378 境港市 ~珍種!ハイブリッドの紅松葉ガニ~
今日は境港市(Sakai Minato)で買い物をした。
急にヨメが魚が食べたくなったというので、境港市にあるPLANT 5というバカでかいスーパーへ行った。
海の幸大好き夫婦の一番のデートは鮮魚を買うこと。だんなは写真撮影のネタに、ヨメは美味いものを求める。
先週親父と行ったときはいいキジハタ (Hong Kong Grouper)があったので、今日あったら買って煮付けにでもしてやろうと思っていたが、今回はキジハタ (Hong Kong Grouper)がなく、他にそそられる魚もなかった。
しょうがないのでカニでも買おうと(贅沢な話だが、去年カニを食べ過ぎて今年は二人ともカニ欲が低い。)、カニを見る。
大きくて安い、生のベニズワイガニ (Beni Zuwaigani)、地元で採れた証拠のタグがついた「松葉ガニ」ことズワイガニ (Snow Crab)が並べられている。
紅ガニは400円、松葉ガニは2,980円。
値段が違いすぎる。ちなみに味はそれほどの大差がない。
がしかし、松葉ガニの方がやっぱり美味い。
見栄を張って松葉ガニを買おうと思ってみると、隣に1,980円の大きな松葉ガニがある。
店員のおばさんに、
「これとこれは何で値段が違うの?」
と尋ねると、
「これは松葉ガニ。これは紅ガニ。そしてこれはあいのこの紅松葉ガニだよ。」
という答えが。
何ぃ~!ハイブリッド!?
うわさで聞いたことがあるが、初めてみた。
「ほら松葉は裏が白いでしょ、紅は真っ赤、紅松葉はちょうど真ん中の色でしょう。」
とおばちゃん。
「へぇ~珍しいっ!」
写真用に脚がそろっているものと、大きくてまだ活きているものを購入した。
家に戻って写真撮影。
Chionoecetes opilio X Chionoecetes japonicus
甲幅12.5cm
背面(表側)はズワイガニ (Snow Crab)っぽい。
腹側(裏側)はズワイガニ (Snow Crab)にしては赤くて違和感がある。
Chionoecetes opilio X Chionoecetes japonicus
甲幅12.5cm
顔。
Chionoecetes opilio X Chionoecetes japonicus
甲幅12.5cm
甲。
Chionoecetes opilio X Chionoecetes japonicus
甲幅12.5cm
腹部。
Chionoecetes opilio X Chionoecetes japonicus
甲幅12.5cm
甲の側面。
実はズワイガニ (Snow Crab)とベニズワイガニ (Beni Zuwaigani)は見分けるときはここを見るとよい。
甲の縁に2本の線がみられるのが分かるだろうか。
ここに2本線があるのがズワイガニ (Snow Crab)。
ベニズワイガニ (Beni Zuwaigani)は1本(一部分岐する)。
この個体は2本。
ハイブリッドはここの線が2本になるようだ。
Chionoecetes opilio X Chionoecetes japonicus
甲幅12.5cm
別の個体。
Chionoecetes opilio X Chionoecetes japonicus
甲幅13.0cm
Chionoecetes opilio X Chionoecetes japonicus
甲幅13.0cm
写真撮影が終わったので調理を開始する。
鍋に入りきらないので、まずは解体。
出刃包丁で脚を切り落とすが、ズワイガニ (Snow Crab)にしては柔らかい。どちらかというと殻の堅さはベニズワイガニ (Beni Zuwaigani)に近い気がする。
茹でる。
茹でた時の独特のカニ臭はベニズワイガニ (Beni Zuwaigani)に近い気がする。
15分ほど茹でて食べる。
美味い!
茹で立てのカニは最高!!!
味は両種の中間のような味。
味噌は脂が浮くほどのクリーミーさで最高だった。
またひとつ賢くなった!!!
<撮影種一覧> 1種
<甲殻類>
■ ズワイガニXベニズワイガニ (Snow CrabXBeni Zuwaigani) Chionoecetes opilio X Chionoecetes japonicus
by takuyamorihisa | 2013-12-17 21:00 | 鳥取県