370 石垣市 ~干潟トレッキング~

今日は石垣市(Ishigaki)に行ってきた。

午後は干潟でトレッキング。
美しい石垣の海を思い切り堪能するぞ~!!!
泥質のマングローブ林とはうって変わって、こちらは真っ白な砂地。
青い空と白い砂浜が美しい!!!

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この干潟の主役はミナミコメツキガニ (Soldier Crab)。

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■ ミナミコメツキガニ (Soldier Crab) Mictyris guinotas

カニらしからぬ丸いボディに青い体色。
とってもキュートなカニだ。

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■ ミナミコメツキガニ (Soldier Crab) Mictyris guinotas

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■ ミナミコメツキガニ (Soldier Crab) Mictyris guinotas

人の気配に気が付くと、体を回転させながら砂の中に潜っていく。

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■ ミナミコメツキガニ (Soldier Crab) Mictyris guinotas

こんなかわいらしいカニが沢山!!!
本当に癒される~!!!
30分くらいミナミコメツキガニ (Soldier Crab)の姿を撮りまくった。

もちろんそれだけではもったいないので石垣島の干潟を探索する。
砂の上を這うホウシュノタマ (Comma Necklace Shell)。

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■ ホウシュノタマ (Comma Necklace Shell) Natica gualtieriana

生まれて初めてみるソデカラッパ (Sode Calappa)。
なんだこの変わったカニは!?

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■ ソデカラッパ (Sode Calappa) Calappa hepatica

この日は10匹くらいのソデカラッパ (Sode Calappa)を発見。
個体数は多いようだ。

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■ ソデカラッパ (Sode Calappa) Calappa hepatica 甲幅5.2cm

正面から見たソデカラッパ (Sode Calappa)。
まるでロボットの様な変わった体。

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■ ソデカラッパ (Sode Calappa) Calappa hepatica 甲幅5.2cm

こちらも初めてみるカツオノエボシ (Portuguese Man O' War)。
毒が強く、刺されると非常に痛むクラゲ(厳密にいうとクラゲとは異なる)。
気体に満たされた袋を持ち、風に乗って海面を漂うという変わった生態を持つ。

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■ カツオノエボシ (Portuguese Man O' War) Physalia physalis

クロナマコ (Black Sea Cucumber)。

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■ クロナマコ (Black Sea Cucumber) Holothuria atra

カスリモミジガイ (Sand Star)。

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■ カスリモミジガイ (Sand Star) Archaster typicus

ツヅレウミウシ (Discodoris lilacina)。

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■ ツヅレウミウシ (Discodoris lilacina) Discodoris lilacina

イワカワハゴロモ (Prickly Pen Shell)。

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■ イワカワハゴロモ (Prickly Pen Shell) Pinna muricata 殻高14.0cm

貝なのにミノムシという名前を持つオオミノムシ (Plaited Mitter)

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■ オオミノムシ (Plaited Mitter) Vexillum plicarium 殻長5.0cm

沖縄では潮干狩りで採られることも多いというアラスジケマンガイ (Arasuji Kemangai)。

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■ アラスジケマンガイ (Arasuji Kemangai) Gafrarium tumidum 殻長3.0cm

同定中の貝。
なんという貝だろうか・・・

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殻長2.0cm

美しいタカラガイの仲間、ハナビラダカラ (Ring Cowrie)。

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■ ハナビラダカラ (Ring Cowrie) Monetaria annulus

キイロダカラ (Money Cowry)。

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■ キイロダカラ (Money Cowry) Monetaria moneta

不明のタカラガイ。

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干潟の無防備な生物を食べにやってきたシロチドリ (Kentish Plover) 。

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■ シロチドリ (Kentish Plover) Charadrius alexandrinus

石の下から出てきたウミケムシの仲間。

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■ ウミケムシ科の1種 (Fireworm) Amphinomidae sp.


