209 野呂山 ~瀬戸内の紅葉~
今日は野呂山(Mt. Norosan)に行ってきた。
野呂山(Mt. Norosan)は、瀬戸内海国立公園に指定されている山だ。
実家周辺では一番高い山になる。
今日は秋晴れで気持ちがいいので野呂山へ行ってみることにした。
よく考えたら20年ぶりだ!
広葉樹林の美しい景色を見ながらくねくね道を登っていく。
山はもう色づき始めている。
山頂の手前で登山道があったので、今日はそこから探検することにした。
山の上から瀬戸内海を望む。
海に霞がかかり、空と海の境目がなくなっている。
う~ん幻想的。
ススキ (Chinese Silver Grass)の帆が風に揺られる。
小さな小川で見つけたサワガニ (Japanese Freshwater Crab)。
元気良く飛んでいたヤマトシジミ (Pale Grass Blue)の雄。
*Chikaさんに見ていただいた。
野呂山特有の岩海(がんかい)。
崩れた岩石が一箇所に集まり形成された。
未だに草木に埋もれていないことが不思議だ。
小鳥でもいないかなあと歩いていると、ピヨピヨと小鳥の鳴き声が聞こえる。
かなり騒々しい。
音の中までそぉっと歩いていくと、色々な小鳥が木をつついている。
シャッターチャンス!
渋い配色のヤマガラ (Varied Tit)。
カメラ目線のエナガ (Long-tailed Tit)。
丸まった姿がかわいい。
やはり森の中は暗いので、これだというほどの写真は撮れなかった。
他にもメジロ (Japanese White-eye)やシジュウカラ (Japanese Tit)がいたのに・・・
しばらくは周りにいてくれた小鳥の群れだが、だんだんと声が下の方へ遠ざかっていってしまった。
山で小鳥の写真を撮るには群れに出会わなければダメのようだ。
う~ん。難しい。
そらを見上げると1羽の大きな猛禽類が円を描いていた。
腹が白いので一瞬珍しい鳥かとテンションがあがったが、よく見るとトビ (Black Kyte)。
紫色の美しい実をつけた木。
美しく色づいていたイロハモミジ (Japanese Maple)。
昼から予定があったので登山道を引き返し、車で頂上の氷池まで行くことにした。
途中で見つけたイロハモミジ (Japanese Maple)。
メープルを見るとトロントを思い出す・・・
そして昔氷を切り出していたという氷池へ。
グワ~グワ~グワ~。
アヒル (Domestic Duck)が5匹。
写真を撮る気も起こらなかった。
帰り際に再び瀬戸内海を撮影して今日は終了。
野呂山、こんなに素敵な場所だとは知らなかった。
今度はもっと時間をかけて探検してみよう!
<撮影種一覧> 9種
<植物>
■ イロハモミジ (Japanese Maple) Acer palmatum
■ ススキ (Chinese Silver Grass) Miscanthus sinensis
<昆虫類>
■ テングチョウ (Nettle-tree Butterfly) Libythea celtis
■ ヤマトシジミ (Pale Grass Blue) Pseudozizeeria maha
■ マユタテアカネ (Mayutate Akane) Sympetrum eroticum eroticum
<甲殻類>
■ サワガニ (Japanese Freshwater Crab) Geothelphusa dehaani
<鳥類>
■ トビ (Black Kite) Milvus migrans
■ ヤマガラ (Varied Tit) Parus varius
■ エナガ (Long-tailed Tit) Aegithalos caudatus
by takuyamorihisa | 2011-11-17 21:00 | 広島県