034 Yellowknife ~犬ぞりレースと丘探検~
今日はYellowknife(イエローナイフ)に行ってきた。
今日はYellowknife2日目。
2時間の時差ボケが手伝って、わりと朝早く起きることができた。
よし。探検だ。
食事のできるレストランを探すためダウンタウンを歩く。
さっそくCommon Raven (ワタリガラス)をビルの上で見つけた。
近くで見るとその大きさに驚く。
トビをちょっと小さくしたくらいの大きさだ。
彼らに襲われたらひとたまりもなさそう。
食事を終え、春のお祭りをやっているという市役所へ向かう。
会場をうろうろしてみたが、それほど魅力的なものもない。
帰ろうかと思ったが、Frame Lakeの方へ人が流れていくので行ってみた。
湖の真ん中へ着くと、たくさんの犬の姿。
そう。犬ぞり犬。
ここYellowknifeは犬ぞりも有名なのだ。
かつて冬季の交通を助けてくれていた犬ぞり。
スノーモービルがある現在でも犬ぞりの伝統は続いているようだ。
「スタート20分前、20分前。」
アナウンスが流れる。
今からレースが始まるよう。
よかった。いいものが見られそうだ。
走りたくてうずうずしている犬たち。
普通の飼い犬と違い働く犬は目つきが鋭い。
そしてレースがスタートした。
目の前を走っていく犬。
スピード感はそれほどないものの、ものすごい迫力だ。
氷点下15℃という厳しい気温にもかかわらず、ためらうことなく走り続ける犬たち。
よだれが凍りついてしまっている。
すごい。
そして最下位は年少組。
かわいい。
呼吸がバラバラでなかなかスピードがでないが、ちゃんと完走した。
レースが終わったとたん、人が一気にはけていきガラガラとなったFrame Lake。
小鳥でもいないかと、湖畔の丘に登ってみた。
素晴らしい景色。
がしかし、
膝までズボっと雪に埋まってしまい、靴下がびしょぬれになってしまった。
このままでは凍え死んでしまう。
急いでホテルへと戻った。
途中Common Raven (ワタリガラス)がパンをくわえて飛んでいったので撮影。
ホテルへ着き、シャワーで身体を温め、今度は防寒ブーツを履いて出発する。
まだライチョウの仲間Ptarmiganを見つけていないので、彼らが出没しそうなGreat Slave Lake湖畔の丘へ行ってみることにした。
遠くから見ると小さい丘だが、いざ登ろうと近寄ると意外と大きい。
人が歩いた跡を通って登る。
踏み固められていないところを歩こうとすると、膝までずっぽりはまってしまう。
歩くのが大変だ。
雪の間から姿を見せた小さな雑草。
この3月でも夜は-25℃まで下がるというのに、どうやって凍りつかずに生きているのだろうか。
すごい生命力だ。
丘の頂上まで来ると、Great Slave Lakeが見渡せる素晴らしい景色が広がっていた。
アイスロードもよく見える。
が、しかし、
全く鳥がいない。
3時間も丘の上を歩き回っているのに、遠くでCommon Raven (ワタリガラス)がうろうろしている程度。
どうやら選択を誤ったようだ。
丘を降りる。
湖畔にちょっとした公園があったので寄ってみると、ライチョウの仲間Ptarmiganの絵がある看板を見つけた。
やはりこの辺にいるようだ。
頼む、出てきてくれ。
藪の周りを歩く。
雪に鳥の足跡がついているので、いるはずだが・・・
前方の藪から鳥の鳴き声がするので近寄って見ると、見たことのない鳥を発見した。
Ptarmiganではなさそうだ。
藪の中なので、なかなか写真が撮れない。
ちょうど枝がかぶらない角度からなんとか撮影した。
カラスの仲間、Black-billed Magpieだ。
この後ふわふわ~っと丘のほうへ飛んで行ってしまった。
疲れた。
もう少し探したいが、体力の限界だ。
夜の撮影もあるので今日はこのくらいにしておこう。
Ptarmiganはこの辺にいるはずなので、明日はここを中心に探すことにしよう。
今日は雲ひとつない快晴なので今晩のオーロラは期待できそうだ。
ホテルへ戻り、仮眠をとった。
<撮影種一覧> 4種
<植物>
■ イワレンゲ属の1種 (Orostachys) Orostachys sp.
<哺乳類>
□ イエイヌ (Dog) Canis lupus familiaris
<鳥類>
■ Black-billed Magpie (ブラックビルドマグパイ) Pica hudsonia
■ Common Raven (ワタリガラス) Corvus corax
□・・・飼育個体
by takuyamorihisa | 2010-03-20 20:41 | Canada