写真を撮るために捕まえようとすると・・・

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毛が指に刺さってしまって抜けない!!!
痛みは全くないが、まるでガラスの繊維の様に堅い針が刺さってしまって抜けない。
これにはびっくりした。

マングローブ林でも見られたリュウキュウコメツキガニ (Ryukyu Kometsukigani)。

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■ リュウキュウコメツキガニ (Ryukyu Kometsukigani) Scopimera ryukyuensis 甲幅0.8cm

リュウキュウコメツキガニ (Ryukyu Kometsukigani)の作った団子。
彼らは泥を口の中にいれて、その中の有機物だけこしとって食べる、干潟のお掃除屋さん。

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フタハオサガニ (Hutaha Osagani)。

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■ フタハオサガニ (Hutaha Osagani) Macrophthalmus convexus 甲幅2.3cm

ミナミベニツケモドキ (Minami Benitsuke Modoki)。

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■ ミナミベニツケモドキ (Minami Benitsuke Modoki) Thalamita danae 甲幅5.2cm


干潟を歩いていると見つけたカワラガイ (Strawberry Cockle)。

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■ カワラガイ (Strawberry Cockle) Fragum unedo

足を出してもがいている。様子がおかしい。

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■ カワラガイ (Strawberry Cockle) Fragum unedo

と思ったら、なんとリスガイ (Risugai)に襲われているところだった!!!

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■ カワラガイ (Strawberry Cockle) Fragum unedo
■ リスガイ (Risugai) Mammilla melanostoma

面白い写真が撮れて満足だ。

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■ カワラガイ (Strawberry Cockle) Fragum unedo 殻長4.6cm

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■ カワラガイ (Strawberry Cockle) Fragum unedo 殻長4.6cm

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■ リスガイ (Risugai) Mammilla melanostoma 殻長3.0cm

干潟にできた小川を泳いでいたオキナワフグ (Milkspotted Puffer)の幼魚。
毒を持つので、鳥などから襲われることもない。

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■ オキナワフグ (Milkspotted Puffer) Chelonodon patoca 9.7cm

時間もかなり経ったので、干潟を後にすることにした。
ここで丸2日間お世話になったガイドさんとお別れ。
石垣島の素晴らしい自然を見せてくださって本当にありがとうございました!!!

民宿に戻り、カワラガイ (Strawberry Cockle)の刺身を食べてやろうと殻をこじあけてみると、小さなカニが2匹入っていた。
カクレガニ科のカニだ。
カワラガイ (Strawberry Cockle)に共棲するというカワラピンノ (Kawara Pinno)のオスとメスだ。
小さい方がオス、大きな方がメス。
S・Tさんに見ていただいた。

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■ カワラピンノ (Kawara Pinno) Nepinnotheres cardii

干潟で見つけた生き物は22種!

これでトータル108種を達成!!!
無事目標をクリアしたぞ~!!!


>>Earth Color nature tours


<撮影種一覧> 23種
<刺胞動物>
■ カツオノエボシ (Portuguese Man O' War) Physalia physalis
<環形動物>
■ ウミケムシ科の1種 (Fireworm) Amphinomidae sp.
<貝類>
■ カワラガイ (Strawberry Cockle) Fragum unedo
■ アラスジケマンガイ (Arasuji Kemangai) Gafrarium tumidum
■ イワカワハゴロモ (Prickly Pen Shell) Pinna muricata
■ ハナビラダカラ (Ring Cowrie) Monetaria annulus
■ キイロダカラ (Money Cowry) Monetaria moneta
■ リスガイ (Risugai) Mammilla melanostoma
■ ホウシュノタマ (Comma Necklace Shell) Natica gualtieriana
■ オオミノムシ (Plaited Mitter) Vexillum plicarium
■ ツヅレウミウシ (Discodoris lilacina) Discodoris lilacina
<甲殻類>
■ ナキオカヤドカリ (Naki Okayadokari) Coenobita cavipes
ソデカラッパ (Sode Calappa) Calappa hepatica
ミナミコメツキガニ (Soldier Crab) Mictyris guinotas
リュウキュウコメツキガニ (Ryukyu Kometsukigani) Scopimera ryukyuensis
■ フタハオサガニ (Hutaha Osagani) Macrophthalmus convexus
カワラピンノ (Kawara Pinno) Nepinnotheres cardii
ミナミベニツケモドキ (Minami Benitsuke Modoki) Thalamita danae
<棘皮動物>
■ カスリモミジガイ (Sand Star) Archaster typicus
■ クロナマコ (Black Sea Cucumber) Holothuria atra
<魚類>
オキナワフグ (Milkspotted Puffer) Chelonodon patoca
<鳥類>
■ ミサゴ (Osprey) Pandion haliaetus
■ シロチドリ (Kentish Plover) Charadrius alexandrinus



