今日は家で写真を撮った。
最近アニサキスが話題のようだ。
アニサキスとは海に住む回虫の仲間で、色々な生物の身体に寄生しながら一生を送っている。
最初はオキアミに寄生し、そのオキアミを食べた魚やイカに寄生、そして最終的にその魚やイカを食べたクジラやイルカに寄生し、卵を産んで一生を終えるという、綱渡りのようなライフサイクルを持っている。
アニサキスに寄生されている魚やイカを生で食べ、生きたアニサキスが胃の中に入ると、それが胃や小腸の壁に穴をあけてしまうので激痛となるらしい。
そんな恐ろしいアニサキスは、見ようと思えば簡単に見る事ができる。有名なのがサバの仲間、イカにもいるが、イカの中でも多いと言われているのがスルメイカ (Japanese Flying Squid)だ。
そのアニサキスを撮影するため、本日購入したのがスルメイカ (Japanese Flying Squid)だ。
■ スルメイカ (Japanese Flying Squid) Todarodes pacificus
■ スルメイカ (Japanese Flying Squid) Todarodes pacificus
スルメイカの眼。
アオリイカ (Bigfin Reef Squid)などとは全然違う眼つき。
白目が少なくて、まるでダイオウイカ (Giant Squid)のようだ。
スルメイカの眼は透明な膜がなく直接眼がむき出しになっているので開眼と呼ばれる。
■ スルメイカ (Japanese Flying Squid) Todarodes pacificus
体表。
赤く丸いものは色素胞で、それぞれの大きさが変わる事によって体色や模様を変化させることができる。
■ スルメイカ (Japanese Flying Squid) Todarodes pacificus
足の付け根にあるのが口。
口の周りから足が生えているなんて、我々哺乳類からしたらびっくりするような身体の構造だ!
くちばし状の口で獲物をかじりとって食べる。その時に吸盤のある足がしっかりと獲物をホールドするのでとても便利そうだ。
■ スルメイカ (Japanese Flying Squid) Todarodes pacificus
写真撮影をしたあとは、捌いてアニサキスを探す。
しかし残念なことに(普通なら幸運なことにだが)、アニサキスは見つからず、そのままイカ大根にした。
■ スルメイカ (Japanese Flying Squid) Todarodes pacificus
今日はそれだけではなかった。
島根県の隠岐の島産、養殖イワガキ (Iwagaki)。
■ イワガキ (Iwagaki) Crassostrea nippona
こちらは電子レンジでチンするだけの簡単シンプル料理。
これがまた最高に美味い!!!
■ イワガキ (Iwagaki) Crassostrea nippona
子供の頃は牡蠣が上手いとは思わなかったが、大人になるとこの旨さがよく分かるようになる。
島根県は嬉しい事に、割と手軽にイワガキが手に入る。
食用の牡蠣にはマガキとイワガキの2種類があるが、この2つ、味は全然違う。
恐らく目をつぶって食べても、どちらか言い当てる事が出来ると思う。
さてどちらが美味しいのか。
それはこのブログに書いてある記事を読んでいくと分かるかもしれない!
<撮影種一覧> 2種
<貝類・頭足類>
■ イワガキ (Iwagaki) Crassostrea nippona