075 Johnston Canyon ~肝心なところはやっぱり雨~
今日はJohnston Canyon(ジョンストン渓谷)に行ってきた。
Johnston Canyon(ジョンストン渓谷)はBanff(バンフ)の街から北西の、Highway 1A(ハイウェイ1A)沿いにある有名な渓谷らしい。
道中ハイウェイからみえる絵画のような景色。
雲がいい味を出している。
Highway 1A(ハイウェイ1A)を走っていて、気になることがあったので車を停めた。
白樺の仲間、Paper Birch (アメリカカンバ)。
地面からちょうど目線の高さまでの幹が茶色くなっている。
これが1本だけでなく、全ての樹が同じ高さで茶色くなっていて、ちょうどきれいな一本のラインが浮き上がってくる。
これはこの樹の特徴なのか?
それとも外的要因でそうなってしまったのか?
後でBanff(バンフ)在住のabさんに尋ねると、大当たり。なんと以前餌がない年に、Elk (アメリカアカシカ)が樹皮を全部食べてしまったかららしい。それでElk (アメリカアカシカ)が届く高さまでの樹皮がやられているのだ。
Banff National Park(バンフ国立公園)でみるPaper Birch (アメリカカンバ) のほとんどがそうなっていた気がする。
さて、車はJohnston Canyon(ジョンストン渓谷)駐車場へついた。
よし、これからちょっとしたハイキングだ。
わくわくしながら歩き始めると、
しとしとと雨が降り始めた。
勘弁してくれ~。
いい景色もあったのだが、カメラが出せないほどの雨。
あとでカメラをみると微妙な滝の写真しか残されていなかった。
本当に微妙。
その滝の近くで観光客に餌をねだるGolden-mantled Ground Squirrel (キンイロジリス)。
こっちは可愛く撮れた。
それほど大きな感動もないままハイキングを終え、駐車場まで戻ってきた。
するとそんな自分たちを監視していたかのようなグッドタイミングでお日様が姿を見せ始めた。
そんな予感がしておりました・・・
駐車場でテーブルの上にとまっていたGray Jay (カナダカケス)。
そのそばにいた幼鳥は全身がグレーで、まるで別種のよう。
駐車場を出るとき見送ってくれたColumbian Ground Squirrel (コロンビアジリス)。
Banff(バンフ)の街へ戻る途中、Highway 1A(ハイウェイ1A)でElk (アメリカアカシカ)を発見した。
このポイントで何度も彼らに遭遇している。
ガンをとばされる。
顔のどアップ。
Highway 1(ハイウェイ1)へ合流する手前で道路を横切るBighorn Sheep (ビッグホーン)に遭遇。
そうしてBanff(バンフ)の街まで戻ってきた。
Bow Falls(ボウ滝)を見て(毎度のごとく滝の写真は苦手なのでここでは割愛)、散歩中に見つけたものすごい虫こぶのあるパインツリーを撮影して本日の前半戦は終了した。
ああ楽しかった。
<撮影種一覧> 8種
<植物>
■ Paper Birch (アメリカカンバ) Betula papyrifera
■ Heartleaf Arnica (ハートリーフアルニカ) Arnica cordifolia
<哺乳類>
■ Golden-mantled Ground Squirrel (キンイロジリス) Spermophilus lateralis
■ Columbian Ground Squirrel (コロンビアジリス) Spermophilus columbianus
■ Elk (アメリカアカシカ) Cervus canadensis
■ Bighorn Sheep (ビッグホーン) Ovis canadensis
<鳥類>
■ Gray Jay (カナダカケス) Perisoreus canadensis
■ Dark-eyed Junco (ユキヒメドリ) Junco hyemalis
by takuyamorihisa | 2010-06-15 21:30 | Canada