ場所へ移動していると、植木の花に1匹の蝶がとまっていた。
日本では沖縄以南でしかみることのできない、ウスキシロチョウ (Lemon Emigrant)のメスだ!
手持ちのiPhone6sで撮影。決してAppleの回し者ではないが、携帯電話でこのクオリティはすごいと思う!

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■ ウスキシロチョウ (Lemon Emigrant) Catopsilia pomona

初撮影種なのでとても嬉しい。

仕事を終え、ホテルに戻る前にMong Kok (旺角)の野菜市場で買ったLychee (レイシ)をいただく。
標準和名はレイシだが、現地でも日本でもライチと呼ばれている。

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□ Lychee (レイシ) Litchi chinensis

日本では冷凍でしか出回らないが、ここでは生が流通している。
生と冷凍では味に天と地ほどの差がある。
冷凍すると灰汁が強くなり、食感、果汁、風味が損なわれる。生の新鮮なライチの果実は最高!!


<撮影種一覧> 2種
<植物>
□ Lychee (レイシ) Litchi chinensis
<昆虫類>
■ ウスキシロチョウ (Lemon Emigrant) Catopsilia pomona

□・・・栽培
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by takuyamorihisa | 2016-06-23 21:00 | 香港 | Comments(0)

459 Nam Cheong Park ~香港初の本気鳥撮り~

今日はNam Cheong Park (南昌公園)に行ってきた。

今出張で香港に来ている。今日は朝早く起きて仕事前に近くの公園を散策することにした。
思えば香港に通い始めて4年。本気で鳥の写真を撮るのは初めてだ。

緑が多くてホテルから最も近い公園はSham Shui Po (サムスイポー)にあるNam Cheong Park (南昌公園)。
木々の後ろにそびえたつのは高層ビルのジャングル。

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香港はいつもそうだが、今日は特に湿度が高い。
時々小雨が降り、湿度は恐らく100%近いだろう。

カメラをバッグから取り出すと一瞬でレンズが曇ってしまった・・・
遠くに見たことのない鳥を発見して撮影する。
レンズの曇りが邪魔してなかなか鮮明な写真が撮れないが初撮影種のBlack-collared Starling (クビワムクドリ) だ!!!

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■ Black-collared Starling (クビワムクドリ) Gracupica nigricollis

ふと目線を感じて東屋に目をやると、この公園は自分の庭だと言わんばかりの公園になじんだ老人と目があった。
まだまだ生物の写真撮影に情熱をかけている人の人口は少ない、香港でもこんな行動をしていると怪しいやつだと警戒されるのかもしれない・・・

ちょっと気まずいので老人の目が届かない場所まで移動して撮影を続けた。
カメラのレンズの曇りはなかなか取れない。しゃがみこんでレンズを拭いていると、背後から人の歩く足音が聞こえてきた。

さっきの老人だ!

老人は広東語で何か話しかけてきた。
広東語はほとんど理解できないが、ジェスチャーから察するに「こっちに鳥の巣があって雛がいるからついておいで。」と言っているようだ。
老人は警戒しているのではなく、自分に興味を持ってくれていたみたいだ。

香港映画に出てくる、ヨボヨボのじいさんだが実はカンフーの使い手のような、そんな雰囲気を出した老人についていくこと3分、1本の背丈の低い木の場所へと案内された。

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老人は「サムチョウ」と指を3本立てた。「三鳥」つまり3羽の雛がいるという意味だろう。
そぉ~っと木に近づき、中を覗き込むと・・・

いた!鳥の雛だ!

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■ Red-whiskered Bulbul (コウラウン) Pycnonotus jocosus

そして巣に近づいた人間に警告する親鳥。
Red-whiskered Bulbul (コウラウン)だ!とっても美しい鳥。

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■ Red-whiskered Bulbul (コウラウン) Pycnonotus jocosus

ごめんごめん。すぐに離れるから。

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■ Red-whiskered Bulbul (コウラウン) Pycnonotus jocosus

老人にありがとうと伝えると、満足そうに帰って行った。

初めての香港本気鳥撮りはとてもいい出だしだ!!!
どうやらこの国では鳥の写真をがっつり撮っていても不審者に思われることはないようだ。

芝生の上で餌を探していたBlack-collared Starling (クビワムクドリ)に近づいて撮影。
いい写真が撮れたぞ~!