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by takuyamorihisa | 2013-11-19 21:10 | 沖縄県 | Comments(8)

Commented by S・T at 2016-03-27 14:05 x
お久しぶりです
研究者の同定に物申すようで心苦しいのですが、カワラガイに寄居していたカニはカワラピンノNepinnothres cardiiではないでしょうか?
カワラピンノはカギヅメと一緒くたにされていたことがあり、よく似ていて誤同定の可能性があるのではないか、と思いました
またオオシロの雄は甲背面に特徴的な模様があり、こちらの写真ではそれが見受けられないように思ったのでコメントさせて頂きました
Commented by takuyamorihisa at 2016-03-30 11:27
S・Tさま

お久しぶりです。ありがとうございます!
おっしゃるとおり、宿主がカワラガイであること、そしてカギヅメピンノのメスと混同されていたことがあるということ、姿からカワラピンノですね!!!
干潟の絶滅危惧動物図鑑を見てこれだと思いました。
まだまだ知識が乏しいので、こうやって専門家の方にみていただけるととてもありがたいです。
また誤同定があれば教えてください。
Commented by takuyamorihisa at 2016-03-30 11:31
S・Tさま

もう一点ありました。
この記事でフタハオサガニとしていたものに違和感があります。歩脚・甲の側面に毛があることと、この写真では眼柄がそれほど長くは見えないのですが、恐らくとても長いです。
メナガオサガニかヒメメナガオサガニの可能性はないでしょうか???
Commented by S・T at 2016-03-30 12:05 x
そろそろコメント返ってきているかな、と覗き込んだところ30分程前だったことに感動しました笑

フタハオサガニ、僕も最初見たときに毛の多さからミナミオサガニのような気がしていました
カワラと同時に指摘しておけばよかったですね

ちなみにフタハの雄は鉗の先端がピンク色になります
またこの写真からは判断しにくいのですが、眼柄はさほど長くないように思われるためメナガでは無いと思います

僕のブログでも1度メナガを紹介したことがあるので見て頂ければ、とホームページをメナガのリンクにしておきます
Commented by takuyamorihisa at 2016-03-30 13:35
S・Tさま

タイミングがぴったりでしたね!
まずは無事カワラピンノの更新が終わり、ほっとしています。
本当にありがとうございました。
生物屋学生の日記のメナガオサガニの同定のページみさせていただきました。難しいですね・・・ちゃんと眼柄の長さを測っておけばよかったです。
その個体の写真はほかにもあったので、もし見ていただけるなら見ていただきたいです。またこのコメントにぶら下げます!
Commented by takuyamorihisa at 2016-03-30 13:57
S・Tさま

腹面の写真をひっつけて、眼の先端の位置にしるしをつけてみました。
背面の写真よりも長く見えると思います。恐らく眼柄の角度が悪く、実際よりも短く見えていました。

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Commented by S・T at 2016-03-30 14:26 x
URLの画像を見たところ、他のメナガオサガニ類に比べ眼柄が短いように思われるためミナミメナガオサガニかなぁ、といった具合です

お力になれず申し訳ありません
Commented by takuyamorihisa at 2016-03-30 23:35
S・Tさま

写真をみていただいてありがとうございます。
しっかりと記録していないと難しいですよね・・・
お忙しいところありがとうございました。
またよろしくお願いいたします!