広東省や香港の人は日本人以上に海鮮が好きという印象があり、海鮮レストランもたくさんある。
日本では海鮮専門のレストランというのはあんまりなのではないだろうか。筆者の住む松江市では海の幸を出す居酒屋は多いのだが、海鮮オンリーとうたっている店は少ないと思う。
そしてこちらの海鮮レストランが日本と違う点は、食材を自分で選ぶことができるところ。
残念ながら、自分の目で確認しないと何を食べされられるか分からないという風土が、海鮮レストランをこういうスタイルにしたのだろう。
おかげで海鮮レストランへ行くとたくさんの魚介類をみられるので楽しい。
まずはこちらで紅蟹と呼ばれているシマイシガニ (Crucifix Crab)。
このカニは日本でもこちらでも高級な蟹として位置づけられている。
■ シマイシガニ (Crucifix Crab) Charybdis feriata
続いてサイズが揃っていることと、実際に中国では養殖がされていることから、恐らく養殖個体だと思われるトゲノコギリガザミ (Green Mud Crab)。
ノコギリガザミ属のカニはお互い非常によく似ていて見分けが困難。
□ トゲノコギリガザミ (Green Mud Crab)
Scylla paramamosain*
S・Tさんにみていただいた。
サヨリ科の仲間。
マルサヨリ (Dussumier's Halfbeak)ではないかなと思うが、この写真では同定はできなかった。
■ サヨリ科の1種 (Halfbeak)Hemiramphidae sp.
ハタ科の1種。
これもちょっとよくわからない。
■ ハタ科の1種 (Grouper) Serranidae sp.
茹でエビ。
もちろん種類は不明。
■ クルマエビ科の1種 (Prawn) Penaeidae sp.
チョップしたガーリックをのせて焼いたエビ。
さっきの茹でエビとは額角が違うようなので違う種類だと思うが、こちらも不明。
■ クルマエビ科の1種 (Prawn) Penaeidae sp.
■ クルマエビ科の1種 (Prawn) Penaeidae sp.
こういうのがパッと見分けられるようになれるといいなぁといつも思う。
現地の図鑑はいい加減なものが多いので全くあてにならないのが辛いところ。
とりあえず、こういうところでバンバン写真を撮ることが恥ずかしくなくなってきたのはちょっと進歩かな。
<撮影種一覧> 5種<甲殻類>
■ クルマエビ科の1種 (Prawn) Penaeidae sp.
<魚類>
■ サヨリ科の1種 (Halfbeak)Hemiramphidae sp.
■ ハタ科の1種 (Grouper)Serranidae sp.
□・・・養殖個体