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■ Black-collared Starling (クビワムクドリ) Gracupica nigricollis

Red-whiskered Bulbul (コウラウン) の幼鳥。
幼鳥は白と黒のみの羽色。

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■ Red-whiskered Bulbul (コウラウン) Pycnonotus jocosus

まるで森の中にいるようだが、頭をあげると高層ビルがそびえたっている。

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日本でもおなじみのスズメ (Eurasian Tree Sparrow)。
雨でずぶ濡れだ。

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■ スズメ (Eurasian Tree Sparrow) Passer montanus

初撮影種のOriental Magpie Robin (シキチョウ)。

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■ Oriental Magpie Robin (シキチョウ) Copsychus saularis

なんて今日は調子がいいんだっ!!!
最高の撮影になった。

いい気分で歩いていると、またあの老人に遭遇した。
いい写真が撮れたよと写真を見せる。するとまた広東語とジェスチャーで話しかけてきた。
「こっちにも巣があるからついてきなさい。」
そう言っている気がした。

ついていくと、またも背の低い木が。

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中を覗き込むと・・・
いた~!

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■ Red-whiskered Bulbul (コウラウン) Pycnonotus jocosus

この老人もきっと鳥が大好きなのだろう。
公園のどこに何がいるか全部知っているようだ。
教えてもらわなければ巣の場所など絶対に分かるわけがない!

老人はさらに案内を続けてくれた。
今度は頭上の高い位置にある鳥の巣。

ジェスチャーで、
「これはさっきの鳥とは違う種類だぞ。ほらあそこにいる鳥の巣だ。」

その指が指す方向を見るとBlack-collared Starling (クビワムクドリ)の姿が。

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■ Black-collared Starling (クビワムクドリ) Gracupica nigricollis

へぇ~。これはBlack-collared Starling (クビワムクドリ)の巣なんだ。

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■ Black-collared Starling (クビワムクドリ) Gracupica nigricollis

たくさんの事を教えてくれてありがとう!

他の老人も鳥の写真を撮る日本人が珍しいのか、写真を見せてみろと近づいてきた。
暖かい人たちが多くてうれしい。

頭上の木でうるさく鳴くCryptotympana mandarina (マンダリンクマゼミ)。クマゼミ (Kumazemi)と同じクマゼミ属。

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■ Cryptotympana mandarina (マンダリンクマゼミ) Cryptotympana mandarina

台湾でも撮影したことのあるSpotted Dove (カノコバト)。

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■ Spotted Dove (カノコバト) Streptopelia chinensis

最後にRed-whiskered Bulbul (コウラウン) の成鳥と幼鳥を撮影。

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■ Red-whiskered Bulbul (コウラウン) Pycnonotus jocosus


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■ Red-whiskered Bulbul (コウラウン) Pycnonotus jocosus

今日は6種類もの生物を撮影できたし、いい出会いもあり、最高の撮影となった。
やはり早起きは三文の得だなぁ・・・


<撮影種一覧> 6種
<昆虫類>
■ Cryptotympana mandarina (マンダリンクマゼミ) Cryptotympana mandarina
<鳥類>
Spotted Dove (カノコバト) Streptopelia chinensis
Red-whiskered Bulbul (コウラウン) Pycnonotus jocosus
■ Oriental Magpie Robin (シキチョウ) Copsychus saularis
Black-collared Starling (クビワムクドリ) Gracupica nigricollis
■ スズメ (Eurasian Tree Sparrow) Passer montanus
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by takuyamorihisa | 2015-06-22 21:00 | 香港 | Comments(0)

156 Wan Chai ~香港の野鳥~

今日はWan Chai(ワンチャイ)に行ってきた。

出張で来る初めての香港(Hong Kong)。
去年の9月に日本へ戻ってから初めての海外。やっぱり見たことのない土地はワクワクする!

ホテルは九龍(カオルーン)のJordan(ジョーダン)という駅の近く。
朝起きて、何か野鳥はいないかと窓から眺めていると、遠くに小鳥を見つけた。
初撮影種のRed-whiskered Bulbul (コウラウン)だ。

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■ Red-whiskered Bulbul (コウラウン) Pycnonotus jocosus


九龍(カオルーン)からフェリーに乗って香港島へ。

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日本にいるものと同じスズメ (Eurasian Tree Sparrow)。

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■ スズメ (Eurasian Tree Sparrow) Passer montanus


初撮影種のSpotted Dove (カノコバト)。

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■ Spotted Dove (カノコバト) Spilopelia chinensis

南の島なのでたくさんの野鳥がいるのかと思っていたが、あまりにも大都会すぎて野鳥は少ないようだ。
初撮影の鳥が増えたのは嬉しいけど、ちょっとがっかり。


<撮影種一覧> 3種
<鳥類>
Spotted Dove (カノコバト) Streptopelia chinensis
Red-whiskered Bulbul (コウラウン) Pycnonotus jocosus
■ スズメ (Eurasian Tree Sparrow) Passer montanus
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by takuyamorihisa | 2011-03-04 21:00 | 香港 | Comments(0)