010 High Park ~優良ガイド~
今日はHigh Park(ハイパーク)に行ってきた。
ルームメイトの友達が日本から来ていて、カナダの自然を見てみたいというので、大都会の真ん中にある大自然な公園、High Parkを案内することにした。
8日ぶりのHigh Park、紅葉が進んでいるかと思ったが、まだまだ1分くらいだった。
気温の低下は早いが、紅葉のスピードはゆっくり進むようだ。
まずは絶対に動物が見られるHigh Park Zooに行く。
相変わらず華のない動物園だ。反芻動物が10種類程度の小さな動物園。金網のフェンスが撮影の邪魔になるのは痛いが、このチープでフレンドリーな動物園は私のお気に入りだ。
ここで一番好きな動物といえば世界一大きなネズミの愛称でおなじみのCapybara (カピバラ)。
今日は手前のフェンスのところに座っている。
これは触るチャンス!!!
近くの棒でつんつんしてみる。
怒って逃げるかと思ったが、全然逃げない。
それを見たゲストもつんつんしてみる。
おお!
今度は首を上にそった!
とても気持ちよさそうだ。
通りがかった人も「ははは!マッサージをしてるのかい?」と一緒になって棒でつんつん。
新しいCapybara (カピバラ)の遊び方を発見してしまった。
動物園のあとは先日Great Blue Heron (オオアオサギ)を見た池に移動。
やはりいた!
同じ場所で狩りをする習性もアオサギに似ているようだ。
今日はなんと飛行中のトンボを捕まえていた。恐るべき能力。
Wood Duck (アメリカオシ)はなぜかおらず、諦めて移動。
今度はドラマの撮影に遭遇。
スタッフは少なく照明も自然光のみで撮影していたので、ローカルの3流ドラマだろう。
その撮影に気をとられて発見が遅れてしまったが、10m先にMourning Dove (ナゲキバト)を発見。
しまった。自分より先に人がいる!
行くな~!!!
逃がすな~!!!
その想いが届いたのか、逃げる前に撮影ができた。
死骸の写真は持っていたが、生きている写真は始めてだ。
あんまり嬉しそうに語るとゲストに気持ち悪がられるので、ややクールにこの感動を表現した。
そしてチョウのポイント。
Red Admiral (ヨーロッパアカタテハ)とMonarch (オオカバマダラ)が花にとまっていた。
でかいレンズで一生懸命チョウの撮影をしているおじさんに、「このチョウの名前知ってる?」と聞かれたので「American Lady。」と教えてあげたのだが、帰って写真を見るとRed Admiral (ヨーロッパアカタテハ)だった。全然違っていた。
スマンおじさん!
3時間程度の滞在だったが、その他にEastern Gray Squirrel (トウブハイイロリス)、Eastern Chipmunk (トウブシマリス)、Canada Goose (カナダガン)、コブハクチョウ (Mute Swan)、マガモ (Mallard)、Northern Cardinal (ショウジョウコウカンチョウ)、Downy Woodpecker (セジロコゲラ)、Midland Painted Turtle (フチドリニシキガメ)などを見せてあげることができた。
ゲストはこの大都会の真ん中の大自然に大満足しているようだった。
よかったよかった。
ありがとうHigh Park。
<撮影種一覧> 13種
<昆虫類>
■ Monarch (オオカバマダラ) Danaus plexippus
■ Red Admiral (ヨーロッパアカタテハ) Vanessa atalanta
<爬虫類>
■ Midland Painted Turtle (フチドリニシキガメ) Chrysemys picta marginata
<哺乳類>
■ Eastern Chipmunk (トウブシマリス) Tamias striatus
□ Fallow Deer (ダマジカ) Dama dama
□ Yak (ヤク) Bos grunniens
<鳥類>
■ Great Blue Heron (オオアオサギ) Ardea Herodias
■ マガモ (Mallard) Anas platyrhynchos
■ American Black Duck × Mallard (アメリカガモ×マガモ) Anas rubripes × Anas platyrhynchos
■ コブハクチョウ (Mute Swan) Cygnus olor
■ Mourning Dove (ナゲキバト) Zenaida macroura
■ Downy Woodpecker (セジロコゲラ) Picoides pubescens
■ Northern Cardinal (ショウジョウコウカンチョウ) Cardinalis cardinalis
□・・・飼育個体
by takuyamorihisa | 2009-10-08 23:52 | Canada