062 Peyto Lake ~空より青い湖~
今日はPeyto Lake(ペイト湖)へ行ってきた。
Banff(バンフ)の町からHighway 1(ハイウェイ1)を通り、Lake Luise(ルイーズ湖)まで来た。
ここからはIcefields Parkway(アイスフィールドパークウェイ)という道路を通ってJasper(ジャスパー)へ向かう。
Highway 1(ハイウェイ1)の景色も素晴らしかったが、このIcefield Parkway(アイスフィールドパークウェイ)から見える景色はさらに素晴らしい。
カナディアンロッキーに包まれながら走行している感覚だ。
この道路は移動のための道路ではなく、自然を楽しむために作られた観光道路なので、車を停めることのできるポイントが多い。
Icefields Parkway(アイスフィールドパークウェイ)に入って最初の駐車ポイントに車を停めた。
トラックなどが走っていないためか、空気がとても澄んでいる。
気持ちいい。
鳥などいないものかと周りを見渡していると、観光客が斜面の下を気にしていることに気がついた。
何だろうと斜面をのぞくと・・・
またクマ!
今度はAmerican Black Bear (アメリカグマ)だ!
ちっ近い!
駐車場から20mくらい先だろうか。
感激して写真を撮る人間達のことを気にもせずAmerican Black Bear (アメリカグマ)はむしゃむしゃと草を食べている。
人に慣れているのだろう、トラブルを起こさないようにクマの方が人間に気づいていないふりをしている。
本当にかしこい動物なのだと感じた。
Grizzly Bear (ハイイログマ)に比べるとかわいらしい顔をしている。
調子に乗って写真を撮っていると、案の定パークレンジャーが来て車に戻りなさいと皆注意を受けていた。*今回は不意の遭遇なのでしかたないとして、クマを見つけた場合は絶対に車から出てはいけない。
それにしても開始早々クマを2種とも見ることができた。
本当に運がいい。
そして車を進め、最初の目的地Peyto Lake(ペイト湖)へ着いた。
駐車場に車を停め、展望台まで少し歩く。
ここでも鳥がいないかと見回していると、Hermit Thrush (チャイロコツグミ)を発見した。
Toronto(トロント)でも見ることができる鳥だ。
Mountain Chickadee (マミジロコガラ)。
眼を通る黒帯がユニークでかわいらしい。
これはロッキーマウンテンに生息する鳥で、Toronto(トロント)にはいない。
初撮影種だ。
壮大な景色の中を歩く。
そして展望台へ着いた。
!!!
なんだこの青さは!
Lake Luise(ルイーズ湖)ともMoraine Lake(モレーン湖)とも違う、プレーンでむしろ毒々しいくらいの青さだ。
空より青いとはどういうことだろう。
幸い人が少なかったので思う存分景色を眺めていることができた。
しばらくすると湖自体よりも写真右奥の、どこまでも続くロッキーの姿に心奪われていた。
展望台で湖を眺める人たち。
写真を撮る韓国人のツアーメイト。
反対側の景色。
気がつくとこの狭い展望台に1時間も滞在していた。
時間を忘れさせてくれるほどの素晴らしい景色だった。
来た道を戻り駐車場へ着くと、枯れ木にツバメ (Barn Swallow)がとまっていた。
日本にいる「ツバメ」と同じ「ツバメ」。
Gray Jay (カナダカケス)。
*Clark's Nutcracker (ハイイロホシガラス)から変更しました。(2014年6月22日)
Icefields Parkway(アイスフィールドパークウェイ)はまだまだ続く。
>>Icefields Parkway
<撮影種一覧> 5種
<哺乳類>
■ American Black Bear (アメリカグマ) Ursus americanus
<鳥類>
■ ツバメ (Barn Swallow) Hirundo rustica
■ Hermit Thrush (チャイロコツグミ) Catharus guttatus
■ Mountain Chickadee (マミジロコガラ) Poecile gambeli
■ Gray Jay (カナダカケス) Perisoreus canadensis
by takuyamorihisa | 2010-06-13 21:30 | Canada